表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

バレンタイン

それいつあったっけ??

そんな感じで今年のバレンタインは過ぎ去りました。

(:_;)



内容は全くバレンタインと関係ありません。

異世界転生というものをしてから5年の月日が経っていた。

言わずもがな、俺は5歳になっていた。


5歳になるまでに俺は様々な苦難を乗り越えてきた。

その最たるものが食事である。

食事は人間が生きていくのには欠かせないものである。

まして赤ん坊であった俺には成長のためにも食事をとらなければならなかった。

もちろん、今もであるが。

ここで問題になって来たのは俺の精神年齢の問題であった。

体は0歳であった俺だが中身は16歳、健全な高校生であった。

そこに俺の食事、母乳はたまたそれを与えるための機関である乳房を目の前に出されたとしたら、反応に困ってしまうのであった。

確かにちょっとラッキーと思うところもあった。

だが、それは自分の母親の物である。

それに欲情するのはどうなのだろうか。

そんな倫理観との葛藤に陥ってしまったのである。

しかし結局、自身の食欲に勝てずありがたくいただくことになった。

母親の胸に吸い付く16歳の俺・・・・・あってはならない姿であった。

俺はその時に何かなくしてはいけないものを失ったような気がした。

ファンタジーな世界や赤ん坊の学習能力に驚いたりもしたが何はともあれ5歳には成れたのだ。


5歳になった俺の朝は早い。

朝4時、俺は起きる。時間は大体である。

そんでもって日課のランニングに行くのだ。

なぜ5歳の俺がランニングなんかをするのか、俺は至極簡単なことである。

体力と筋力をつける。

それは今世を充実したものにするために必要になるものであった。

さらに言うとちょっと恥ずかしいのだが、俺は成り上がってやろうと思っているのである。

それは俺がまだ赤ん坊のころ自分が村人の子供だと知った時思いついたことだ。

しょうもなく、何ともありきたりであるがやる気がなくては始まらない。

そのためにまずはできる事。

つまりは成長期に合わせて体を鍛えることで今のうちから体を作り上げてしまおうというのだ。

だから朝から走る。

走って走って走りまくる。

限界まで走る。

そうすればきっと超回復というもので前よりも体が丈夫になると考えて走り続ける。


今日もいつも通り4時に起きた。俺の両親は眠っている。

村人の朝が早いとはいっても4時は早すぎるのだ。

そろ~り、そろ~り

両親を起こさないように俺は家を出る。

「・・・・ん、エル。いってらっしゃい。」

母が声をかけてきた。

母が言う通り俺の名前はエルである。

略称ではなくただのエル。

苗字はない。

当たり前だ、俺は村人で貴族ではないのだから。

だからこそ成り上がろうと思っているのだが。

母はそのことを知っている。

前にランニングに出かけていることを見つかった時、説得する際に話してしまったのだ。

その時母は俺のことを応援してくれるといった。

子どものしょうもない夢を応援してくれるのだ。

いい人だと思った。

「行ってきます。」

俺は他の人を起こさないように小さな声でそう言って家を出た。


俺の朝のランニングコースはいたって単純である。

うちの村、エスプリ村の近くには山が二つある。

近山と遠山、ちゃんとした名前はあるのだろうが村人たちはそう呼んでいる山の近山を超えた反対の麓まで行くのだ。

そして帰ってくる。

距離にして60キロ程度の道のりである。

それが俺のランニングコースであった。

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!

走る走る、全力で走る。

3歳から走っていたらついていた前世よりもある体力でもって走る。

異常な成長であろうだがやっぱり子供はすごいと思いつつ走る。

目指すは一時間での走破である。

すぐに山の麓までは着いた。

ここからが難所である。

山は木々が生い茂っている。

その木にぶつからないように全力で走り抜けるのだ。

体力、動体視力、反射神経ただ走っているよりも多くのことを訓練できる素晴らしい道である。

「うぉぉぉぉぉおおおおおお。」

朝の静かな森の中に俺の声が響く。

俺は森の中を走っていた。

ただ反対側の麓を目指して。



目の前から木が迫る。

それでも速度を緩めずに前進。

ぎりぎりで右に回避する。

するとそこには再び木がある。

それも右に避けることで回避。

だが、その横にも木があったようだ。

今度の木は距離的に普通に横に避けようとしても間に合わない。

へぶっ!

俺は木に激突した。

そしていつものごとく木が倒れる。

木が倒れるとともに起き上がる俺は無傷である。

なんだか知らないが俺は丈夫だ。

だからこんな無茶をできる。

その日も近山に子どもの、うぉぉぉぉお、へぶっ!、ドシン~といういつもの音が幾度となく響いた。



いつも思うけど…書きたいことはあってもうまく表せない。

出来るだけ頑張ります。




感想あるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ