三国志演義

第一章「三豪傑が桃園の下で義を誓い、初めて賊を討つ」

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「盧植（ろしょく）殿はもはや任を解かれ罪人となっております、護送の任務に遅れると私も罰せられますゆえ、そこをお退きください。」

護送隊長はそういって先を急ごうとした。

「お話を！どうか少しの間だけでも先生とお話を！」

「なりません！お退きください！」

「あの堅物野郎め！」

張飛が堪り兼ねず飛びかかろうとする寸前、関羽がそれを遮って止める。

しかし、玄徳の突き飛ばされるのを見て関羽もついに堪り兼ね、「おのれ！」と飛びかかろうとした。