第6話
「まことに申し訳ございませんでした!」
床から頭を引っこ抜いた瞬間、僕は自慢の身体能力を最大限に駆使し、全力で土下座した
だってそうじゃん?
そうしないと多分僕死ぬじゃん?
嫌だよ僕
死にたくないもんまだ
せめて死ぬなら先に熾天使になってみたいね
「う〜ん、謝罪ができるのはとってもいいと思うわヨォ〜⭐︎」
「「うっ、、、」」
「何かしら?」
口を開くごとに発せられる、粘着のすごい気持ち悪い話し方
僕でなきゃだぶん死ぬね。気持ち悪さで
「ま、謝罪は受け取ったしいいわ。今回だけは許してあげる。それに、私も一回《《あなたを見ておきたかったもの》》」
「??」
「早く行きなさい。今日、テストなんでしょ?頑張って熾天使になるのよ。《《私たちのためにも》》」
「はいっ!」
僕をみておきたかった?
権能の使えない、、、認識することすらもできない落ちこぼれを一眼でもみておきたかったってことかな
ま、それでもいい人そうだしよかった
僕が熾天使になることを望んでくれているようだしね
そんなことを考えながら僕は、自身の教室に向かうのだった
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「おぉ、ルシファー!お前学園長に呼ばれたって言われてたけど大丈夫だったのか?」
クラスに入った瞬間、そんな問いが投げかけられた
「それ、バラしたの誰?」
一緒に登校したバカなんて1人しかいないからわかりきっているようなもんだけど一応聞いておく
冤罪で締めちゃったら可哀想だからね、うん
「え、ミカエルだけど」
予想通りだった
あとで締めよう。たんまりと
どうしようかな〜
さっきオカマ先生にやられたプロレス技もいいし前僕が開発したくっそ痛い関節の外し方も試してみたい
ふふふ、想像が捗る。いっそのこと全て試してやろうか
「お、お前、、、なんか雰囲気怖いぞ?」
「あぁ大丈夫。ミカエルをどう処すか考えてただけだから」
「いやなんで?!お前ただ学園長室呼ばれてただけだろ。そのこと言ったらなんで処されるんだよ」
「ん?散々バカにしてきて気に入らないからだけど。ただの八つ当たりだよ」
あいつにはたくさんの恩がある
例えば僕が遅刻寸前まで起こしてくれなかったことだったり僕の家を半壊させてくれたりと
そりゃあ、返したくなるよね
ーーぴ〜んぽ〜んぱ〜んぽ〜ん
そんなくだらないやり取りをしていると、チャイムが鳴った
それと同時に、先生が教卓に立つ
「それでは、全天界共通能力試験を始める」
僕はそのセリフを聞き、グッと気合を入れた
ーー今思えば、これが僕の天生としての分岐点だったんだろう
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授業中に執筆するの背徳感?えぐい
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