第1章・0話・プロローグ
【魔法】それは戦いや生活の基礎となる力の事。
魔法の力が強ければ強いほど、優遇され生き残る事が出来る。
世界の全てが魔法で決められる中で妖怪という生物は伝説やおとぎ話として、長年語られていた。
そんな中人知れずそのまやかしの存在であるはずの妖怪と戦っている一族がいた───。
『おしまい、さぁ楽しんでくれたかな?』
「お兄さん!」
『ん?なんだい?』
「この話し絵本でも呼んだことあるよ!」
『そうだね、有名だからね』
「妖怪かぁ本当にこんな怖い姿してるのかな?」
『さぁ、どうだろうね?─君は妖怪を信じているかい?』
「まっさかぁ!いないよ!これは大人達が僕達を怖がらせる為に言ってる作り話だよ!」
『そうか、ほら今日はもうお開きだよ、お家にお帰り』
「は~い!じゃあね!綺麗なお兄さん!」
『うん』
小さな子供がにこりと笑顔を向けると、白いフードを被った青年は手を降り帰宅を促した。
子供の姿が見えなくなると青年は空を見上げながら指を鳴らした。そうすると不思議な事にぽっかりと黒い空間が現れた。
『さてさて、今回はどうなるかな?ちょっと様子見でもしてみようか』
黒い空間が消えると同時にその場から青年の姿も、まるで幻のように消えてしまった。
青年が姿を消すのと同時刻、古びた館に一人の青年がたっていた。
青年は鏡に向かって何やら言葉を紡いでいた、やがて鏡が光だしとある場所を写し出していた。
青年は迷うことなく鏡に手を触れそのまま鏡の中へと入り込んで
しまった。
「さぁて今日も仕事を始めますかねぇ」