三国志演義

第一章「三豪傑が桃園の下で義を誓い、初めて賊を討つ」

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そして二人が酒場で盛り上がっていると、店に身の丈九尺（2m以上）はあるような一人の大男がやってきてどっかりと腰を下ろします。

男は色黒で、髭は特徴的でとても長く、口元凛々しく、切れ長の目、その容貌は威風堂々、威厳と迫力を持っていた。

「おーい店主、酒だ！酒持って来い！はやくっ！」

そう急かす大男に店主が「そんなに急がなくったっていいじゃないかい」と言うと。

「いやいや、すぐに募兵に応じて城へ行かねばならないのだが。その前に一杯やっとこうかと思ったんだよ」