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さて、そんな傲慢無礼な董卓の振舞いをみて張飛は怒り、彼を殺そうと飛び出したのだが……
「益徳!朝廷に反逆するつもりか!彼を殺せば我々も賊となるぞ!!」
玄徳は叫び、関羽は張飛の手を掴んではがいじめにした。
「放してくれ!兄貴たちよ!このままあの野郎の言いなりになるっていうなら俺はここを去るぜ!ちくしょう!!」
張飛は泣きながらそう叫んで悔しがる。
「……我ら三人は義によって同年同月に死すと誓ったではないか……お前がどうしてもここを去ると言うのなら我らも共に去ることにしよう、雲長はどう思うか?」




