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帰宅

「只今、戻ったよ!」

ライルが恋人繋ぎのままミーファと共に姫達が居る宿に戻ると、双子姫は愕然(がくぜん)とする。


『又、女の子が増えた!?私達の存在がさらに薄くなっていく…………』と双子姫は絶望していた。


「でも色魔の影響を受けている以外は以前と変わりないですよ!」

と侍女マミルが双子姫を小声で必死に励ましていた。

「その内、色魔も去る筈です。」と騎士カミィーラもこそっと励ます。


「これから、一緒に過ごす事になったミーファだ。一緒に仲良くやろう!」


『仲良くやろうって、あの事よね?』とミーファ以外は気付いていた。

ミーファにはまだ早い話なのか気付いておらず明らかに仲間はずれだった。


「勘違いしてるかも知れないから言っておくけど、ミーファは奴隷ではないからな?」と念を押す様にライルが言った。


【えっ?】一同驚愕(きょうがく)してライルとミーファを見つめてきた。


「ミーファは望んで此処に来たのですか?」ラミル姫は信じられない思いで聞いてみた。


「はい!自分の意志で此方のお世話になることにしました。まだ子供なので皆さんに迷惑を掛けてしまうかもしれませんが宜しくお願いします。」


それを聞いた奴隷は【やっぱりお仲間だわ!ライル様を喜ばす事なら何でも教えて差し上げます。】と奴隷だと感じさせない本心からの笑顔で明るく言った。


当然、何の事を指しているのか分からないミーファは、

「はい!皆さんの様にライル君に喜んで貰えるようになりたいので、色々と沢山教えてください!」と目を輝かせながら言っていた。


奴隷でも無いのに進んでライルの毒牙に掛かろうとするミーファに対して呆れと諦めを感じながら、「そう、宜しくね」とミューラ姫は代表して言った。


紹介が済んだのでライルは今後の事を話し出した。

「ミーファは一番幼いので、俺に付いて貰う事にした。」


ライルにとって年下の女の子程度、抱えていても重ささえ感じないのだ。

だからこそ常に手を繋いでいる位でないと離れてしまう心配があった。

当然、ライルは肌身離さず携帯する気持ちでいた。


これには流石にミューラ、ラミル、カミィーラ、マミルから抗議の声が上がった!


「ライル様!」マミルが呼びかけ

「幾ら幼いからと」カミィーラが指摘し、

「それは!」ラミルが悲痛な声で言い、

「あんまりです!」ミューラが泣き落ちる。


「どうしたの?四人がミーファの面倒を見てくれるならそれでも良いけど、六人で居るのは同じだよ?」


「いつも6人ですか?」マミルが余裕の無い姫達に代わって聞いてくる。


「警備係3人と商人も居るけどね」


それを聞いて四人は少し落ち着いたようだ。


ミーファは頼りのライルが側に居れば他は気にならない様でライルにもたれ掛かるようにウトウトしていた。


ミーファを見たライルは「じゃあ、今日はここまでにして夕食を取ったらお休みタイムにしようか!」と夜のパーティー開催を宣言した!

いつも有り難う御座います。


これからも頑張って書いていきます。

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