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「そのようですな、張角はなにやら風雨を自在に操る怪しげな術を使うのだと聞いておりますが……そんな妖術使いが相手では苦戦も致し方ないかもしれませんな……」
「実は盧植様は私の幼き頃の師であるのです。」
「おお!そうでしたか。では、話というのは?」
「はい、これより我らは広宋へと向かい先生を助けたいと思っております」
「了解しました。太守には私から伝えておきます。お名残惜しいですが、皆さんのご武運をお祈りしております。」
そうして鄒靖軍は幽州へと帰って行き、玄徳たちの軍、五百名の軍勢は新たな戦地、広宋へと向かうのであった。




