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今週はテスト一週間前だからね。
時間ないのよ。
という事で短いです。
そして、適当感が半端ないです。
家に帰ったのは朝起きてから一時間程度が過ぎ去ったころであった。
正確な時間は分からない。
なぜなら村には時計というものがないから、そもそも時計が必要になることがないからである。
仕方ないので俺は自分のために家の裏手に日時計を自作したのである。
とはいっても元の時間が分からないのでこの世界の標準時とは異なるのだろうが。
また一時間だって自分の感覚で決めている物なので全くもって性格とは言えないのだろうが。
それでも、時計があるのとないのとでは今まで時計の時間に縛られてきた俺にとって落ち着くものなのである。
村ではだいたい俺が5時と決めた時間からみんなの生活は始まる。
それは家も同じで家に帰る頃には両親が起きており、朝食の用意が始まっている。
食事の用意に俺の付け入るスキはない。
そもそも食材が前世と異なるのと母が譲らないからである。
朝食ができるまでまだ少し時間がある。
そう判断した俺は川に水浴びに行くことにした。
もちろんランニングの汗を流すためである。
ついでに魚も取ってくる。
それはいつものことであった。
川べりにある岩に服をたたんでおいて、川に飛び来む。
水は澄んでおりベタベタとした汗を流してくれる。
汚れた水が流れてくることがない。
それは自然のままの川である。
こんなものは前世にどれだけ残っていたであろうか。
そんなふうに毎回考えてしまうのは転生者としての宿命なのかもしれない。
体の汗が落ちたところで今度は魚を取ることにする。
取り方はいたって単純。
前世で言う熊のような取り方をするのだ。
網なんてないし、釣り糸だってない。
仕方ないのでこのやり方でいつも魚をとっているのだ。
とはいっても別段不便にしているわけではないが。
川の中に立って魚が来るのを待つ。
やってきたら横からかっさらう。
その繰り返しである。
自然が豊かであるから魚はたくさんいるからそんなに時間はかからない。
自分たちが食べる分だけ、それ以上は取らないで俺は家へと帰った。
朝食が終わったら大人は畑仕事、子どもは教会へ行く。
子どもはそこで読み書きと簡単な計算を教えて貰ているのだ。
これはここいら一帯を治めている領主が税を軽めにしていること、さらには教育に力を入れているらしいからである。
らしいというのは俺が本人に聞いたわけではないからである。
まぁ、当たり前か。
ちなみに、俺はこの教会へは行かない。
すでに読み書き四則演算はできるからである。
だから、これまたいつも通り遠山のGさんに会いに行くとしよう。
感想は。
あると嬉しいけど批判が怖いです。