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そんな

2日後、【只今~♪】と大音量の声が突然聞こえた。


ライルは『まさか?』と玄関に向かった!


そして、『………………』とライルは言葉も無く佇む。。。


黙ったままでいるライルに、

【遅かったですか?】と走ってきたのか息を切らしながら泣き始める者、

【忘れられましたか?】と見詰めてくる者がいるが、そもそもライルは誰が誰だかあんまり覚えてない。


いや、覚える必要が無いと思っていた。

この帰宅でやはり家族の元が良いと戻って来ない者が沢山出るだろうと、、、それならそれで人数が搾られ把握しやすくなる。


と思っていたのだが、見たことのない知らない顔が増えているのだ。


ライルが呆然としていると、、、

「こちらでお世話になることに成りました」と挨拶してきた?


「チョッ、マテ」ライルは片言だが何とか言葉を紡ぐ事に成功した。


何とか自分を落ち着かせ「それを誰が決めた!」と言うと、

キョトンとしつつも奴隷達は【ライル様です!】と答えるが、

ライルには心当たりがまるでなかった。


「俺はそんな事言ってないぞ?」


「期間は設けないから事情を話して来いと言われました!」

『うん、言ったかな。』


「この行軍で脱落者が出るだろうとも言ってました。」

『うん、戻って来なくても構わないと言ったな。』


「俺にはお前達が必要だ!とも言ってました。」

『泣かれたら困るから言ったよ?』


と、次々に根拠をあげられ、

「だから、脱落者が出ても部隊数が減らないようにライル様の素晴らしさを説明して志願者を募集してまいりました。」と結論を言われた。


『俺の説明不足だったか…………奴隷は良かれと思ってした事だから強く言えないな』と新顔を受け入れた。


それから毎日、奴隷達が戻ってくる度にライルの顔はひきつっていった。

脱落者は独りも居ないのに戻ってくる度に志願者は増えているのだ。

しかも志願者は皆、奴隷扱いでも構わないと言う。

ライルは『お前らどんな勧誘したんだよ?』と不思議でならなかった。


さらに数日経ち、全部隊が戻ると遂に穏和で優しいライルは叫んだ!!

「こんなに増えてどうするんだよ!?」


【ライル様に乗って満足してもらいます!】と誇らしげに声を揃えて言う。


「体が保つわけないだろ!?『倍の360人なんて潰れるだろうが!』」


「そんな?可愛がって貰えないのですか?」


「貴方!家族が居たわよね?やはり、戻った方がライル様も喜ぶわよ?」


「貴方こそ!最寄りの町でイケメン冒険者に告白されていたじゃない?色目使っていたからでしょ?」


「ライル様以外に色目なんて使うわけないじゃない!!」


とうとう言い合いを始めてしまった……

「騒ぐな!!そんなに俺が好きなのか?」


【はい!!】


「じゃあ、俺の相手は休みの日にして貰う事で良いか?『それだと休みが無くなるんだが…………』」


【やったー!休みはライル様と一緒よ!!】


『こいつらに休みは不要なんだな。』とライルは思ったが、

そもそも奴隷には休みなんて無いのだ。


「だが、仕事を適当にしたら褒美は無しにするが、その代わりに成果を出したら褒美をあげるから頑張ってくれ!」


【逃げずに奴隷でいて正解だったわ!】と又もや声を揃えて言う奴隷達がいた。


又増えました!


どうしよう?

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