初決戦!!
取り合えず、ライルは出来ることから手を付け始めていった。
ルイスに紹介されたサポート人員に町を任せ必要に応じて報告させ町を運営して貰う事にした。
それにより空いた時間で部隊の訓練を付け、夜には治療薬を製作していった。
女奴隷部隊はまずは基礎訓練からやらされていたが、部隊の新人と同じメニューをこなし、ルイスを驚かせていた。
「ライル様、どの様な訓練を女達につけられたのですか?」
「うん、夜に特別な特訓を数日程かな?」
「私達にも特別な特訓を付けて頂けませんか?」
「いや、ちょっと…………」
「勿体振らずに教えて下さい!」
「本当に無理だから!!」
「そうですか…………では、特訓の様子を拝見させてくださいませんか?」
「見せられないよ…………」
「ほんの少しで良いのです!!」
どうしても!と引き下がる様子を見せないルイス。
「分かった。だが、特訓を見せるのはルイスだけだ!特訓内容が分かったら部屋を出て行って下さい!」
「ええ!」とルイスは満面の笑みを見せ頷いた。
その日の夕方、ライルは女奴隷全員を前にして事情を説明していく。
「嫌だろうから強制はしないが、少し協力してくれないか?」
「お休みの日ではないのですか?」
「仕事だ」
「やったぁ!」
「恥ずかしく無いのか?」
「恥ずかしさより」
「ライル様に構って貰えず」
「悲しかったです」
どの奴隷も涙を流しながら喜んでいる。
「訓練期間中は耐久力をあげる為だと言われて休みがないのです!」
毎回意識がなくなるほどライルに追い込まれ立てなくなっているというのに、奴隷には休みだと思われているようだ。
そして、当然と言うべきか全員が立候補してきた。
ライルは覚悟を決め、ルイスに特訓を公開していった。
特訓を見学したルイスは…………
『素晴らしい!!女は男によって磨かれ、男は女により強くなる❗』と感動していた。
「ありがとうございます!早速、取り入れてみます❗」
ルイスはもの凄い勢いで言うと駆け出して行った。
『取り入れるって?』とライルは呆気に取られルイスが出て行ったドアを見ていた。
すると、ルイスと入れ替わりに姫達が入って来た。
「ライル様、私達はサポート人員の教育により反省しました。」
マミルが淡々と述べる。
「今までの私達は不満を言うだけでした。王宮でもライル様の側でも!!」
ミューラが珍しく大きな声で話す。
「ですが、それでは何も変わらず相手に敬遠されるだけです。だから、ライル様は私達から遠ざかっていかれました。」ラミルが静かに悲しみを抑えて言う。
「深く反省した私達は、今後は自分から勝ちを取りに行くと決めました!!」カミィーラが力強く述べ。
一呼吸置くと、、、
【幸せは待っているだけではやってこないのです❕❗】と四人全員がライルに襲い掛かってきた❗
姫達が向かって来るとは思わなかったライルは一瞬動揺したが、直ぐに気持ちを持ち直すと、「フッ!四人で俺に敵うのか!?」と挑発を返した。
「分からないの!?」とカミィーラ
「私達は以前の私達ではないわ!!」とマミル
「貴方たち、私達に協力して下さい。」とミューラが奴隷達に頭を下げた。
「今日こそ協力してライル様を打ち負かすわよ!!」とラミルが檄を飛ばす。
「姫様!!私達を認めて下さるんですか?」
【私達は仲間よ♪】と姫達が声を揃えた!!
「分かった!俺を降参させたら皆の願いを一つだけ叶えてやろう!!」
【本当ですか?】と全員が嬉しそうに聞いてきた!!
「俺を疑うのか!?」
【信じます!!絶対守って下さいね?】双子姫が応えた。
そして姫達との初の決戦が始まるのだった…………




