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勇者達の翌朝(新書)・1〜旅立ち編〜  作者: L・ラズライト
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海を後に・1

海賊島の事件も終わり、新しい仲間が、一気に四人、増えます。ラズーリ、グラナド、ミルファ、ハバンロに加え、シェード、レイーラ、カッシー、ファイスと、パーティが揃います。


新書「海を後に」1


リンスク伯爵家は、先々代の従姉妹の嫁いだ、ランドッシャ男爵家から、跡継ぎを迎える事になった。

ランドッシャ家は、代々続いた貴族ではあったが、今は土地はあっても財産はあまりなく、地代で慎ましい生活をしていた。リンスク家とは殆ど交流はなかったが、先代が跡を継いだ時には、一度、リンスクまで来た事があった。当主には子供は三人いるので、本人ではなく、そのうちの誰かが継ぐかも、と言うことだ。

ランドッシャ家の現当主は、嫁いだ先々代の従姉妹の養女と、当時の当主の弟の息子が結婚し、生まれた娘の孫に当たる。そして、その養女とは、昔、ハギンズが、下級貴族の女性との間に作った子供だった。

女性の親族が反対し、別れさせ、子供はリンスクの親戚に引き取らせた。子供の存在は、ハギンズには隠されていた。リンスク側にも記録はなく、ランドッシャ家の記録にあった。相手の家の名は伏せられ、母親の消息も記載がない。

皮肉な事に、ハギンズ本人が、生きているうちに手に入らなかったものは、死後に、彼が存在を認識していなかった子孫が受け継ぐ事になったのだ。

孤児院は再建が計画されているが、子供達は、それまで、ラズーパーリの孤児院(運営元は「ホプラス基金」と言った!)に引き取られた。メドラとクミィがひとまず付き添って行った。

「クミィは、少し、土地と離した方がいいと思ってな。俺がメドラに進めた。」

とグラナドが言った。

「レイーラのグラス、覚えてるか?あれ、薬入りだったが、領主もハギンズも、女性用の興奮剤を、レイーラに飲ませる動機はない。たぶん、クミィだ。」

「彼女にだって、動機はないよ?」

俺は疑問を挟んだ。グラナドはため息を付き、鈍いな、と呟いた。

「クミィは、シェードに惚れてる。メドラが撃たれた時、クミィの回りには暗魔法が僅かに感じられたから、操られたと思った。だが、ミルファとシェードが、仲良く話している時、クミィの回りに、『見えた』んだよ。ミルファに向いた『感情』が。暗魔法も混ざっていようだが…影響を受けやすい体質、というのはある。だが、『思い詰める』だけで、魔導師でもない人間が、あそこまで『気』を貯めるなんて、相当なもんだ。とっさに、らしくないことしてしまったよ。」

説明を受けて、クミィの『気持ち』は理解できた。だが、それにしても、何故、レイーラに薬を?質問すると、グラナドは呆れ顔になった。

「だから、シェードが、レイーラ以外、眼中にないからだよ!奴の態度で、丸解りじゃないか。レイーラが、領主とくっついてくれたら、と思ったんだろ。『王子』の他に、『王女』が必要な理由、俺達の推理と同じ結論、クミィも出したんだろ。」

グラナドは、この後、散々、俺に鈍い、鈍い、と言い続けた。


海賊島は、無人のため、当分は半閉鎖される。海賊達の遺体は(利用された兵士の遺体も)丁寧に埋葬され、惨劇の現場は整理されていたし、地方に逃げた仲間は、大半が戻ってくるという話だが、戻ってきたとしても、若手だけで「水軍」再興は難しい。移民を募る話もあるが、悲惨な事件のあった土地だけに、それも難しかった。ただ、墓があるため、完全に閉鎖されるわけではない。定期船は出入りするようになる。

海上自警団は陸に本拠地を置いて再建される。コンドラン、ガンラッド、タラは、それに入る事になった。孤児院が再建されたら、そちらも手伝う、と言っている。

そして、レイーラとシェードは、俺達に同行する事になった。


同行を申し込んだのは、こちらからだった。レイーラは、完全に公営になっても、孤児院の再興を手伝いたい気持ちもあったようだが、迷った末、「私の力がお役にたつなら。」と引き受けてくれた。

シェードは、当然、抗議するものと思ったが、一応は、黙って見送るつもりだっらしい。だが、仲間達から「追い出され」た。

「いくらあんたが、『俺はコラードだ。だから、海賊島を再建する。』って言っても、実績がないと、人は集まらないわ。人だけ集めて観光地にでもするなら、新しい領主様に頼めばなんとかなるかもしれないけど、水軍を再興したいんでしょ。広い世界に出て、名を上げて、男振りを上げてから、戻っておいで。」

と、メドラに言われ、仲間達はそれに大いに頷いた。

グラナドは、

「シスコンはどうせ着いてくると思った。」

と憎まれ口を叩いていたが、ミルファから、

「そんな事言って、心配してたんでしょ。」

と突っ込まれていた。

グラナドは決して口には出さなかったが、自分と同行させる事で、レイーラとシェードが「潜称者」と断罪される事を防ぎたかったのだと思う。それを言うと、

「はあ?レイーラはともかく、何であんな生意気なガキを庇わなきゃならん。」

と反論した。

「ガキって、彼は、やや童顔だが、もう18だよ。君より二つ上だ。レイーラが言ってた。」

「知るか。ガキはガキ何だよ。」

膨れた様子が面白く、もう少しからかって見たかったが、止めておいた。


騎士団は遅れはしたが、比較的早くてやって来た。カオストが「ゴーサイン」を出さないので、クロイテスが独断で(とは言っても、彼は騎士団長なので、クラリサッシャ王女の許可があれば、権限はあるのだが。)率いてきた。

ロサマリナの中央広場で、晴天の下、邂逅した。

彼は、グラナドがいる事は知っていたが、ユリアヌスと「仲良く」一緒にいる姿を見て、驚いていた。しかし、彼をもっと驚かせたのは、当然、俺の顔だった。

クロイテスの他、見知った顔も何人かいる。任務中なので、私語は無かったが、彼等はやはり驚いている。

彼等の考えている事が何となくわかり、ホプラスの名誉のためには、引っ掛かる物を感じたが、全員に真実をばらす訳にもいかない。

単純に、ルーミの、グラナドの育ての親の「噂」を払拭出来ると考えれば、悪い事ではないが。

まあ、いい、グラナドのためだ、そう思って、クロイテスと会話するグラナドの姿を見た時だ。

「何か」が、グラナドとクロイテスに向かって、高速で飛んできた。俺は、

「危ない!」

と叫び、グラナドを突き飛ばした。「何か」は、細く短い槍、投擲武器だった。

シェードは、レイーラとミルファを守り、前に出ている。カッシーが、

「あれよ、あそこの、蔦の建物の三階の窓。」

と指を指した。ハバンロが、人の頭を飛び越えて、三階の窓を目指して走る。

続いて、もう数発。纏めて魔法剣で叩き落とした。人がいるので、派手に払いのける訳にはいかない。槍は勢いを失い、直角に地面に落ちる。さらに二発、遅れてきたのはかわせなかった。

一本は、ユリアヌスの供で、俺と並んで近くにいたファイスが、盾の裏で止めてくれた。少し派手に飛んだが、人には当たらなかった。暗魔法は使っていない。ユリアヌスは、コロルとケロルに守られていた。

ハバンロが、勢いで二階まで飛び上がったが、すでにミルファの銃が、撃った男に命中した。

騎士達が口々に騒いでいる。

「建物は確認したはずだろ。」

「あそこは市庁舎だ。地元に任せたから…。」

「探知魔法は掛けたはずだぞ。」

「言ってる場合か、殿下、団長、ご無事ですか。」

「ああ。私は、魔法剣で叩き落とした。」

クロイテスを狙ったのか。グラナドを狙ったのか。ユリアヌスが、後れ馳せながら、土の盾を出していた。

クロイテスは、「殿下、ご無事ですか。」と言った。俺はグラナドを見た。無事なようだ。

だが、グラナドは叫んだ。俺の名を。

残り一本は、俺の左肩に刺さっていた。貫通はしていない。体を動かすと、外れて落ちた。何故か痛みはない。当たった感触はあったが、グラナドの無事に気を取られたため、気が付かなかったのか。

「毒だわ。」

駆け寄ったレイーラが、地面に落ちた槍を見て、言った。柄は黒い木で、先は金属だ。その金属の部分が変色している。

レイーラとグラナドが、回復をかけようとした。だが、クロイテスに止められた。

「回復魔法より、まずこれを飲んでくれ。」

と、解毒剤らしき物を渡す。直ぐに飲む。

傷口は、痛まず血が出ずだったが、薬が直ぐに効き、傷口から血と毒が吹き出すと、急に痛みだした。

俺は騎士団の医者に応急措置を受けたあと、教会に運ばれた。歩けない訳ではないのだが、

「なるべく動かないで。」

と医者が指示したためだ。

ここの教会は、粛清で病院がいくつか焼けてしまったために、病院も兼ねていた。というか、聖職者が不在になったため、ほぼ病院だった。

二階の奥まった部屋に運び込まれた。調度品などはほとんどないが、もともと、来客用の部屋だったらしい。使われていない暖炉には、凝った彫刻があった。

残りの毒を浄化魔法で消し、医者が骨と筋をチェック。金属の尖端が、中に残っていないことを確認。それから回復魔法をかけられた。

「団長、貴方が薬をお持ちで、早かったですね。」

と医者はいった。

「ああ。妻が出掛けに。」

クロイテスは、短く返事をした。クロイテスの妻は、グラナドの教育係りだった、シスカーシアという女性だ。勝ち気でしっかりした女性と聞いている。

クロイテスは、俺に、

「魔法、使って見てくれ。」

と言った。俺は左手で、軽く水の盾を出した。普段より少し出にくいようだ、と伝えると、

「このくらいであれば、まだ痛みの余韻が残っているでしょうから、そのせいですよ。」

と医者が答えた。

「このような街で何故…。まさか、公爵が…。」

と、ユリアヌスは呟いた。俺には聞こえたが、他の者には聞こえなかったようだ。

丁度、カッシーが駆け込んで来て、

「ハバンロが犯人を捕まえたわ。丁度いいから、現場検証も兼ねて、市庁舎で尋問するって。騎士の人達が、団長に来てほしいと言ってるわ。」

とクロイテスに伝えにきた。

クロイテスは、医師と部下にここを任せて、市庁舎に向かった。医師は、暫くしたら、普通に魔法が使えるようなる、と言った。

「どういう毒だったんですか?」

と俺は聞いてみた。魔法を封じる毒らしいが、聞いたことがない。

「毒は麻痺系のヒュプンで、それほど強い薬ではありません。ですが、槍の先に、魔法を無効化する金属が使われているのです。これも、そのままでは大した効果はないのですが、傷口から麻痺毒と一緒に、体内に入ってしまうと厄介で。

ラッシルの魔封環、あるでしょう。あれに使われていた、オリガライト鉱石ですよ。ラッシルの鉱脈は殆ど枯渇し、今では採掘は行われていませんが、チューヤで新しい大きな鉱脈が発見されて、コーデラにも入ってくるようになりました。ラッシルの昔の物と比べたら、効果は弱いのですが、こうやって悪用する者がいるので、困ったものです。」

今は一般市民は購入できず、魔法院の研究目的と、指定された医療機関以外には取り扱いは禁止されているが、チューヤとの隣接地域を介して、密輸されている、という。

魔封環には、不快な思い出と、爽快な思い出があった。昔、ラッシルの皇太子(アレクサンドラ女帝の弟。)の「焼き餅」のため、ラッシルの騎士団に捕まった事があった。騎士団の一部に、皇太子の親衛隊と自称している連中がいた。彼らに捕らえられた時、魔封環を魔法手に嵌められた。一緒にルーミとエスカーも捕まったが、奴等はルーミの左手に魔法封環を嵌めた。だが、彼の魔法手は右だった。利き手も右で、片手剣を使っていたが、魔法を放つ時は持ち変えた。この癖があるため、盾は持たなかった。だから、ルーミの魔法手も、俺と同じ左だと思ったらしい。

ルーミが、「自由な」手で火魔法を放った。同時に、エスカーが、両手に嵌まっていた魔封環を、「魔法で」砕いた。悪党は、震え上がって逃げ出した。

その時、エスカーが、「これで押さえられるのは中級まで」と言っていた。

「幸い、専用の解毒剤が直ぐに開発されましたが、配布しても携帯を忘れる若手もいまして。そうしょっちゅう遭遇するものではないのですが。」

これを聞いて、レイーラが、薬を持ち合わせていない時の対処法を聞いた。医師の返事は、こうだった。

「効果が薄まるまで、動かない事ですね。戦闘中だとそうは行きませんが。

ヒュプン以外の薬とは相性が悪く、無効化してしまうので、例えば致死性のある速効性の毒などが使われる事はありません。

浄化魔法を大量にかけるという手もありますが、効率が悪く、効果は個人差が大きいので、薬の携帯が一番ですね。」

その時、階下が騒がしくなり、新しく怪我人が担ぎ込まれたようなので、医師は、後で殿下にも解毒剤をお渡しします、と言い、部屋を出た。

部屋には、俺、グラナド、レイーラ、カッシー、ファイスとユリアヌス達三人、後は若い騎士が残った。

「あの子達はどうした?」

と、ファイスがカッシーに尋ねた。もともと敵対していたはずの二人が、自然に会話するのもふしぎだが、緊急事態の賜物というやつか。

「槍の投射器が、据え置き式の…チューヤかラッシルか分からないけど、外国の珍しいやつだから、飛び道具に詳しいミルファは協力を頼まれたの。一人じゃなんだから、シェードを付き添わせたわ。ハバンロもね。あの子達も、ラズーリを心配していたわ。それにしても、嫌な武器よね。」

これを聞いて、若い騎士の一人が、

「チューヤで城攻めや、砦攻めに使うタイプのようですね。『シアン将軍式』というやつでは。」

と言った。

「ああ、ミルファも、そう言うことを言ってたわ。」

とカッシーが言うと、ファイスが、

「あれは、細かい狙いうちや、方向の微調整には向かず、一度全部発射してしまうと、装填に時間がかかるから、人を狙うのには向いてないはずだが。大きさもかなりある。市庁舎の三階まで運ぶ時点で、誰か見咎めたはずだ。」

と静かに言った。すると、先程の騎士が、

「小型に改造して、組立式にしたやつだと思います。再装填の手間や、狙い撃ちしにくい欠点は解消されませんが、オリジナルより軽くなるので、発射台を回転式に出来ます。弓や銃に比べて、訓練もあまりいりません。ボウガンより、重い矢も飛ばせます。テスパンが王都を占拠する時に、あらかじめ要所に仕掛けておいた武器もこの系列で、あっさり…。」

隣に立っていた騎士が、彼を小突いた。喋っていた騎士は、はっとして、

「も、申しわけありません、殿下。」

と、平謝りに謝った。グラナドは、落ち着いて見えた。

「いや、重要な事だ。」

と、謝る兵士に語りかける。

「そういう武器は、一般市民が、個人で準備出来るものじゃ、ないだろう。テスパンの残党が裏にいる、とも考えられる。後で、詳しく聞かせてもらうことになると思うが、それをクロイテスに伝えてきてくれないか。ミルファは、そこまでは知らないと思う。」

若い騎士達は、露骨にほっとし、そそくさと出ていった。

王都攻めに使われた武器なら、クロイテスは熟知しているのでは、と思ったが、騎士がいない方が、「身内」だけで会話はしやすい。

「ああ、別に、お前は疑ってないよ、ユリアヌス。」

とグラナドは言った。

「カオスト公なら、お前がいるのに、命中率の悪い武器は使わせないだろう。」

ユリアヌスは、安堵していたようだが、複雑な顔をしていた。ユリアヌスは、カオストの長子だが、公爵がイスタサラビナ姫と結婚する前に、庶民の女性との間に作った子供だ。何人かいた愛人のうち、子供を作ったのは一人だけだった。表向きは部下という事になっている。

認知すれば、国から与えられた爵位と領地は勝手に継がせられないが、財産は堂々と残せる。だが、公爵は認知しなかった。イスタサラビナ姫と結婚するためだ。

姫の素行がどうであれ、王家の姫を貰うのに、既に別の女性との間に子供がいます、では不味いと思ったからだろう。しかし、よく考えてみれば、ホプラスのいたルーミは、ディニィと結婚し、王にまでなっている。カオストとイスタサラビナ姫の結婚の許可を与えるのは国王(形式的に議会の承認もいるが)、つまり当時はルーミだ。彼が反対するとは思えなかった。

結局は、イスタサラビナ姫の産んだ息子は、結局はテスパン伯の子供だった。

これらはワールドの住人にとっては、噂に過ぎないが、俺は事実と認識している。

ユリアヌスは、コロルとケロルに、様子を見に行って、犯人の顔をスケッチして来るように、言いつけた。コロルは絵が得意らしい。

彼らが出ていった後、何故かカッシーとレイーラに、

「良かったら、彼らと一緒に行って貰えませんか?」

と頼んだ。彼女達は素直についていく。部屋には俺とグラナド、ユリアヌスとファイスが残った。

ユリアヌスは、

「信用して頂けたのは光栄ですが、殿下。」

と前置きしてから、

「可能性は捨てきれません。」

と、俺たちを驚かせた。

「公爵、つまり私の父には、ある秘密があります。それを共有しているのは、今は私だけなのです。…弟のエクストロスは、父の子ではありませんが、イスタサラビナ姫の子供でもありません。姫の子供は、生まれて一日も持ちませんでした。あの子は、父が、どこからともなく、連れてきた、赤の他人の子供です。」

これは驚きを通り越した。


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