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第一話:始まった高校生活

僕の名前は北出誠。


この春から高校生。


中学時代はパシりとか色々とやらされてきたけど、高校では生まれ変わってやる!って思ってたんだ。


ちなみに入学した高校は男子校の乱舞高校だ。


偏差値はあんまり高くないけど大きな時計塔があるからここに決めたんだ!


あ〜あ、明日が楽しみだなぁ。


━━入学初日教室にて


誠二は1年1組だ


机に座る誠


「‥‥‥ゴクリ」


なんでこんなにガラ悪そうな人だらけなのぉ〜!


誠から見ると四方八方で、タバコを吸うもの、酒を飲むもの、ピアスを無数に付けているもの、etc...


誠は一人ビクビクしていると、何者かが肩に手を乗せてきた。


「ねぇ君、喉渇いたから飲み物買ってきてくれないかなぁ?」


その男は大柄で金髪の『悪』の象徴的な顔をしていた。


誠はビクビクしたが、中学までの自分を捨てるために勇気を出して反抗した。


「き‥君‥‥自分の欲しいものくらい自分で買いに行きなよ。」


するとその男は突然片手で誠の胸ぐらを掴んだ。


「へぇ、お前俺様に歯向かうんだ。素直に買ってくれば済むものを。」


男はもう一方の手で誠の顔を殴ろうとした。


駄目だ、やられる!


そう思い誠が目をつぶった。


‥‥‥


しかしパンチはいっこうに来ない。


恐る恐る片目を開けてみると、そこには男の拳を片手で掴む者がいた。


「な、なんだおま‥‥」


男が言葉を言い終わる前に、その人は続けて顔面を勢いよく殴った。


「目障りなんだよ、デブが!」


男はそのパンチで気を失った。


こうして誠はようやく解放された。


「あの‥‥ありがとうございます。」


「俺はお前を助けたわけじゃねぇ、気に食わねぇやつがいたから殴っただけだ。」


誠は内心恐いと思ったが、勇気を出して言った。


「あのぉ、名前は‥‥」


「帰る!」


「へっ?」


「こんな学校にいてもなんも得るもんわねぇよ。」


鞄を持ちとっとと教室を出ていった。


そしてその時誠は確かに鞄に名前が書いてあるのを見た。


「結城雅‥‥かぁ、仲良くなりたいなぁ‥‥」


こうしと誠の高校生活は幕を開けた。


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