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極彩色のハッピーライフ!  作者: 忍野。
3/4

◎ウチは仲良し家族です!

「ひーちゃんとこー君は反抗期らしい反抗期が無いなぁ」



珍しく早く帰宅したパパが、お酒飲みながらそんな事を言った。


はて。反抗期とは。



「いや、こー君はそれなりに俺に対してはあると思うけど。翡翠は喧嘩っぱやいだけで親家族にてめぇコノヤローはないんだよなぁ。」



いや、なんかしみじみ語りだしちゃってるけど大丈夫?うちのパパって見た目めっちゃ若いから、もうアラフィフだなんて思えないんだよね。


そのくせめっちゃママ大好きだし、ウチはママが絶対みたいな感じだから、本当にこの人ヤクザの若頭なのかな?って疑うもん。



「んー、ひーは別にママとパパに反抗する様な縛りされてないし、いち姉とふー姉にも聞いた事あるけど、我が家の教育方針って、未成年のうちは自由にやらせてみる!じゃん?好き勝手してもパパもママもダメって言ったことなくない?」



「いいか翡翠。ダメって言ったところでママにそっっくりなお前らが、はい分かりました!って聞くと思うか?俺はママのトリセツ持ってるんだぞ、お前らがどんだけやんちゃしても、ママのあの頃に比べたら……って思えば、止める気にもならん。」


「おいコラ、論してんのかディスってんのかハッキリしな」


「お前ら覚えとけー、俺の(あお)は怒ると怖ぇんだ。」




家族仲はいい方だと思う。特にパパが愛妻家で家庭ラブだから、このマンションだって一人一部屋欲しいだろーとか言って、私が中学生になる時にキャッシュでポーンと買ってるからね……億ションだよ……??なんなの6LDKのマンション最上階って。意味わかんない。




「ねえママ、パパって金銭感覚おかしくない?」


「昔からだからもう気にするのやめました。」


「私たちもめっちゃそれママに言ってたよー!」


「だよねぇ、だってパパ私たちの車も初心者マークなんか恥ずかしくて付けれないような車、二人お揃いなとか言ってポーンと一括キャッシュだったもんねー。」


「え!?!?いち姉とふー姉の車もなの!?」


「あと利壱(りいち)お兄ちゃんの大学費用と車もだっけ?もうパパほんと頭おかしいから。」


「一花それどストレートすぎっ!」



めっちゃゲラゲラ笑ってる姉ツインズ。あ、うち双子姉双子兄弟だから!パパもママも、一度に二人分イベントまとめられてるからある意味楽、なんて言ってた。



そんな私と琥珀にも、一応幼なじみ?がいるんだな!!

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