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初め語り
何処にでも普通に居る様な、普通の高校二年生。
兄弟や両親は普通に居るし、学力や運動神経は全く持って普通。
顔や出で立ちもパッとしない、フツメン。
普通を凝縮した様な男……と、自覚はしているつもり。
では、有った。
有った、のだが……。
突然、俺は交通事故に遭った。
いや、実際は轢かれそうになった子犬を助けて、代わりに俺が轢かれた訳なんだけれども。
俺は、生憎其処まで鍛えている訳でも無かったので、普通にあっさりと意識が飛んだ。
……そして、目が覚めたら。
何故か、赤ん坊になっていた。
俺はその状況に戸惑いつつ、とある現象を脳裏に思い浮かべていた。
『転生』
まさかそんな摩訶不思議な現象に関わるとは、と驚きつつも、俺はこの新しい生を生きて行く事にした。
……しかし、俺の前には前世では体験した事も無い苦難や困難が立ちはだかり、俺は四苦八苦する。
魔法?剣術?能力?
まぁ、そんな非現実地味たお伽噺の様な世界で、至って普通な俺は今日も。
明日も、明後日も。
波乱な日常を、過ごして行く。




