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嘆き哀しむ事無かれ

作者: 右京

私は、愕然とした事がある


私亡き後、私を知る人が亡くなれば私は存在しなかった事になる話


衝撃的だった。言われてみれば当然な気もしないでも無いが


それでも哀しくなった


両親に恵まれ、兄弟に恵まれ、友達にも恵まれた


社会人デビューは、第一の人生の分岐点だろう


人間関係に悩み、自分の人生に悩み、将来に危うさを感じる様になる


仕事を変え、生活を変え自分の生き方を模索してる間に


あっという間に時間は、過ぎてゆく


終身雇用という言葉が死語になった現代、健康であればそれこそ


死ぬまで働ける。命一杯働いて死ぬ事を幸と受け取るか不幸と受け取


るかで自分の一生を採点する事だって出来る


単なる価値観の問題では無い。そんな単純では無い筈だ


前者にしても後者にしても楽しい時あれば苦しい時だってあった筈


だから。そんな人生を全うした自分の存在がどうやらこうやらと考


える事自体が陳腐に思えてくる


自分が骨になった後を気にする必要なんてあるか


その骨さえもいずれ塵となり自然へ還っていき地球の一部になる


これぞ真な母なる地球


嘆き哀しむ事無かれ





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