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アルカイルの戦い Ⅰ

アルカイルの戦い。1日目。


いわゆるトーナメント形式のアルカイルの戦いでは負けなければ優勝である。単純だが、簡単ではない。少なくとも、過酷な異世界で暮らして来た人達だ。日本でぬくぬく育った人とは違うだろう。それに、大きな大会とあって、屈強な戦士も多い。


表を見ると、勝ち進めば決勝は昨日俺を助けてくれたスパイムになりそうだ。

「カイ、うまくいけば、決勝だな。でも、いくら心が打ち解けたといっても手加減はしねえし、カイもするなよ。俺は本気で戦いたい。」スパイムは本当にこの戦いで勝とうとしている。

「ああ、互いに頑張ろう。」

と、握手を交わした。


そして俺の初戦。

「トロン村、魔手のノロウだ。」

少し戸惑ったが

「ヒノクニ、魔剣士カイだ。」と返した。


そして審判の合図で俺の異世界対人戦の初戦が始まった。

瞬間、ノロウの持つ魔道書から、黒い手が飛び出す。それも1本ではなく20本は下らない量だ。俺の全身をドーム状に取り囲む。観客の誰もが終わったと思っただろう。この時までは。勝ち誇った目をするノロウが異変に気づくのは3秒後だった。気づいた時にはカイはもう全ての手を斬っていた。俺は魔剣ジフリーチを背中に仕舞い、「降参しろ。お前じゃ勝てない。人はなるべく傷つけたくない。」

「は、はいぃ…」こうして初戦を俺は勝利した。


そして、波に乗って、どんどん倒してしまい、遂に決勝まで来てしまった。

気になる相手は…なんとなくわかってはいたが、スパイムだった。

スパイムも俺もニヤリと笑う。


「アレム村、蜘蛛のスパイム。」

「ヒノクニ、魔剣士カイ。」


戦いは始まった。

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