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序章
初めましてM.Mです。
「あ、風船が……」
風が吹く。それはまるでイタズラに少女から風船を取り上げるように。人混みの中また風が吹く。人を押しのけてさっきよりも強く速く。それは少女の横に辿り着き地面を蹴る、柱を伝いそして上昇気流となる。
「よっと!」
風船を掴んだ風は下降気流となり少女の前に着地する。
「もう離すなよ」
「ありがとう!お兄……さん?」
少女が礼をいう頃にはその風は遠くの人混みの中にいた。その速さは何かに急いでいるのか、はたまた何かから逃げているのか。それは分からないままだ。
「待ってよ、兄さん!」
…………。
「待てぇぇ!!食い逃げぇぇぇぇぇ!!!!」
……………………わかった。
なるべく永く書こうと思います。(文字数的にも)
小説を書く上で大切な語彙力が不足してます。誤字脱字があるかもしれません、その時はご指摘等をお願いします。
よろしくお願いします。