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公爵家の娘  作者: なヲ
3/6

侍女視点

 お嬢様はとってもお優しいですわね。私が緊張してお茶をこぼしてしまったときを覚えてますか?あなたは微笑んでこちらを心配そうにみてただけでしたわ。そうそう、私の調子が悪かったときに、髪を整えて差し上げようとしたら少し失敗してしまったこと覚えてますか?そしたら小首をかしげて心配そうな顔をしてらしたわよね。それで、「調子が悪いなら、休むのが一番よね」って。お嬢様の体調が悪いときには「うつしたらいけない」って一人、部屋に閉じこもってらしたわね。ふふっ、やっぱりお嬢様はお優しいですわ。


侍女のメアリ

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