三国志演義

第一章「三豪傑が桃園の下で義を誓い、初めて賊を討つ」

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「太守、こちらが例の義勇軍の司令官たちです。」

鄒靖（すうせい）が紹介すると、三名は堂々と名を名乗る。

「このような方たちがタク県におられたとは嬉しい限り。皆さんは兄弟の誓いをした仲であるとの話ですが、玄徳殿とは同性であるのでなにやら私も親近感がわきますな。」

劉焉（りゅうえん）は、そこで玄徳の出自の由来を聞いて同祖であることを知り大いに喜ぶ。

そしてついには玄徳の人徳に魅入られると、自身の身内として招き入れて厚遇するのであった。