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こんにちは魔王退治の前に王様から勇者と認めてもらいに上京しました。リニアモーターカーで。あれ、電車なのに、カー?('A`)

            挿絵(By みてみん)







 ……あの日から始めよう……



 ここは辺境とばれた、もしくは便宜的、揶揄的意味合いで同じ言葉遊びで。


 シャローム。

 辺境だ。


 王国が占める島国アリアサン。

 そこを囲うように幾つかの群島があり、その一つが僕の産まれた島。

 主要島であるアリアサン王国の政を行う王都から南西にある小さな群島の中、小さな教会を囲う村は牧歌的に平和で、穀物農業と、アリアサン主要島から離れているため、断崖絶壁のせいか、周囲の海の水深も深く漁業も盛んだ。


 他の群島よりは活気がある為、王国の王様からの威光で、

 ここは、【初】の名を貰う、群島で一番最初に名をあげられる名誉を貰った【】カクセン島と呼ばれる村だ。

 村なのに島名。

 よく知らないが旧文明時代からこんな風によばれていたらしい。


 その島の中で僕は物心尽くときには、踏んで殺せるスライム虐めという遊びに興じ、他には名産として干物にされて売られる、ちいさな浮遊物――

【ふわふわ】、とよばれる丸いゼリーが浮いている。

 これの水分を完全に抜くと、見る間に干からび。

 保存食や滋養強壮になるので酒漬けにされるとか。


 いずれにしろ小さな群島の一つ。

 戦えるのは、この干物にできるので狩って、土産物屋さんに持っていくと結構な値段で買い取ってもらえる。

 きっと、アリアサン以外の、絵本で覚えた大陸。

 そこと誰かが交易をしていて、売っているのだと。


 僕の爺さんは語った。


 ちなみに、

 スライムは吐いたゲロみたいな形でにゅるにゅる動いて、大人なら踏むと死ぬ程度だ。


 敵?から攻撃を喰らった事はない。

 

 さすがにスライムは経験値にすらならないが。

 このふわふわは基本風任せのようだが、動き回っているので、そこらの棍棒拾ってぶったたくのが子供たちの間で流行ってるレベル上げというやつだ。


 しかもたまにお金をドロップする。

 5匹に一回の割合で1キルユダをどろっぷ。

 10キルユダで、痴漏流チョコ換算だ。


 僕も幼少期から戦い、

 キルユダをたくさん稼いで1500集めて、村で一番の鍛冶師の武器販売鍛錬師に、この鋼の剣を購入した。


 こうしてたくさんキルユダ集めしまくって、

 他の同世代から尊敬と嫉妬を集めて自信がついたころ、

 13歳の誕生日を迎えた、今日!


 手の甲に、変な黄金に輝く痛みを伴う模様が現れた。

 凄まじい痛みに耐えられず、僕のお誕生日会の真っ最中。

 離れた場所に住んでる知り合い、友達、幼馴染らがこんにちはおめでとう、で来てくれたのに激痛までこんにちはしてきやがった!


 両親は誕生日会を中断。

 村の治癒師である妖しい踊りが得意な、王国主催の親しい踊りでなんか、疲労が増えていくね?大会45年優勝しまくる、妖しい踊りの娘――妖踊娘無敗の帝王だった婆。

 祈祷師の婆さんのところに連れていかれるが、


「うん、これ、無理。でも儂の知識があってるなら、儂のところじゃ駄目でも村長を引退した、ボケ入ってるけどあっちは立派な長老の元へ行くのじゃ」


 と、お役所ばりに盥回し。

 なんで婆が長老のあっちが立派とか知ってるのか?

 そんな疑問すらお伺いできない状況の中で僕は牛糞を載せる台車に載せられ、パパンとママンに引っ張ってもらい、

 村一番の物しり爺さんである長老の元に両親が突貫!

 有無を言わさず僕の手の甲を見せて――

 僕の掌に現れてくっついている幾つもの三角形メルエルウス、と呼ぶらしいが。それらは凄まじく精緻に正しく合体している紋様。

 なんか魔法陣みたいで超怖い。

 掌を覆う幾つもの合体メルエルウスを構築した形で浮かんでいて――

 爺それみて、クワ!



「こ、これはー、ハイレグの紋章!」


「長老、つまり何?」

 訳、わかんねぇよ!


「おま、寺小屋で何を聞いとった!

 これは勇者の証じゃぼけぇ!

 ハイレグの紋章は――

 この世に邪悪蔓延るとき、

 無辜の民が邪悪なる移民難民技術取得留学の屑どもが、

 お題目つけてこの平和な世界に侵略移住を企て群れで動き出す虫禍トンボの魔王と、その手下ども、侵略ゴブリンやオークモンスターをぶっころしていい!

 神がそう言った!

 それを遂行する使命を持った者。


 時を超えて異界から現れた魂、その器がそのハイレグの紋章所持者!

 つまり夜の争乱と強姦とか略奪とか「なんかむしゃくしゃしたからジャップ殺したかった」とかいう連中を、衛兵や警備隊のお世話にならずに殺してよい!

 つまり――」

「つまり!」



「勇者として覚醒せん!――じゃ!」



「勇者!息子が!」

「まぁ、お赤飯焚かなきゃ!」

「いらないから! 初潮のきた、後に侵略茶肌の色違いゴブリンに強姦される、弱世倭国の女の子じゃないんだから!」


「倭国の事は知らんが、ほれ、今すぐ旅の準備をして、主要頭のアリアサン国王がいる王都に向かうのじゃ!

 お前も成人の13歳に到達した!

 行け!

 今すぐ!

 儂から皆に説明しよう――

 ああ、まさかこの村から勇者が、世界を牛耳って各国の女を集めて独裁政権共産圏でハーレムを目指す、ただのデブ!

 人を喰うレシピ羊脚書をもとに、まさに人を喰う、連中の上級国民、それをひきいる豚の顔と一緒にダチョウの肉だよ、で、人を喰いたがる、糞デブのブー魔王との戦いに赴く救世主が現れようとは!」


「ぼ、ぼく、勇者になっちゃったの!」


「産まれた時から、決まってた事じゃ!

 お前の魂はこの世界のモノではない。

 未知の力を得た究極の魂じゃ!

 ゆえに、いそげ!

 アリアサン王国行の海洋弾丸カー・リニアモーターカーで一気に転送させる、なに切符は、村の税収から出すから安心せい!

 おい、孫娘、泡姫(ソープ!)急いで村人を中央広場に集めろ、あとビール瓶入れ箱を逆さにして台を作るのじゃ! この村からついに勇者が誕生した!

 名前は勇者ぼくでん!

 ああ、忙しくなるぞ!」


 そしてあーしてこーして、

 出立のお祝いの祭が終わり、

 ソープがこっそりよってきて、宿屋でお話しませんか?

 二人きりで?

 とかいうので、

「すまない、、嬢とはしない。性病あるかもだから。前、総合病院の泌尿器科で、僕のアレでかすぎませんか?って質問しに行ったことがあるんだけど、

 石鹸くせぇ、どうみても暴力団に飼われて、

 ソープな園で裸でヌルヌル接待してそうなやべー雌豚の集団に待合室で囲まれたことある。

 来ませんか?って名刺まで貰って、病院診察後に、コンビニのゴミ箱に捨てた」


「……」


「僕の実話だ」


「何言ってるか、何一つわからない……そうご、びょういん?ってなに?」


 僕は背を向け、

 自分の家に歩き出す。

 友達や、幼馴染汚女の子らに別れを告げ、

 僕は両親が用意した、青がすきなので、青い貫頭衣。

 茶色の手袋とブーツ。黄色いベルトを締め。

 代々に家に伝わっている、

【なんかこれつけると、いかにもつよつよ感でまくりで、やべぇ勇者だ!と、見えるらしい両端に白い翼の模様が精緻に施されたサークレットを被り、


 自腹で買った、まさかこれから本当に伝説上の、絵本でみた魔物相手に使う事になるとは思ってなかった両刃の鋼鉄の剣を背中の鞘に刺して、前にベルトで斜め掛けにして装備。赤いマントをつけ、


 ――僕は、出陣した!


 勇者の子種汁が欲しいの!

 幼馴染娘や、義妹や、魔法道具屋のおねーさんや、薬草売りの看板娘の5つ年下の、発情が始まったばかりの村娘。宿屋の娘。

 そして長老の孫娘泡娘。


 おそろしい敵は、魔物とは限らない。

 僕のあれは、美幼女か美少女に使うべき。

 勇者としてセンセーショナルにデビューするなら、きっと各町の魔法道具屋のおねーさんやロリ娘。薬草売りの看板娘のおねーさんか、年下娘、発情が始まったばかりの村娘ども、町娘ども。宿屋の看板娘健気派。

 あらゆる女の子と出会えるんだ。

 可愛い子だけ手に入れればいい。

 PTだって組んじゃうか?

 王都には冒険仲間を集める施設もあるとかないとか。


 夢は膨らむ股間も膨らむ。

「あ、少し垂れちゃった……」


 僕が駅のホームで買った、スキュラ自動販売機の深層水くみ上げすぎて遥か未来の生命体への生命のスープのんじゃって、お前らの未来潰してすまんなWWW

 とかいうキャッチフレーズの、未来人がやべー事になりそうな水を使い、

 それをボトリングしすぎて、世界の未来が本当に危ないとか。

 新人類が誕生しないとか、これで永久に死の星になるとか言われる深層水!


 な、その液体をゼリー状にして、炭酸水だよ、美味しいよ!


 僕の一押し飲料を飲んで、

 両親と見送りの下等生物共に乾杯で飲み交わしてたら、少し垂れたのだ。


「それじゃ、いってくるよ」


 少し地上から浮いた弾丸列車カー――リニア・もう!高―――から来たらしい名前の、【いや乗車券高くて、出資者の孫娘がそういったことから始まったという所説もろもろ】の無人カー、が、到着、扉がガルウィングで開いていく。

 

 そこに颯爽と乗り。


「ぼくでん!身体に気を付けるんだぞ!」

「ぼくでんちゃん! 女の子に気を付けて! 勇者の遺伝子を狙って襲ってくるのは、サキュバスやロリキュバスだけじゃないよ!」

「ぼくでん、気をつけろ! 女型モンスターは、精霊でさえお前のもれまくっていない蛇口目指して突貫してくるぞ! どっかの国の侵略する外人流入の蛇口を絞めろ!ってんだ!」


 そんな声援、応援を背に、


 乗り込んだ僕の背で、ガルウィングがしまり、

 フォォォーン、と、空中浮遊でマグネットの力で浮遊が、一気に弾丸列車カー!

 随時フゥォォォーンが、鳴るのは少し気になるが、

 まぁ古代文明時代の遺物レリックらしいから仕方ないのだろう。


 ちなみに噂では、これが壊れたら直し方がわからないらしい。

 だから整備もなにもあったもんじゃない。



 そんな危険物に乗り込んで、僕はリニアモーターカーの座席に座り、荷物を隣の席に堂々と置いたら。



【あじゃっす、主要島アリアサン王国首都アリアサンに到着っす。

 忘れ物しないようにバイならしてくださいっす。今日はこのボロにのってくださりあじゃじゃしったあぁ――】



「うん、呼吸回数10回で主要島にきちまったよ。てか、このやる気のないアナウンスはなんなんだ――ま、いっか」



 こうして、僕は運命の交差点、

 これからかけがえの無い仲間たちとの出会いが待つ、

 アリアサン王国駅から

 アリアサン島の王都――帝宿みかどやど――の土を踏むのであった!


 これが、僕の旅の始まりだ!

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