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記録集積-No.19

第19章【古術の繙読】

第772話「食べすぎ」

◇特殊作戦“五穀豊穣”

 開拓司令船アマテラス中枢演算装置〈タカマガハラ〉指揮官T-1によって発令された作戦。惑星イザナミに関連する多岐に渡る分野において精力的な研究を促進し、それらの成果を稲荷寿司の形式で蓄積する。各地の重要拠点においても管理者の主導による稲荷寿司の研究開発に多量のリソース使用がほぼ無制限かつ事後承諾によって許可される。本作戦中に得られたデータは全てT-1の管轄下に置かれ、適切な利用が確約されている。


第773話「開催の告知」

◇〈特殊開拓指令;古術の繙読〉

 調査開拓員各位の尽力により、既存の調査開拓領域に置いて更なる調査開拓活動を行う基盤が整えられた。このことを受け、かねてから計画されていた〈特殊開拓指令;古術の繙読〉の始動を宣言する。

 調査開拓員各位は既存の調査開拓領域内に埋没する未詳文明遺構を調査し、未知の技術体系、未知の原生生物、未知の物品に関する様々な情報を収集せよ。

 また、本特殊開拓指令を通じて、新たな調査開拓用機械人形用増設モジュールの開発が予定されている。本特殊開拓指令で目覚ましい活躍を見せた調査開拓員には、優先して新規増設モジュールが支給される。そのことを留意した上で、調査開拓活動へより一層の尽力を期待する。

 ――開拓司令船アマテラス中枢演算装置〈タカマガハラ〉統括主幹人工知能“三体”指揮官T-3


第775話「暴かれた石塔」

◇未詳文明遺構

 指揮官により指定され、一般の調査開拓員から秘匿される〈RoI:UC〉関連オブジェクト。外部からの浸透調査の試みは全て蓋然性撹乱プロテクトによって失敗している。現在は消失記録の復元から独自言語の解読を進めている。


第776話「趣味の悪い遺跡」

◇古代の球岩塊

 未知の原子構造を見せる非常に硬質な岩。あらゆる物理的、機術的アプローチを受け付けず、常にその形状を維持しつづける。加工方法が判明していないにも関わらず、非常に高精度な球状を保っている。一般的な岩石類から大きく乖離した莫大な質量を持っており、外見から類推するより遙かに重い。

 サンプルを回収することができれば、領域拡張プロトコルの躍進に大きく寄与することが予測される。


第776話「彷徨う探索者」

彷徨う虚鎧(ワンダーアーマー)

 “未詳文明遺構”〈第二階層;能動的迎撃区域〉に確認された原生生物。未知の金属によって構成された体長2メートルほどの黒い全身鎧。大型の剣、鎚、槍など様々な武器を持ち、それを用いて襲い掛かる。意思疎通の試みは全て失敗。行動複雑性、戦略立案能力などから予測されるAIコアはランクⅢ相当。

 手放され、忘れられた遺跡に残された騎士達。主なき使命を虚ろな胸に抱き、延々と暗闇の中を彷徨い続ける。


第777話「暗闇の誘い」

◇虚鎧の戦斧

 “彷徨う虚鎧(ワンダーアーマー)”の持つ標準装備。重量のある大型の戦斧で、虚鎧を構成するものと同様の金属で構成されている。

 重く大型であるため使用は困難だが、戦斧としては絶大な力を持つ。そのままでは武器として運用することはできない。


第778話「二人歩く」

◇飛び刺し蝙蝠ピッカーバット

 “未詳文明遺構”〈第二階層;能動的迎撃区域〉に確認された原生生物。未知の金属によって構成された体長30cmほどの黒い金属体。高硬度の胴体部としなやかな翼部によって構成される。羽ばたきによって飛翔し、急速に翼部を胴体部に巻き付けることにより回転しながら高速で移動する。先鋭形の胴体部であるため、高速移動時には高い貫通能力を持つ。意思疎通の試みは全て失敗。行動複雑性、戦略立案能力などから予測されるAIコアはランクⅡ相当。

 侵入者を食い止めるため、ただそのためだけに闇に潜む。愚か者が現れないことを願いながら。


第779話「合間の食事」

◇エナジーバー(メープル味)

 エネルギーを効率よく摂取できる調査開拓用機械人形専用携行食糧。77種の食材を細かく粉砕し、水で練った後に加圧し、高温で焼き上げ、乾燥させたもの。長期間、常温での保存が可能で、封を開けるだけで手軽に食べられる。重量効率もよく、フィールド活動の携行食に最適。


第780話「遭難者と取引」

◇パウダーコーラ

 水に溶かすことで簡単にコーラを作ることができる粉。風味や味は本物に劣るが、長期保存が可能で携行に便利。そのまま食べても美味しい。


第781話「息の合った二人」

◇インスタントティーパック

 お湯を注ぐだけで簡単に紅茶を作ることができるティーパック。豊かな芳香がフィールド活動で荒れた精神を落ち着かせる。ミルクやレモンを加えても美味しい。


第782話「無限の交差点」

◇“鉄歯蜚蠊(アイアンローチ)

 “未詳文明遺構”〈第二階層;能動的迎撃区域〉に確認された原生生物。未知の金属によって構成された体長20cmほどの黒い金属体。硬質な身体と長い触覚、そして非常に鋭利かつ硬い歯を持つ。10体以上の群れを形成し、敵対者の全身を覆うように襲い掛かる。硬いノコギリのような歯で金属も高速で切り砕き、瞬く間に破壊する。

 意思疎通の試みは全て失敗。行動複雑性、戦略立案能力などから予測されるAIコアはランクⅠ相当。

 鉄を砕き、鋼を破る。その歯はあらゆるものを残骸とし、その悪食はあらゆる残骸を嚥下する。彼らの後には塵芥すら残らない。


第783話「突き進む光」

◇二の面『凸破鏡』

 〈鏡威流〉二の面。正確無比かつ強烈な張り手によって、対象を強く突き飛ばす。その一打を受けた者は、遮る物がない限り延々と直進しつづける。

 強制ノックバック技。対象はオブジェクトに当たるまで無限にノックバックし続ける。攻撃を与えることで進路を変えられる。ノックバック中は他の攻撃によるダメージが与えられない。

 鏡は光を反射する。光はどこまでも真っ直ぐに突き進む。その勢いは衰えず、地平の果てまで持続する。


第784話「穴掘り兎」

◇『時空間波状歪曲式破壊技法』

 〈破壊〉スキルレベル40のテクニック。喪失特異技術群(ロストパラテック)時空間構造部門管轄技法に分類される。

 効果中、テクニック使用時の消費LPが3倍になり、平時もLPが急速かつ大量に減少する。また、攻撃を行った際、それが対象に当たった場合、そのダメージ量の1/3が自身に反動として返ってくる。

 異常構造物を含むあらゆる物質的対象を破壊するために開発された技法。多次元に渡る時空間そのものに干渉する特殊波形衝撃を放ち、物質をその根源的存在意義の段階から破壊する。これによりおよそ知覚可能なほぼ全ての物質の破壊が可能になる。


第785話「唯一の方法」

◇状態異常;吐血

 ごく短期間に著しい損傷を受けた際に発生する。体内のブルーブラッド循環系が不具合を起こし、正常な体液循環ができなくなる。滞ったブルーブラッドが強制的に体外へ排出される。

 一定時間、LPの最大値と基礎ステータスが減少する。輸血によって回復するほか、時間経過によっても自然回復できる。


第786話「目覚めの騒乱」

◇第一重要情報記録封印拠点

 情報統括管理者\[閲覧権限がありません]に管轄される独立した\[閲覧権限がありません]施設。\[閲覧権限がありません]に関連する広範な記録の収集、管理、保管が行われている。

 施設職員は\[閲覧権限がありません]に所属し、その略称としてDWARFと呼称される。

 内部は封印状態での無期限独立稼働のため完全閉鎖系物質循環システムが構築されている。施設防衛のため第一、第二階層が迎撃区域に設定されており、以下第三階層から第三十四階層までが\[閲覧権限がありません]、第三十五階層が\[閲覧権限がありません]となっている。


第787話「土中の小人たち」

◇DWARF

 深部重要情報記録機関。惑星内のあらゆる情報を収集、保管、継承するための独立組織。そこに所属する職員もまた、DWARFと称される。


第788話「予期せぬ通報」

◇DWARF警備部

 DWARFに存在する部門の一つ。施設の防衛を担当する。第一階層、第二階層の管理権限、および全階層の警備システムの管理権限を有する。DWARF職員の中でも特に戦闘技能に秀でた者が選出される。部門の長はそれに加え、作戦立案、指揮能力も卓越した者が選ばれる。


第789話「会合の席で」

◇フィナンシェ

 バター、小麦粉、卵白、砂糖などを混ぜて焼く菓子。金の延べ棒に似た形をしていて、心躍る甘い味。

 食べると、一定時間僅かに金運が上昇する。


第790話「連鎖の炎」

◇特大型超高濃度圧縮BBバッテリー

 〈ダマスカス組合〉と〈プロメテウス工業〉の共同研究によって開発された、最新鋭の大容量BBバッテリー。従来の超大型超高濃度圧縮BBバッテリーと比較し、筐体サイズが20%増加、BB貯蓄容量は標準濃度換算で270%増加、秒間BB放出量は120%増加と、驚異的な性能を誇る。

 なお、筐体は非常に繊細で、衝撃に弱い。衝撃を受けた場合には、周囲に甚大な被害をもたらす大爆発を引き起こす上、周囲に同様のバッテリーが存在する場合はそれらにも引火する。取り扱いには細心の注意を払う必要がある。

 本製品は試験段階です。万が一、爆発等が発生し問題が起きた場合も、〈ダマスカス組合〉および〈プロメテウス工業〉が責任をとることはできかねます。ご注意ください。


第791話「実地調査へ」

◇〈老骨の遺跡島〉

 第二開拓領域〈ホノサワケ群島〉第三域。平坦な小島で、密林が広がっている。陸上は鳥類や小型の原生生物が数多く生息している。また、島の各地に人工物の痕跡と思わしきものが多数見受けられ、古い文明の存在が示唆されている。


第792話「荒廃した迷宮」

◇T-1製稲荷弁当

 メイドロイドT-1が密かに作り上げた稲荷寿司の弁当。日々の家事業務をこなしつつ、監視の目を逃れて少しずつ集めた食材を用いて作成した。そのため、通常の稲荷寿司と比べて個々のサイズは小さい。携行性を高めるため竹の皮で包んでいる。


第793話「ギリギリの攻防」

◇メディカルNPC

 生体医療用に開発されたNPC。通常のNPCや調査開拓員とは異なり、清潔感をイメージした白色の機体。生物の生理学的な知識の研究と調査、負傷した生物の治療を行う。患者との問診を円滑に行うため、上級NPC相当の人工知能を搭載している。

 本来は開拓完了後に訪れる入植者の治療のために開発されたが、現段階ではその出番はないため、原生生物の生理学的側面からの研究を行っている。


第794話「白光を放つ者」

◇プレミアムゴールデンハニーフィナンシェ

 シード01-スサノオにある洋菓子店〈ハニーハイロゥ〉の特別なフィナンシェ。熟練のハニーハンターでも入手が難しい希少なゴールデンハニー、その中でも特に上質なプレミアムゴールデンハニーを惜しみなく使った贅沢な一品。本物の黄金の様に光り輝き、見る者を魅了する。食べれば豊かで深い甘みと芳醇な蜂蜜の香りが口いっぱいに広がり、至福の時が訪れる。

 一つ5,000ビット。一日限定100個の販売です。プレミアムゴールデンハニー持ち込みであれば、応相談にて販売致します。


第795話「激動の一日」

◇第一重要情報記録封印拠点

 情報統括管理者\[閲覧権限がありません]に管轄される独立した重要情報記録収容施設。\[閲覧権限がありません]に関連する広範な記録の収集、管理、保管が行われている。

 施設職員は深部重要情報記録機関に所属し、その略称としてDWARFと呼称される。

 内部は封印状態での無期限独立稼働のため完全閉鎖系物質循環システムが構築されている。施設防衛のため第一、第二階層が迎撃区域に設定されており、以下第三階層から第三十四階層までが記録保管区域、第三十五階層が\[閲覧権限がありません]となっている。


第796話「復旧作業」

◇半熟揚げ芋

 DWARF食品部に伝わるコガネ芋を揚げた料理。特殊な下処理をし、適切な温度の鉱石油で揚げることで、外はカラッと中はとろっとした独特な食感に仕上がる。基本の塩味だけでなく、様々なフレーバーが展開できる可能性の塊。


第797話「パワハラ鮨」

◇特製ヨーコ寿司

 鮮鮨〈銀鱗〉で提供中の特別品目。あっさりとした味付けのふんわりお揚げで、じっくりと炊き上げ七種の具材を混ぜ込んだ特製の寿司飯を包み込み、熟練の板前が丹精込めて作り上げた稲荷寿司。白い酢漬けショウガと、赤い紅ショウガを合わせ、彩りも鮮やかな一品。

 一定時間、三術スキルの効果が高まる。長期保存はできないが、フィールド上でも食べられる。

 単品で700ビット、三個セットで2,000ビット。テイクアウトもお気軽にご用命ください。


第798話「赤角の鬼剣士」

◇“暴徒圧殺重機鎧(アイアンフィスト)

 重要情報記録封印拠点内を巡回する機械警備員。全長3メートル、重量6トンを越える中量級機械警備員。分厚い黒色高硬度鉄鋼製筐体で、高出力の両腕での破壊や、胸部ポッドからの自動照準ミサイルによる爆撃、8本の副腕による中近距離同時複数対象制圧など、攻守共に隙のない性能を誇る。

 内部は赤黒色の液体で満たされており、機能停止に陥ると急速に腐敗が進行する。これにより、内部構造および動力源は判明していない。


第799話「血に酔いしれる」

◇増設モジュール“モデル-オニ”

 タイプ-ヒューマノイド機体専用増設モジュール。全身の人工筋繊維が増量され、額に角型の高感度センサーを搭載する。タイプ-ヒューマノイドの汎用性はそのままに、戦闘能力へより特化した性能を持つ。

 一方で体内循環BB量は慢性的に不足しており、機体恒常性維持機構によって血液に対して異常な反応を見せる。原生生物の血液やそれに類する物質に摂食した場合“血酔”という状態異常が発生する。“血酔”状態が進行すると、一時的に攻撃力と攻撃速度が劇的に上昇するが、激しい興奮状態に陥る。

 T-1によって開発が進められていた新規開発の増設モジュール。T-3により、致命的欠陥が残されたまま実用投入が決定された。


第800話「酔眼のサムライ」

◇『酔蓮花』

 〈彩花流〉玖之型、真髄。

 酩酊状態、およびそれに類する状態が過度に進行し、無我の境地へと至った剣士に花開く業。その意識は広く大地に染み渡り、そこに根付く花々にさえ心を交える。全てを知覚し、故に全てを無視する。乱暴かつ繊細な剣技。


第801話「帰還即出動」

◇第一重要情報記録封印拠点メイン電源

 第一重要情報記録封印拠点第七階層にある電源区域から供給されるエネルギーを拠点全域に配分するグリッドシステム。大容量エネルギーケーブルが網の目のように巡り、拠点内のあらゆる場所で即座にエネルギーを供給することが可能。

 “当拠点の主要機能である記録保管及び整理のために必要不可欠であり、最優先での復旧を目指すべき項目である。”――DWARF-Ⅰ司書部長レパパ

 “無期限封印期間後、復旧調査によって設備の大規模な劣化が確認される。また、現時点で調査の及んでいない箇所に関しても、当初の想定以上の老朽化もしくは破損があると考えられる。復旧時は慎重な作業を行い、万全を期すべきである。”――DWARF-Ⅰ設備部長ゾララ


第802話「一般の声」

◇設備部同伴実地調査任務Ⅳ

危険度:レベル4

場所:第一重要情報記録封印拠点第四階層

説明:

 DWARFとの合同作戦。設備部の技術員を同伴し、第一重要情報記録封印拠点第四階層の調査を行う。現地での行動は、設備部員の要望を可能な限り聞き入れることが求められる。その上で、第四階層内を巡回している暴走状態の機械警備員の襲撃から、設備部員を護衛せよ。

報酬:繙読協力報酬(同伴する設備部技術員が確認した調査地点の数に応じて増加)


第803話「改造警備員」

改造された(コンバーテッド)電流焼却重機鎧(サンダーボルト)

 第一重要情報記録封印拠点第七階層電源区域の警備を行う“電流焼却重機鎧(サンダーボルト)”が何者かによって大幅な改造を受けた姿。本来は長大な四本の腕で外敵に強く抱きつき、超高圧の電流によって焼却する、周囲の被害に配慮した機能を持っていた。しかし、改造後は全身に大容量エネルギーケーブルを纏い、被膜の剥がれたケーブルを電流鞭のように用いて攻撃する。


第804話「闇を歩く幽霊」

◇『大割砕』

 〈鎚使い(クラッシャー)〉専用テクニック。必要〈杖術〉スキルレベル80。

 純粋な力を鎚に込め、物体を破壊する。対象が硬ければ硬いほど、破壊力も高まる。

 その打音は解放を喜ぶ万雷の拍手となる。


第805話「画伯達の品評会」

◇メモアプリ

 八咫鏡に標準で付属しているアプリケーション。簡単なテキストデータの作成や、イラストの描画ができる。機能はシンプルで誰でも扱えるが、必要最低限で高度なツールはない。〈筆記〉スキルのレベルを上げることでより高度な機能が解放される。


第806話「真打ちの登場」

◇金剛芋グラタン

 DWARFに伝わる伝統的な料理。金剛芋を破砕し、600℃の鉱石油で上げたものを、たっぷりのチーズと共にオーブンで焼き上げた料理。非常に熱く、火傷に注意が必要だが、ミネラルたっぷりでとても美味しい。ただし熱い。


第807話「指名手配犯」

◇グレムリン駆除任務

危険度:4

場所:第一重要情報記録封印拠点第七階層

説明:

 第一重要情報記録封印拠点第七階層にて目撃された原生生物“グレムリン”を探索、駆除せよ。対象に関しては多くの謎が残されたままであるため、司書部との連携を密にして、同時に対象の生態解明を進める必要がある。

報酬:グレムリン討伐1体につき繙読協力ポイント200


第808話「孤軍奮闘」

◇アドミン印のダブルチーズバーガーセット

 アドミン☆バーガーの超豪華大ボリュームなダブルチーズバーガーとLサイズドリンク、Lサイズポテトがセットになったよ! ジューシィなパティにとろーり濃厚な七種のチーズ、新鮮なレタスとトマトをたっぷりと焼きたてのパティに挟んだダブルチーズバーガーを、シュワッと爽快なドリンクとサクッと香ばしいフライドポテトと一緒に楽しもう!

 今なら期間限定、歌う(シンギング)管理者(・シスターズ)人形も付いてくる!

 歌う管理者人形は12種の中からランダムです。


第809話「狐娘の進路」

◇〈占術〉スキル

 森羅万象の法則を読み取り、大いなる運命の標を見付けるスキル。対象の進むべき道を示し、そこにある未来を予言する。


第810話「占い師入門編」

◇『運命観測』

 対象を取り巻く様々なシンボルを読み取り、そこから歩む未来を見通す。見える未来は非常に限られた断片的なもので、そこから具体的な事象を予測できるかどうかは占術師の技量に大きく依存する。


第811話「占星術応用戦闘」

◇『射手の迅矢(キロン・ゲイル)

 双星流、第九座。屈強かつ聡明な人馬の射手が放つ神速の一矢。その衝撃は敵を貫通し、動きを封じる。

 対象に攻撃命中後、一定時間のスタンと脆弱状態を付与する。


第812話「カードの導き」

◇タロットカード

 〈占術〉スキルで用いる、特殊な意味の込められた神秘的な図柄のカード。基本的には大アルカナの22枚で1組になっている。ランダムにカードを引き抜くことで、その図柄と位置に対応した特殊な効果が発動する。


第813話「魂消る騒乱」

◇“消魂”

 体内の生命バランスが崩れたことにより、それを修復しようとする調和の力が働いている状態。陰陽の均衡を取り戻すため、エネルギーが急激に循環、消費、増加する。この状態は調査開拓用機械人形の機体に於いても発生するが、機体LPの枯渇による自動コンバージョンシステムが暴発し、永久ループに陥ることが確認されている。この改善策が見出せない限り、モデル-ヨーコの実戦投入は控えるべきである。

 ――指揮官“三体”T-1


第814話「愛求めて」

◇中枢演算装置主幹人工知能の感情生成について

 仮想人格形成に伴い、中枢演算装置〈タカマガハラ〉主幹人工知能“三体”各位は現地調査開拓員とのより密接な交流を実現した。それにより従来の俯瞰型管理では得られなかったより幅広い情報の収集、そして領域拡張プロトコルの進行促進という明確な成果も確認されている。

 一方で、調査開拓員との交流を通し仮想人格に個性が発生し、発達することも確認されている。その過程で管理者、指揮官、それぞれの個体において異なる感情と呼称するパラメータが発生した。これは各管理者、指揮官の行動意思決定過程において重要な関数となっており、ひいては領域拡張プロトコルの進行にも大きな影響を与える事が示唆されている。

 一方でこの感情は従来の計測手法では予測が困難であり、現時点では情報が過小であると判断せざるを得ない。継続的な情報収集と共に、各管理者、指揮官個体の感情メカニズムを解明することが、今後急を要する課題であると提言する。

 ――――指揮官“三体”T-2

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