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旅立ちの明日ってのは、いいもんだな―― アナルクリスティンの冒険三章一節朝日を浴びて船からドヤ顔なドギの台詞より抜粋

            挿絵(By みてみん)





「ひゅー、おいおいなんの勘ちがいだ。こんなに可愛い子に、皆が酒飲んで楽しむ冒険仲間斡旋場ルイージの酒場で、レベル1の女児を狙うなんざ、ここのルールも知らない田舎者か。ナマスにぶった切られたくないなら、さっさと出ていけ」


「アーノルドさん。ここは教会にも近い神の箱庭ルイージの酒場。

 新米さんや熟練者さんが臨時PTを探しに来る場所。

 なのに教会でも禁忌の集団強姦レイプをやろうとするなぞ、隣の暗黒大陸にいるというクルパキベトイスチョンニダクマプー土人と同レベル。

 穏便に、神の就寝時間を妨げないよう……


 ……静かに永遠の眠りへ誘いましょう……」


「アスクレピオス、神の眠りの心配の前に、このお嬢さんを救ってやらなきゃだってばよ!全員で無力化させなきゃだってばよ!」


「ふ、アルフォンス、お前の出番はない。

 何故ならもう……」


 そこで、全身筋肉の塊、全裸、嫌濃紺色のパンツを履いている……ブーメランパンツ食い込み型……を装着した、剣、盾、杖を装備した三人が男たちを挟みつぶしてくれたことを僕は理解。


 それと同時に、アーノルドと呼ばれた男は先は素手だったのだが、いきなり片刃の肉切り包丁のような巨大な大剣を肩に載せていて。



「うぎゃぴぃいいいいいいいいいい!」

「みぎゃあああああああああああああ!」

「はぎゃほへぴゃああああああああああああ!」


 等など断末魔を残し、全員が利き手を両断され。

 手に持っていた武器事床にごろんと転がった。

 そして、慌ててごろつきがルイージの墓場、いや、酒場から逃げて行った頃。

 ようやくテーブルから、アルフォンスと呼ばれた男から持ち上げられて床に降ろされた。


「あ、ありがとうございます。助けてもらえた事を感謝します」


「いいのですよ。申し遅れました。私は、シャローム教区はハカクセン島管轄内の司祭アスクレピオス・ゴモラソドム・田島です」


「え、僕と同じ地方の方なのですか?」

「おや、貴女も同じ地方出身なのですか?」

「はい、先ほどリニアモーターカーで着いて王と謁見しました」


「おや、おやおやおや、そうだったのですか。

 ハカクセン島はとても喉かな教区なので、情けない話ですが、ここの教会中央区の法皇が留守の為に、とある仕事を依頼されまして、現在ほとんどここに滞在して、ハカクセン島は不在にして教会も見習いのギボダ・吉中司祭、神父に預けているのですよ」


「あ、吉中神父にはここに来る直前に、神の洗礼を受けてきました。健康第一の祈りの祝祷を捧げてもらって」


「ん、貴女は、吉中君からの神の洗礼を受けて――王都に上京、で、王に謁見。もしや、少し前に早馬で知らせがあり、先ほど終わったでしょう謁見の行事。

 つまり勇者の到来――

 それが貴女――ということですか?」


「あ、はい、会ってると思います。手の甲にもハイレグの紋章が――」


 と、手甲を見せると、突然田島さんは、片膝をつき、祈りのポーズ、そのまま僕の右手を、ハイレグの紋章を額に当てて、少し祝祷。

 顔を上げて。


「アーノルド、アルフォンス、こちらの方は間違いなく勇者様です」


「なんと、すっげ珍しくも、あんた偉い雌っこだったんだな。驚いたぜ勇者様。

俺はアルフォンス、アルフォンス・JP・エロリックだ!」


 巨大なシールドを背に背負ったマッチョ全裸ブーメラン食い込みパンツ男がうやうやしく礼。


「なるほど、エロい格好の純朴娘と思っていたら、勇者だったとは――俺はアーノルド、アーノルド・ゲイボルグ・魔挿で、ソードマン。

 俺たち三人組のリーダーだ。

 とはいえ、指揮やら知略謀略策略はお前さんとこの教区を預かる大神父のアスクレピオス・ゴモラソドム・田島の仕事だが。

 俺は闘うのみ。

 で、こっちのアルフォンスはタゲ取りのシールドマン、つまりタンクだ。

 よろしくな嬢ちゃん」

  

「あ、はい。皆さんご丁寧に。

 僕は皆さんのおっしゃる通り、今しがた謁見を終えた勇者上湧かみわきぼくでんといいます。よろしくです」


 そして三人で酒場のカウンター席に座ってルイージ亭の女主人巨乳を強調した紫のレオタードを着たマダム・ダルイーも交えて、話を進めていた。


 僕のPTメンバー募集の件でだ。

 

 で、答えが――


「ないね。てか、こんな場末の酒場に、勇者ちゃんが言う、

 自分と同い年のソードマンで、年上お姉さまの盾使いのシールドマン、通称タンク。さらに自分よりめっちゃ若いお嬢様で天才、猫耳装備のエルフっ子で、ツンデレ要素多め。名称は自分の名前呼びで実は大のアニメ漫画オタクで、ファザコンであり、マザコン。シスコンでありお姉さんに夢中。実はお兄ちゃんがほしいブラコン――の役目を果たす勇者ちゃん――って、

 もりすぎだろこれ……」


「でも、でも、」


「でもじゃねえよ馬鹿たれ。何度も言うが、お前さんの注文は該当しない、ここには野郎しか来れない。どうしても女PT欲しけりゃ……まぁ、最後の盛りマンはいねえだろうが……」


「お願い、盛りマン言うの止めて」


「いずれにしろ、いたとしても、ギルドの冒険者斡旋場でのんびり募集まってるなら、他のPTだってあるんだから、そっち契約しちまってるだろうし。

 逆にお前が待つなら、勇者だ、融通利かせてくれるだろう。

 なんってったって、城の外は魔物だらけで、隣村にいくにもキャラバンは創るし護衛の冒険者も雇う。

 王に許されたものなら、どこぞにある、暗黒大陸への貿易もあるとか。

 ちなみに海路は無理。

 魔物が、ここらにいるのがただのミジンコレベル。

 推定レベル17はいるだろう。

 この海域だけでも。

 だから王から認められた装備もつけてるんだ、そのまま王立の冒険者斡旋場へいく事だな」


「それが、ちょっと王宮でやらかしたので、冒険者ギルドは、駄目というか、怒られるというか……身の危険もあるし」


 まともに答えたはずだがマダムは大笑い、

 周囲のいかついお兄さん型も大笑い。

 んで……


「やっぱりな、あのおっさんは別名ゲイ掘る具の魔挿と呼ばれる、

 神の武具並みに異常な女好き、だけど、

 女に嫌われてるから、きゃわわな男の子を狙って、まだ第二次成長期始まる前の男児を襲うとか。

 ついでに姫も姫で桁数四桁もうすぐ五桁の勇者も聖人もぱくつく、

 糞味噌雌豚といわれてる。

 そして気に入ったら地下牢に幽閉、好きな時に摘まみ食うとか」


 ――そこで僕はおぞけを覚えて必死に体を巻き込み腕をさする。


 それにまた笑うマダムだが。


「まぁ、あれから逃げたのは正解だよ。どうせギルドにいるのはよわざこの女冒険者だ。一緒に力を合わせて戦うならベストだが、外は危険だ。

 十中八九殺されるぞ」


「そんな裏事情が――」

「悪い事は言わない、世界を救う? 壮大過ぎてあたしにゃ理解不能だが。

 ここでむさいの連れてけばいいじゃん。レベル低くても、マジかよ!

レベルで強いのはそろってるし。

 飯と寝床、できれば小銭前払いで!

 だけで十分な、名誉と冒険の危機感のみを求めてる、あらごとや魔物殺しをなりわいにしてる豪のモノだ。えらんでけ、えらんでけ、」


 と、台帳を出してくれて。

 それをカウンター席で、一緒に強くなってくれそうなレベル1冒険者であり、職種計算。

 でてきたのは……


「この三人でお願いします」


 僕が指名したのは、


 盾持ちシールドマンな、職業タンク・アルフォンス・JP・エロリック。

 片刃の大剣使い、職業アーノルド・ゲイボルグ・魔挿。

 僕の島の教区を預かる大神父のアスクレピオス・ゴモラソドム・田島。

 

 僕の使命に、

 隣で座って酒を飲んでいた男たちは。


「ようやく化け物どもを根絶やしに殺しに行けるな!」アーノルド

「これも神の采配。全力で魔王退治いきましょうか」アスクレピオス

「こりゃやばいって、まじまじ超やばいってばよ! ひゃっほー、最高の戦いが俺を待ってるぜ、よろしくな嬢ちゃん勇者!」アルフォンス


 彼らは僕の冒険者指名に、大はしゃぎ、全身マッチョのパンツマン、各自武器防具杖という出で立ちだが、あと魔法使いもどこかでほしいと思う僕。


 ちなみに魔法使いはここに登録されてなかったのだ。


 そして、

「一杯おごらせろ」


 ニヒルでクールなアーノルドからどでかいジョッキで酒をがばがば注がれて、

 飲まされて。


 アルフォンスも、

「ありがとうございます勇者様。いままでこのふたりの参謀を務めさせていましたが、これからは勇者様がりーだーです。二人も依存ありますまい」

「ああ、かまわん」

「おいらもいいっすよ、一緒に戦略立てたりがんばるってばよ!これからよろしく勇者たん」


 二人も賛成。

 僕も二人に王様からもらった武器を分配するが。


 三人は貰った棍棒と、ヒノキの一番安い、軽い、破砕する――三拍子そろったヒノキの棒は、ただ馬鹿な金持ちが風呂場や廊下の一枚板にするくらいしかゲイの無い木。


 ゆえに握りしめて、アーノルドの棍棒、二人のヒノキの棒。

 これらをしげしげ眺めて。



「まんま馬鹿にされてますね」


「大方、勇者探索ってのは、こいつみたいな嬢ちゃんの勇者を招き寄せて、喰っちまおうとか考えてる王族や、上級国民お約束の――

 女子にモテない、知らない、相手にされない――

 小学校から大学までの生活を送って、

 ヤリサーチャラ汚にならなきゃ女と合体できない恨んだ馬鹿の類だろう。

 あと考えられるのはJKJCJSに捕まって訴えられた、電車で痴漢働いて、た輩だな。

 例えば、

【うわ、何をする僕の痴漢タイムを! 17時過ぎたらレイプタイム。

 害人がレイプしたとすれば俺たちも自由にレイプ。

 そもそも僕は宮内庁職員なんだぞ!

 もしくは ○○省に努める官僚でえらいんだぞ!

 だったら、お前ら下賤の下等生物の雌など、胸も尻も挿入ありきでひゃっほいがあたりまえ!

 どうせ家畜雌豚は人権奪われる未来しかないのに、胸や尻を触って何が悪い!

 くそ、インディーズ女児レイプ円盤販売業者摘発で、

 ぐわ購入者リストそのままオールドメディアが報道しやがった!

 でもまて、まだ慌てる時間じゃない!

 みろ、るろ健忘症漫画か作者もエロビデオインディーズ未成年女児レイプ円盤買ってるってじゃねえか、他のはのり弁にして、こいつだけ本名と漫画タイトル、ペンネーム、住所載せて報道操作だ!

 あいつだけだして世論をむけてろ!

 てか販売業者摘発とかふざけるな!

 こういう輩は全員外人ファーストで、

 自由にさせて金だけやってろ!

 どうせこいつら馬鹿だからすぐ忘れて目先の侵略にしかメはいかねーWW

 てか痴漢したとき、俺を突き出したJKゆるせねぇ――」


 そこでアーノルドの言葉を聞いていた酒場の全員が押し黙った。

 それでも彼はつづけた。


「な、ノリのモテない奴らはまだ知らない。

 真の家畜豚は、お前ら上級国民だったってことをな!」

 という、結論でちゃった馬鹿が王様のこかんの相棒、愛棒探しでこんなことをしているのだろう。

 おおかたな。

 ったく腐りきっている下衆の極みだ」


 そこで一杯煽ったアーノルドが寂しそうにジョッキの中身を【空】を見つめてだんまり。


 継いだのはアルフォンス。


「確かに舐めてるな。舐めプもいい加減にしろってばよ。こんな装備で冒険出る馬鹿いないっしょ。てか、王様、今まで勇者候補見続けて外の世界で行方不明、時にはどうぶつの森、で、バラバラ死体になって内蔵なかったとか。

 幾ら資産投入しても成果だせないならこれで十分、どうせ死ぬ。

 と、諦めてるのだろう。

 王とか首相とか、ノーベル平和賞強制的にもぎとろうとする、裏工作大統領なみに馬鹿な王に、ちとなってるっていうけど。

 まじみたいっすね。

 まったく困った王様だってばよ」



 アルフォンスの言葉に、何故か酒場の野郎全員頷き。


「そ、それじゃあ、みなさん、僕の魔王退治の旅。

 下手をすれば片道切符の旅、ついてきてもらっていいんですか?

 そんな武器しかないですけど」


「かまわん、寝床と飯、それさえあればどうとでもいい」

「確かに、聞かざる装飾品は堕落の証、私に全部渡して天国にいきなさい、のノリなので、金集めの冒険にいきましょう。世界を全て天国行にするために――」


「俺もいいっすよ!きゃわわな子は男児女児関係ないっすからね。

 年齢幼いと成長期同じで胸出しても男か女かわからない。

 それがおいらの嗜好、おいらのツボ!

 いきますよ、勇者さん!」


「あ、ありがとうございます。

 では、ここの支払いは割り勘で。

 お金30キルユダしかもらってないので」


「わかった。魔物殺せば財布持ってるだろうからそいつらから奪い取ろう」


「それでは、勇者様。旅立ちの合図を」


「み、みんな、よろしくお願いします! そして、今から出陣!」


 と、掛け声掛けたら。


 ダルイマダムが、


「待ちな、外の城門いったら、番兵がお前さんを王城に連れ戻そうと、ひと悶着起こっちまう。ついてきな、隠し通路で、地下下水道のさらに下。

 そこは未探検のダンジョンが広がっている。

 一応城脱出ルートは魔物は入れないようしてあるから、見つかることなくまっすぐいくんだよ。さぁ、こっちだよ」



 マダムダルイに誘われ、いま、僕たちの冒険が本格的に始まる。

 

 僕らはついに酒場から地下経路で脱出。

 あれ?

 なんで勇者が公的機関というか王族から隠れて出立してるの?


 今さらながらに悩む僕の思考を置いて、彼らは軽やかに先人を進む。


 そのまま誰にも見つからず、マダムの脱出口。 王さまや近衛兵や街をうろつく巡回兵、そして門番の目を盗んで出られる排水溝のはるか下の隠しダンジョン。

 そこはレベルがやばいらしいので見つからないよう進み。

 

 僕の輝かしい冒険は、地下下水道ダンジョン下の、隠しダンジョンが僕らの冒険出発地点。

 

 そんな、異常な旅立ちから勇者の物語ははじまるのだった。


 これがまさに糞味噌チャーハンパーティ、隠されてたぼろいフライパンの上だ。


 僕たちは知らない。

 マダムに外へつれだされ、それが城の外、

 遥かに離れた森の中、山脈への途中の大森林の斜面に出て、本当に冒険が始まったのだと実感。


 そしてさらに知らない。

 僕にこれから、何が起こるのかも。

 同時に、危険でワイルドな冒険が始まったことを。


 ただ僕は無邪気な子供の用に胸を躍らせていた。


 女の子用勇者衣服で、風にミニスカ靡かせ白いパンティだしながら。

 三人がそれを背後から見ていることも知らずに。


 まだ子供過ぎた勇者の儚い夢物語を目指す、

 子供心の勇者が一人、世界を見渡しテンションあげあげ。


 本当の旅の始まり、

 ただただ城から逃げ出した追手が来るかもな世界で、

 僕は何ができるのか。

 それすらわからず――




 ついに冒険が……始まった……



 BGM・アリアサンのテーマでお願いします――



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