強者と弱者
とある掲示板で作られていった話。
流れで私も書いてみます←
この話のプロローグになります。
この世界は狂っている。
特に「日本」という国は他の国からみたら弱々しく、ただ、もがいているだけの国にしか見えないだろう。
この世界には普通の人間はいません。皆、人殺し。
だって、そうでもしなきゃ今の世界では生きて行けないから。
―もし、普通の人間が居たとしても、すぐに殺されてしまうでしょう。
主人公は考えました。
―どうしたらこの狂った世界で生き延びれるだろう―
考えた結果、主人公はファミリーに入る事を決意したのです。
しかし、主人公が入ったファミリーは、とても弱い…そんなファミリーでした。
ある日、他の国のファミリーに、そのファミリーが潰されました。
主人公は、奇跡的に助かりました。しかし、主人公は絶望しているのです。
―やっぱり、この狂った世界では生きられないのか―
その時、主人公に希望の光がさしました。
「君、まだ生きてるんだね。」
綺麗な長い、銀色の髪。
ファミリーのボスの様な人が、主人公に話しかけてきました。
「っ!?
誰だ、お前…。」
「驚かせてごめんね。僕はひいらぎ。」
「ひいらぎ」と名乗った男は笑顔でそう答え、後ろには金髪で蒼眼の男、もう一人、黒髪のポニーテールの女の子がいました。
「大丈夫、僕たちは君の味方だから。
―君を仲間にしにきたんだよ。」
「…え?」
主人公は、空耳でも聞こえたのかと思いました。
戦いで負けた後、ファミリーのお誘いが来ることなんて、奇跡に近いのです。
「どう?入ってみない?」
ひいらぎは主人公に手を差しのべ言いました。
「…俺なんかでいいなら。」
主人公は差しのべられた手を取り、言いました。
これが、主人公の生き延びられるきっかけになったのです。
「んじゃ、自己紹介だな。俺は岩崎 悠哉。
ボスの右腕だ、これからよろしく。」
「私は、空乃 儚だ、主に守護担当。よろしく。
君の名前は?」
「俺の名前は、松里 布浦だ。前のファミリーで前衛を努めていた。これから、よろしくな。」
そして、主人公…布浦が入ったファミリーが(いろんな意味で)凄いファミリーだと言うことは布浦には、知る予知もなかった―