悪役令嬢あるあるその1
見つけてくださりありがとうございます。
ほんの少しでも暇潰しになれば嬉しいです。
(もうそろそろ潮時かしら?)
わたくしの目の前で行われているイチャコラを見ながら考えていました。
事の発端はわたくしの婚約者が平民の女に興味を持ったこと。
最初は物珍しかったのでしょうね。金銭と学力問題で貴族しか通うことのできない学園に平民の女が入学したのですから。
わたくしもお友達と一緒に珍しく、そして関心をもっていましたのよ?
親御さんがご立派な方でそんな方々に育てられた子はさぞご立派な良い子だろうと。この学園でしっかり学び、良い所に就職し親孝行をなさろのだろうと。
ほんの1週間程で違うと分かりましたが。
最初は恐る恐る授業で分からなかったところを学力上位者の方々にお聞きになられてました。絶対に男性の方へ聞かれていましたが。それでも許容範囲内でしたのよ?
ですが、次第に図々しく婚約者がいらっしゃる高位の男性を愛称で呼ばれだし、わざと婚約者の前で抱きつきにいったりと問題行動をなされだしました。わたくしの婚約者にも同じように。それを困ったことにわたくしの婚約者など男性陣は喜びだし彼女を囲ったのです。
最初は婚約者の男性達へ注意しましたのよ?
「あなた方は婚約者がいらっしゃいますのよ?」
「彼女を皆様の愛妾になさるおつもりで?」
「彼女のことは同性であるわたくし達におまかせしてくださいな」
このような常識の範疇の注意を。困ったことに婚約者である男性達は変な解釈をなさり、さらに彼女を囲うように。
え?彼女に注意はしなかったのかと?
えぇしませんでしたわ。なんならお姿は遠くから拝見し髪色は存じておりますが、お名前も瞳の色も存じておりません。
何故?ですか。簡単な理由ですわ。何故わたくし達がそこまで彼女に構ってやらないといけないのですか?それに、確かに彼女の行動も問題ありますがそれ以上に婚約者の男性達に問題ありますもの。高位の貴族ならしてはいけない行動を。
ですから、わたくし達は婚約者へ注意いたしましたの。結果は悪い方へいきましたが。
最後はわたくしの目の前でイチャコラするように。
もう見切りをつけましょう。わたくしは彼のことも彼女のことも存じ上げません。ただの学年が同じ方々です。
さっさと帰りお父様へ婚約破棄のご連絡をお願いいたしましょう。彼らがこれからどうなるか、わたくしは微塵も興味がございません。
あれから時が経ち本日はわたくし達の卒業式。
ご両親や他王族など高位貴族の方々がいらっしゃるので緊張しますわ。しっかり学んだこと、学園にて育んだ繋がりを見ていただかなくてわ。わたくし頑張りますわ。
卒業式会場の中央の方が何か騒がしいですわね?
わたくしの名前も呼ばれた気がするので向かいましょうか。
...婚約破棄?何をあなたはおっしゃいますの?わたくしはあなた方殿方のことを存じ上げません。
確かに一時期婚約関係でありましたが、既に解消され他人でございます。
おかしいと?知らないと?それはあなた方が情報収集をなさらなかったからですわ。それに婚約破棄に関してはあなた方のご両親からお話があったはずです。それを聞いていなかったあなた方が悪いですわ。
彼女を虐めた?何故そのような面倒くさいことをしなければならないのですか?因みにわたくしはあなたのことを好いてはおりません。ただの知人でしたわ。
あら、平民のあなた今なんと?ゲーム?悪役令嬢?バグ?おかしいですわね。ゲームであれば、わたくし達皆生きていないことになりますわよ。勿論あなたも。
ここは生きた現実の世界、夢でもゲームでもございませんの。
ちょっとしたアクシデントはございましたが、無事卒業式は終わりました。
彼らと彼女のその後ですか?わたくしは存じ上げません。興味もありませんから。
わたくしはその後新しい婚約者と婚姻を結び、夫人になり、親になりました。とても幸せな日々を送っておりますの。
皆様も幸せな日々を送れていることを祈っております。
悪役令嬢あるある物語その1、悪役令嬢側から卒業式前に婚約破棄をしているend。
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