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作者: 仲島香保里

月が沈んだ 月が昇った

月が沈んだ 月が昇った

月が沈み 月が昇り

幾度 幾度繰り返しただろう


幾日 幾月 幾年

月が沈み 月が昇ったのか


月が沈んで 昇るのは太陽(あさひ)ではなくて

同じ形をした 偽物じみた月

嘲笑うかのように 明るい

太陽のふりをする 大きな月


月は 太陽の代わりは務まらぬ

月は それを知っている

人は 太陽(ひかり)を知らぬまま

月は 惑星(ほし)の全てを欺き嗤う


太陽は 命の芽吹きの手を引く

太陽は 草木を照らし地を照らす

人は それすら忘れ去り

太陽は いつしか昇ることを忘れた

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