三国志演義

第一章「三豪傑が桃園の下で義を誓い、初めて賊を討つ」

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その後、この宦官たち十名、

張讓（ちょうじょう）、趙忠（ちょうちゅう）、封胥（ほうしょ）、

段珪（だんけい）、曹節（そうせつ）、侯覽（こうらん）、

蹇碩（けんせき）、程曠（ていこう）、夏ウン（かうん）、

郭勝（かくしょう）

は、共謀して「十常侍（じゅうじょうじ）」と呼ばれるようになり、特に張讓は帝の信任を得て父と呼ばれるほどの大物になってしまい、国政は十常侍の思うがまま、国は乱れ、いまや盗賊たちが暴れまわる世の中となってしまったのです。