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とりあえず

「とりあえず、此処を出てギルドに説明しに行くぞ!」


【はい、お願いします。】


ギルドの受け付け窓口にて、

「という訳なので、コイツらは連れて帰りますから!」とライルはネコ耳を帽子で隠している?美人な受付嬢に話をしていた。


「そんな事言われても困ります!ギルド長をお呼びしますから待っていてください!!」


「まぁ、結果は同じだと思うけど待っているよ。」


少しして、ギルド長がやって来た。


「これは、ライル様ではないですか!!」


「俺の事知っているの?」


「ギルド長の会合が王都で在った時、お見掛けした事があり、治療薬を売って貰った事があります。」


「いつの頃ですか?」


「もう数年前の会合だったから詳しくは覚えて無いですな。」


「まぁ、いいや!コイツらは連れて帰って良いかな?」


「今回はライル様の部下と奴隷達の間で起こった内輪揉めという事で宜しいですが、余り刑罰を(かろ)んじられると示しが付きませんよ。」


「頭に入れておくよ。」

とライルは言うと黙ってギルドを出て歩いて行った。


黙ったまま歩くライルにメーリン達は緊張しながら付いていった。


何か言いたそうにしている四人を見て、「気にしなくても良いよ!」

とライルは声を掛けた。


「宜しいのですか?」とメーリンは申し訳なさそうに俯いている。

「すみませんなの~」とシャムは泣き出している。

「ライル様~」とミミルが抱き付いてきた!

『ミミルは何かにつけても抱き付いてくるよな~?』

「軽率でした。まさかあんなに弱いのに王国の騎士だとは思いませんでした。」とコムリは今回の事件についての感想を述べてきた。


「まぁ、そう感じただろうね。帰ったら、皆のステータスを見てみようか?」


「ステータスとかって特殊なスキルや魔道具で調べるものだと思っていましたが、ライル様は分かるのですか?」とメーリンは目を白黒させて驚いている。


「分かるけど、自分が強いと分かって威張ったりせず弱いものを助けてあげてくれ!」


【勿論です。】


「それから牢で見た女性については明日調べてみよう。」


【分かりました】


「犯人が分かるまでは、単独行動はせずに最低でも10人で行動するようにな!」


【はい】


「でも、ライル様は大丈夫ですか?」


「俺は全奴隷を相手しても負けなかった男だよ?」

〔ライルが負けたのは姫達が加わったからであった〕


「その場には私達はいませんでしたが?」


「じゃあ、今晩一試合する?」


【喜んで相手させていただくわ!!】と言う皆の表情は、さっきまでの落ち込みが嘘のように晴れやかになっていた…………

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