第十二話:決戦!宝探し〜フリダシに戻る〜
宝を探すが地下深くまで落ちてしまった四人に打つ手は無い!?
「さぁ!気を取り直して探検だぁ!」
相変わらず洋は元気だ。
「こんな状況じゃ探検する気失せるよ‥‥」
誠は意気消沈している。
そう、ここはどこかも分からない地下の世界。
誠を始めとする四人はどのようにしてこの試練を乗りきるのか!!
歩くこと2時間、誠は一閃の光が射し込むところを見つけた。
「あの光‥‥きっとゴールだぁ!」
誠と小杉が汗だらだらで発狂する。
「よっしゃぁみんな行こうぜ!」
四人は走った。
光の射す方へ。
そして‥‥
「ってえぇぇ!」
そこは学校‥‥ではなく駅前の商店街だった。
「なんだよ‥‥何もないじゃん‥‥」
「がっかりだよ!」
「まぁ‥‥とりあえず学校戻るか‥‥」
こうして四人はとりあえず学校に向かった。
教室に戻ると、未だに宝探しをしているせいか、ほとんど生徒がいなかった。
「んにしても、何処に宝があるんだろう‥‥」
「こういうのはまた始めから考え直した方がいい。」
「大体賞金10万ってのが話がうますぎるもんな‥‥」
結局四人は何も分からぬまま家路についた。
━━残り6日
誠が登校していると、雅が一緒に図書館へ行こうと言ったので行ってみた。
「ここに何か宝の在処のヒントが隠されてるかも知れない。」
「そんな都合よく見つかるかなぁ‥‥」
「まぁとりあえず探そうぜ!」
誠は渋々手伝った。
探してみると、学校の歴史などが記してある本などがたくさんあった。
「へぇ、この学校の図書館色々あるなぁ。」
「確かに‥‥ん?なんだこの本?」
雅は棚の一番上にあったホコリを被った本を手に取った。
そして雅はホコリを手で拭き取るとこんな題名の本だった。
『宝の地図』