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200文字小説集 vol.2

忘れられない彼(200文字小説)

作者: 日下部良介

 好きだった彼が突然亡くなった。


 片想いだった。

 彼には好きな人が居た。

 私なんかがどんなに足掻いても敵わない人。

 そう。その人はもう亡くなっていたから。


 彼は彼女のそばに逝ってしまった。

 私は悲しいけれど、彼は好きな人のそばに行けて幸せなのかも知れない…。





 ああ…。私のせいで彼女を悲しませてしまったわ。

 謝らなくちゃ!

「あのね…」

 私は彼女の前に出た。

 彼女は驚きのあまり絶命してしまった。

「うわあ! またやっちゃった」





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― 新着の感想 ―
[一言] 二作続けて拝読しました。きっとあの世で三角関係でしょうか!?(笑)
[一言] わお、二話続けて読みました。 どんだけ~。 余程恐ろしい顔して出たのかしら。 それとも、何かしら負い目があったから死んでしまったのかしら。うーん、意外と考えてしまう。
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