三国志演義

第二章「英雄張飛は腐敗役人を鞭で打ち、大将軍何進は腐敗宦官を討つ」

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「これでやっと太平道（たいへいどう）もお終いですな玄徳殿！」

「嬉しい限りです、しかしまだ残党や張宝（ちょうほう）の行方も気になります、すぐに奴を追い捕えましょう」

「うむ、そのとおり全軍を上げて残党を排除しましょう。」

と、そのとき、再び急を告げる使者がやってきた。

「申し上げますっ！」

「なにごとだ？」

「はっ！賊の厳政（げんせい）と名乗る将が張宝を殺害し、その首を持って投降してまいりました！」

「なんと！ではこの戦、終わりじゃな！」