エピローグ
理想の中に自分を見つけ生きていた僕に現実で生きることはできるのだろうか?
こんなことで生きていけるのだろうか?
大人は、人生辛いことばかりではないと言うけどそれはその大人がそうだっただけで僕はそうじゃない。みんなが、そうだからって僕がそうだってことにはならない。だって人ってそれぞれ価値観って違うものだろ?
人は醜い。だから、僕は人じゃないものになろうとした。世界を変えたかった。
神なんて大そうなものになろうと思ったわけじゃない。
だって僕には力がない。何もできない平凡な学生なのだから。
でも、そんな僕にも何かできるんじゃないかって思ったんだ。
だって昔から親には、お前はやればできるんだ!って言われてたんだからいつか本気をだして周りを見返してやろうと思ってた。
みんなたまに思わないか?世の中理不尽だって。
だいたいの奴が周りの大人に「社会にでたらこれが普通だ」とか言われて納得してしまうけど僕はこれを素直に受け入れることができなかった。
だってそうだろ?間違えたことを言っていないのに怒られる。何もしていないのに謝らなければいけない。これって間違えてるだろ?
そんな時にあいつが来た。あいつのおかげで本当に世界を変えれるかもって思った。
それがあいつと僕の出会い。