三国志演義

第一章「三豪傑が桃園の下で義を誓い、初めて賊を討つ」

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「よしっ！天下の大事を考えるのは身内になってからっ、てことで決まり！さっそく準備するわ！」

次の日、約束通り桃園にて義兄弟の誓いは執り行われ、劉備たちは祭壇に供物を捧げ、香を焚き、誓いの言葉を天地神明に奏上した。

「神よ！劉備、張飛、関羽、この三名、その出自は異なれどすでに兄弟同然、よって今より心を一つとし、共に助け合い、国、そして民の為に生涯尽くすことを誓う。そしてこれに背けば地獄へと落とされることをも誓う！ゆえに我等の出自を同じに変えることは願わねど、ただ同年同月に死すことを願うものなり！」

そう誓い終わると、玄徳を兄、その次の兄が関羽、張飛を弟としたのであった。