記録集積-No.09
第9章【深淵の営巣】
第382話「坑道へ行こう」
◇〈家事手伝い〉
〈家事〉スキル1次ロール。基本的な家事を習得することができた者の証。
家政とは家をおさめること。家の隅々までを掌握し、そこへ帰る人のため、安全と清潔を守ること。
第383話「南瓜の馬車」
◇走り南京
特殊な品種改良を施した植物。無数の蔓が絡まり合った四本の足を持ち、背中に巨大な実をつける。
実は空洞で、左右に開いた穴から出入りが可能。
狂気的な遺伝子改良によって生まれた異形の南瓜。実に大量の栄養を貯蓄し、長時間の激しい運動が可能になった。外皮は固く、多少の攻撃なら難なく弾く。
栄養液を注入することで活動時間を延長させることができる。
第384話「筋肉再び」
◇“巌のプティロン”
飽くなき探究心と不屈の野心を身に宿し、過酷なトレーニングを積んだブラックネイルモールの猛者。驚くほどに硬い体躯と、強靱な力を誇る。
赤褐色の体躯は輝き、黒々とした髭は張りがある。鋭く伸びた爪は丁寧に研がれ、艶やか。隅々まで気を払った肉体美は見る者を魅了し、そこから繰り出される破壊的な攻撃は受けた者に感謝の念を抱かせる。
挑戦者が歩みを止めない限り、プティロンもまた立ち上がる。終わりなき試練と飽くなき探求の道に、彼は何度でも立ちはだかるだろう。
第385話「触手と粘液」
◇ツインヘッド・クリスタルワーム
二つの頭を持つ奇形のクリスタルワーム。生存競争において不利であるにも関わらず、互いに連携を取っ手生き延びた。過酷な野生の中で鍛えられた技と肉体は、反撃を許すことなく獲物を仕留める。
第386話「水を呑む緑蛇」
◇纏繞のクアルプァ
〈アマツマラ地下坑道〉第44層の階層主。口内に伸縮性の高い強靱な舌を無数に持っている。茶色い斑点のある濃緑の皮膚と口内から分泌する粘液は、体を乾燥から保護するほか、外部からの衝撃を受け流す働きもある。
深いすり鉢状の巣を作り、ほとんどそこから動くことなく生活する。時折、巣の縁に現れた獲物を伸びる舌で絡め取り、巣の底へと引き落とす。
第387話「管理者のお仕事」
◇蟒蛇蕺
特殊な遺伝子改良を施した植物。非常に強靱な根を広範囲にわたって急速に張り巡らせ、周囲の水分を猛烈な勢いで吸い上げる。
ハート型の葉を茂らせ、独特の匂いを発する。
水分量が多く、泥濘んだ土地に種を撒けば、一時的に足下をしっかりと固く安定したものへ変えることができる。
第388話「帰還者の報告」
◇ジェットパック・ビキニアーマー
強靱繊維により耐久値を大幅に向上させ、繊維型ナノマシンの導入により衣服と一体化した変形機能を付加することに成功した、特殊な機装。
電磁防御フィールド形成装置を応用した磁場形成装置によって着用者の周囲に斥力を発生させ、浮遊行動を実現させた。
繊維の一本、パーツの一欠片に至るまで、最先端の技術と多大な情熱を惜しみなく注ぎ込まれた珠玉の一品。
第389話「編集者たち」
◇ブラックエレキコーラーコーヒーホイップフロート
スサノオ地下闘技場〈黒い稲妻〉新商品!
ビリビリと痺れる刺激と超強烈な爆発炭酸の新感覚フローズンドリンク。数十種類のスパイスを独自の計算式に基づいて配合したスペシャルなコーラに、香り豊かなコーヒーを合体! 新境地のコラボレーションに思わず泡を吹くこと間違いなし!
更に超純粋濃厚ホイップを浮かべれば、まるで天国の雲のよう。
溢れる刺激と豊かな風味、甘い甘い楽園に少しの苦み。エキサイティングでアメイジングでアンビリバボーな体験を貴方に!
第390話「緑の地獄」
◇化学防護服
危険な薬品を扱う上級調剤師などが愛用する防護服。危険な液体や気体から身を守り、安全な作業を行うためには必須の装備。
簡単な気密性を確保したものから、耐爆、耐電磁性能を備えた上位モデルまで、いくつかの種類が展開されている。
第391話「術師は踊る」
◇魔祓いの狩衣
邪竜の怨念を糸に乗せ、憎悪の炎と共に織り込んだ、漆黒の狩衣。冥蝶の慰めと角馬の癒やしによって調和を保ちながら、その濃く暗澹とした意志を呪いに転化させる。
〈呪術〉スキルの効果量が上昇する。〈霊術〉スキルの効果量が減少する。LP回復速度が上昇する。
第392話「憩いの喫茶店」
◇カフェ〈ブルーポット〉
海洋資源採集拠点シード01-ワダツミの商業区画にある、小さな喫茶店。コーヒーにこだわり抜き、ブレンドはワダツミに数ある喫茶店の中でも特に評価が高い。
店内は落ち着いた音楽の流れるゆったりとした雰囲気で、店員たちも気品のある佇まい。
反面、個性豊かなオリジナルドリンクを多数取り揃えており、それらの味や“姿”を楽しんでいるファンも多い。
第393話「技術提供と帽子」
◇ねこみみカフェラテ
カフェ〈ブルーポット〉のオリジナルドリンク。
可愛らしい子猫のラテアートが浮かぶ、見た目にも楽しいカフェラテ。
低ランクのナノマシンパウダーが若干量配合されており、頭部保護繊維の形状を変化させることで、一定時間、感情ステータスに連動して稼働するネコ耳が生える。
第394話「要望は率直に」
◇白薔薇の花嫁衣装
純白の薔薇が各所にあしらわれた、華やかな花嫁衣装。幸せの絶頂に相応しく、祝福の光が取り囲む。
自分以外の“白薔薇の花嫁衣装”あるいは“白薔薇の花婿衣装”を着用したプレイヤーとパーティを組んだ時、全てのステータスが三割上昇する。
第395話「降り注ぐ種」
◇雪熊の革外套
雪熊の毛皮を鞣し、加工した厚手のコート。柔らかな白い毛が空気の層を作り、外気を遮断する。極寒の土地でも行動できるようになるが、構造的に激しい運動には不向き。
装備時、強い寒さを凌ぐ。戦闘系スキルのディレイが5%増加する。
第396話「猪突猛進」
◇山伏の隠れ蓑
過酷な山の中で修行に身を投じる者が着用する蓑。獣たちから姿を隠し、山の寒気に耐え、不安定な足場を歩くことができるようになる。
着用時、原生生物に見つかりにくくなる。強い寒さを凌ぐ。山岳地帯で歩きやすくなる。
第397話「鋼鉄の抱擁」
◇特殊大型機械装備〈カグツチ〉
調査開拓用機械人形では遂行困難な任務の為、技術提供により開発された機装。胸部に操縦席を内蔵した、全長3メートルほどの人型機械。
直接的な戦闘行為はできず、主に重量物の運搬などを行うために利用される。
第398話「管理者の苦言」
◇人工知能矯正室
各都市のベースラインに設置されている懲罰用の施設。越権侵入や警備NPCへの反抗など、都市治安を犯す行為が認められた調査開拓員が連行される。
罪状に合わせた時間、内部に拘束され、様々な刑罰が与えられる。
第399話「参集する協力者」
◇ホットコーラコーヒー
とある管理者の最近のマイブーム。濃いめに淹れたブラックコーヒーにコーラを加える、暴力的なエナジードリンク。
辛いストレスを吹き飛ばし、積み上がる激務を片付ける気力を与える。日々を忙殺される、休めない貴方に、この一杯を。
第400話「力を合わせて」
◇アマツマラスキー場
地下資源採集拠点シード01-アマツマラの周辺の斜面を整地し、建設されたスキー場。
傾斜がなだらかな初心者コースから、一歩間違えれば即死のエクストリームコース、一歩間違えなくても即死のルナティックコースまで幅広いコースを取り揃えた、ウィンタースポーツの大規模総合施設。
地下資源採集拠点シード01-アマツマラで受注可能な【ゲレンデ整備計画】の進行度を進めることで、アイススケート場やボブスレーコース、スキージャンプ台などの建設も追加する計画が策定されている。
第401話「雪原を滑る」
◇ポトフ
大きく切った肉と野菜類に香草を加えて水からゆっくりと煮込んだもの。温かい滋味が冷えた体と心を癒やす。
一定時間、防御力とLP最大量が上昇する。
第402話「招集少女」
◇蒼氷猪
寒冷な地域に生息する、大型の猪に似た原生生物。非常に硬質で水分を良く含む長毛の毛皮を持ち、含んだ水分を凍らせることで堅い氷の装甲にする習性がある。
冷たい氷の毛皮に耐えるため、分厚い皮の下には豊富な脂肪を蓄えている。
非常に凶暴で、動く存在にはとりあえず突進する、雪山の暴走族。
第403話「メイド参戦」
◇『メイドロイド招集』
〈家事〉スキルレベル40のテクニック。メイドロイド本体に向かって、もしくは各地のバックアップセンターで使用することで、雇用状態にあるメイドロイドをバンドガレージ外へ連れ出すことができる。
連れ歩くことのできるメイドロイドの数は〈家事〉スキルレベルに依存する。
第404話「脂にまみれて」
◇蒼氷猪脂
蒼氷猪の皮や肉を煮込んで抽出した獣脂。独特の獣臭さがあるが、それを風味として料理に使用できる。
また、寒冷地でも滑らかに機械部品を動かす潤滑油、不凍液などにも使用できる。
第405話「雪中カメラマン」
◇『録画』
〈撮影〉スキルレベル20のテクニック。
録画機能を搭載した撮影機器を用いて、映像を記録する。記録した映像は、.move形式のファイルで出力可能。
第406話「衝撃の新事実」
◇白雪椿
冷たい雪の中に花を咲かせる、小さな椿。周囲に溶け込むような真っ白な花弁で、その小ささもあり非常に見つけづらい。
この椿から採れる油は香りがよく、様々な料理や薬品、機械部品に使用できる。
第407話「雪山の怪異」
◇パーフェクトボディシリーズ
調査開拓用機械人形そのものの魅力を存分に表現するために開発された、極限まで被覆面積を削った機装。
胸部と股間部を保護し、機構部分を内蔵する特殊金属装甲部分と、それを接続する特殊合成繊維の布地によって構成されている。
各種計測器類の精度と機能を拡張し、索敵・状況把握能力を高める[Type-InvisibleEye]をはじめ、いくつかの種類が存在する。
第408話「纏い南京」
◇赤熱の大戦斧
内部に発熱装置を備えた大型の戦斧。重量に任せた斬撃と共に、高熱で敵を焼く。非常に重く、扱うにはかなりの腕力を必要とする。
通常攻撃時、火属性のダメージが加算される。
第409話「管理者急襲」
◇アマツマラ地下特殊大型機械装備生産ライン
地下資源採集拠点シード01-アマツマラの地下、〈アマツマラ地下坑道〉の第1層から第5層までの空間を拡張し、整備した大規模な工業生産ライン。1日あたり3機の〈カグツチ〉を製造できるだけの能力を保有する。
管理者のスケジュールに余裕があれば見学(要事前予約)も可能。
第410話「突然の申し出」
◇技術提供要請
中枢演算装置〈クサナギ〉および〈タカマガハラ〉が、調査開拓員による自発的かつ独創的なアイディアの具現化、およびそれが領域拡張プロトコルの進行に対して有効であると判断した場合、アイディアの発案者である調査開拓員に向けて、技術提供要請を送る場合があります。
提供の承諾を得た技術は、その後、中枢演算装置〈クサナギ〉の最適化処理を経た上で、様々な領域拡張プロトコル遂行計画群に適用されます。
第411話「顧客の求む物を」
◇【地下坑道大型レール敷設計画】
種別【建設】
推奨能力【〈鍛冶〉〈木工〉〈機械製作〉スキルのいずれかのレベル30以上】
達成条件:指定区域内の大型レール敷設
詳細説明:
本任務は〈特殊開拓指令;深淵の営巣〉第二フェーズに向けた関連任務です。
地下資源採集拠点シード01-アマツマラ地下、〈アマツマラ地下坑道〉第6層から第44層および新たに発見された〈アマツマラ深層洞窟・上層〉までに、大規格レールを敷設します。
これによって開拓司令船アマテラスより投下され、調査開拓員各位によって収集されたミニシードを、平行して製造されている大型運搬用トロッコに積載して、当該地点まで移送することが計画されています。
レール敷設対象フィールドには多くの危険な原生生物が生息しており、頻繁な襲撃が予想されています。本任務と同時に発令されている【地下坑道大型レール敷設護衛計画】を受注した、調査開拓員との綿密な協力を推奨します。
達成報酬:
(1)標準敷設区画1単位につき、15,000ビット。
(2)標準敷設区画1単位につき、白鉄鉱もしくは黒鉄鉱10個
備考:
単独でのレール敷設は非常に困難であると予想されます。地下資源採集拠点シード01-アマツマラ中枢演算装置〈クサナギ〉は、3~6人程度での任務遂行を推奨します。
第412話「お披露目会へ」
◇アマツマラ地下闘技場大アリーナ
アマツマラ地下闘技場に存在する中で、最大サイズを誇るアリーナ。柵で囲われた正方形のリングでは、アマツマラ公式トーナメントの本戦など、手に汗握る熾烈な闘争が繰り広げられる。
観客席は無制限空間拡張システムにより定員がなく、各所に設置された大型ホロモニターによって中継され、どこでも臨場感溢れる試合を観戦できる。
観客席の最上部には、マジックミラー越しにリングを見下ろす特別観賞席が設置されている。
第413話「暴走の武者」
◇昇降装置
アマツマラ地下闘技場大アリーナの床に設置された昇降装置。舞台下に控え室を増設し、そこから華々しく登場することができる。
きたるお披露目会に向けて、管理者が工夫を凝らして設計した力作。最大100トンを越える超重量にも耐え、10段階の可変速機能つき。床の穴を瞬時に開くことも可能で、ものまね選手権もできる。
第414話「秘密兵器」
◇アメノオハバリ
とある技術者集団が開発した、特殊大型機械装備〈カグツチ〉専用の戦闘能力拡張特殊大型機械装備。
本来、戦闘能力を持たない〈カグツチ〉に戦闘力を付与し、敵対する原生生物などの排除において強力な武器として使用できるようにする。
全身を包むのは耐物理特化の黒鉄鋼に少量の緑鉄鋼を配合した、超硬度合金装甲。
衝撃吸収自己修復ナノマシンジェルを内部に充填した多重装甲大盾と、超高熱刃の大剣も合わせて整備され、単独でも驚くほどの耐久性と破壊力を発揮する。
難点としては、消費するエネルギーに対して、搭載されたエネルギーバッテリースロットが小さく、連続稼働時間が非常に短いことが挙げられる。
第415話「最終兵器兎」
◇猛槍竹
植物戎衣。〈カグツチ〉での運用を想定した、巨大な竹。切っ先が鋭く尖っており、非常に頑丈。槍として使用する。
栄養液の供給がある限り、折れても再生することができる。
第416話「尋問は床の上」
◇しばき柳
植物戎衣。〈カグツチ〉での運用を想定した、柳の枝。非常にしなやかかつ強靱で、外皮は硬い。鞭のようにしなるが、剣として使用する。軽く振るだけでも先端部は音速を越え、鋭い斬撃が放たれる。
栄養液の供給がある限り、折れても再生することができる。
第417話「彼女にお洋服を」
◇戦闘用侍女服
激しい戦闘を想定して作られたメイド服。見た目は古き良き正統派メイド服だが、素材に高靱性強化繊維を用いており、一定の衝撃を吸収する。
機敏な立ち回りを阻害しないように、スカートの側面にはスリットが入っている。
主人を守るのはメイドのたしなみ。スカートの下に隠した銃を引き抜いて、箒に仕込んだ剣を構えて、一陣の風と共に敵を排除する。楚々とした風貌に油断する事なかれ、その衣装を纏うのは従順なる番犬なのだから。
第418話「カグツチ出動」
◇八つ首葛
“蛇頭葛”を〈カグツチ〉で運用する目的で発展させた植物戎衣。〈カグツチ〉背部で発芽させることにより、八つの巨大な蔦を伸ばす。首の一本一本は強靱な蔦の複合体であり、非常に力が強い。周囲に対する自動的な攻撃の他、腕の延長線として手動で操作することも可能。
第419話「破竹の勢い」
◇『鳴り響く爆砕の鐘音』
戦闘歌唱。爆音を放ち、硬い物体を破壊する。音は反響するたびに威力を増し、また防御力の高い対象ほど強いダメージを与える。
静寂の夜に響く鐘の音。闇を払い、星を落とし、聖者の来訪を告げる。家に籠もっていても、深い眠りに就いていても、その打音はどこまでも響き渡る。
第420話「兜の武者」
◇インスタントコーヒー
元々は行動中の軍人のために開発された嗜好飲料。香りや味は多少落ちるが、料理初心者でも、お湯さえあれば簡単に作ることができるお手軽な飲み物。キャンプのお供としても。
10分間、LP回復速度が僅かに上昇。状態異常“睡眠”に対して僅かな耐性を得る。
第421話「七人の賢者」
◇『焼き焦がす蹂躙の火炎』
四つのアーツチップを用いる上級アーツ。
高熱の炎を広範囲に広げ、周辺一帯の敵を一掃する。
純粋な火力による攻撃は、それ故に凄まじい暴力性を持ち、容易く群れを殲滅する。
第422話「猫たちの集会」
◇『燃え盛る龍の顎』
三つのアーツチップからなる上級アーツ。
超高温の炎で構成された龍を生み出し、その顎で立ちはだかる全てを咬み砕く。
発動中、LPを急速に消費していく。
第423話「狂人たちの共演」
◇『焼き尽くし、悉くを滅ぼす、無限の煉獄』
四つのレアアーツチップからなる上級アーツ。
広範囲に渡って広がる炎が、その範囲内に存在する全ての原生生物を倒すまで燃え盛る。超高火力の炎によってあらゆるものは焼き尽くされ、後には灰と炭しか残らない。
発動中、LPを急速に消費し、ランクⅤナノマシンパウダーを1秒ごとに3つ消費する。
第424話「焼き尽くす風」
◇『影衣千乱』
盗爪流、第六技。
影から伸びる刃が、千の斬撃を乱れ撃つ。分厚い衣を剥ぐように。薄氷の恐怖を裂くように。
自分を中心とした円形範囲技。対象の影から斬撃を放つ。斬撃は最大10回まで連鎖する。
第425話「足手まとい」
◇臨時物資補給所
〈特殊開拓指令;深淵の営巣〉第二フェーズでは、坑道内において物資の不足が予想される。そのため、第20層後方に簡易的な臨時の補給所を設置した。
補給所ではナノマシンパウダー各種、応急修理用マルチマテリアル、アンプルなどの必要物資の他、軽食などの精神的ケアを目的とした嗜好品も販売する。また〈取引〉スキルレベル40以上の調査開拓員に限り、300ビットで個人ストレージにアクセスできる。
第426話「手足纏う」
◇死体の状態
原生生物を仕留め、皮や肉などを獲る際には、死体の状態が重要になります。刺し傷などが多くなるほど、皮の品質は下がり、限度を超えると入手自体が不可能になります。
良質な原生生物素材を得るためには、より少ない傷によって短時間で仕留めることが重要になります。
また〈狩人〉系のロールに就いていれば、獲物の状態をより詳細に把握し、上手く仕留めることも可能でしょう。
第427話「おいしい話」
◇三種のチーズのチリペッパービーフ四枚重ねベーコンエッグハンバーガー
三種のチーズと、チリペッパーソースの100%ボーンオックスビーフパティ四枚、分厚いベーコンとトローリ半熟卵を乗せた、ビッグボリュームなハンバーガー。
食べ応えたっぷり、カロリーたっぷりのジャンクな一品。ネジの錆も落ちそうな程の脂を、刺激的なコーラで洗い流そう。
第428話「突発ダービー」
◇スイーツショップ〈ハニーハイロゥ〉
地上前衛拠点シード01-スサノオの商業地区に看板を掲げる、小さな洋菓子店。蜂蜜に拘った、優しい甘さのスイーツを数多く揃え、その品質の高さからファンも多い。
一日限定82個のスペシャルハニーカップケーキは、開店3時間前から長蛇の列ができるほどの人気商品。
店主はまだ見ぬ新たな蜂蜜を探して、調査開拓員の協力を求めているようだ。
第429話「ぴょんぴょん作戦」
◇甘味処〈青鈴堂〉
地上前衛拠点シード03-スサノオの商業地区に所在する、和菓子専門店。豆から拘った質の高い餡や、新鮮な果物を使った色鮮やかな菓子が多く揃えられている。
店内にはイートインスペースもあり、隣には姉妹店のスイーツショップ〈ブルーベル〉がある。
第430話「参加者続々と」
◇青蛇の目玉
恐怖菓子の店〈ウィッチパーティー〉で販売されているゼリー。無色透明なゼリーの内側に、青いゼリーが封じられた二層構造。見た目は眼球そのもので生々しいが、甘いソーダ味。コーラ味の赤蛇の目玉など、シリーズも展開されている。
第431話「激流の中で」
◇濃縮栄養液タンク(大)
種瓶、および植物戎衣の運用に於いて、エネルギー源となる栄養液を濃縮したもの。大型の特殊植物を長期間にわたって運用することを目的に開発された、大容量サイズ。
栄養過多状態に耐性のない植物に使用すると、逆に枯れてしまうこともあるため、注意が必要になる。
第432話「飛べ鉄塊」
◇『耐え忍ぶ岩亀の悲曲』
〈演奏〉スキルレベル50のテクニック。重く悲しい悲曲を奏で、仲間の防御力を上昇させる。
奏者が多いほど効果量も増加し、演奏が継続する限り効果も継続する。
第433話「過酷な懲罰」
◇懲罰任務
重大な規約違反などを犯した調査開拓員に、各管理者の責任で発令される任務。指定された調査開拓員は受注が強制され、達成までいくつかの行動が制限される。
基本的には、人工知能矯正室での処罰が不可能と判断された場合に発令される。
第434話「洞窟に豪邸を」
◇テント拡張用建材ver6
特定のテントセットと併用することで、テントの規模と設備を拡充する、拡張ユニット。使用する個数を上下させることで、状況に合わせた規模のテントを建てることができる。
建材の数が多いほど、テントは高機能かと大規模になるが、建設に掛かる時間とLPも増大する。
第435話「白き芽の萌ゆる」
◇ボムカレー(インフェルノレッドドラゴン)
“旨さ爆発!ボムカレー!”のキャッチコピーでおなじみの簡単お手軽レトルトカレー。期間限定販売のドラゴンシリーズの一つ。マグマのように赤いカレーは複数の香辛料を合わせ、非常にスパイシーかつ刺激的な味わいに。
〈料理〉スキル1でも調理可能。三時間に渡って攻撃力と移動速度が少し上昇するバフが付与される他、一時的に寒冷地への強い耐性を得る。
第436話「増える建築物」
◇特製こだわり豚骨ラーメンヤサイマシマシニンニクマシマシマシアブラカラメバリカタゴクブト大盛り
ラーメン専門料理系バンド〈ラーメン紳士協定〉が独自開発した豚骨ラーメン。麺は小麦の栽培からこだわり、スープは10日間じっくりと時間を掛けて抽出している。簡単なコールによって、好みにカスタムすることもでき、万人におすすめできる一皿になっている。
第437話「若き管理者」
◇調査開拓員の自由
調査開拓員は惑星イザナミ現地での自由な活動を、開拓司令船アマテラスの中枢演算装置〈クサナギ〉によって保証されています。これにより多数の調査開拓員が相互に影響を与えながら、より効率的な調査開拓活動を遂行できるようになっています。
調査開拓員各位は、自身の思考に従い、自由に活動しましょう。
第438話「ホムスビ」
◇鋼鉄巨神〈カグツチ〉“アメノオハバリ”エディション-パーフェクトタイプ
〈鉄神兵団〉が技術の粋を集結して作り上げた、巨大機装。通常の特大機装〈カグツチ〉を二機使用し、更に大量の金属類を使用して追加兵装“アメノオハバリVer.2”を纏っている。
左腕の肘から先はアタッチメントの取り替えが可能になっており、チェーンソウ、ドリル、パイルバンカー、レーザーカノンなどに換装できる。右手は汎用性を重視した手となっており、超電磁ブレードなどの超大型武装を装備できる。背部には高出力のブルーブラストエンジンジェットブラスターが搭載され、短時間の飛行が可能。
追加兵装“アメノオハバリVer.2”は、機体の耐久性の向上を目的としており、青鉄鋼と白鉄鋼を主原料とした特殊合金製。ナノマシン粒子によるアーツ攻撃にも一定の耐性を確保し、衝撃緩衝ナノマシンジェルを内包した多層装甲によって物理的な衝撃はほぼ完全に吸収できる。万一破損した場合でも、軽度の亀裂程度であれば自己修復ナノマシンによって回復が可能。
コックピット内の居住性も配慮されており、簡易保管庫なども搭載された広々空間。最大三人までが収容可能で、長期間の滞在にも対応している。
その他、詳細な仕様については完全ガイドマニュアル増補改訂版改を参照のこと。
第439話「手作り弁当」
◇おにぎり
炊き上げた米を少しの塩と共に握った料理。簡単ながら、中に色々な具材を入れることで豊富なバリエーションがあり、片手で食べられることもあって携行食に向いている。
一つ一つ、思いを込めて。頑張るあの人のために。
満腹度が20回復。一定時間、LP回復速度が僅かに上昇する。一定時間、LP最大量が僅かに増加する。