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夢の中

「ライル君久しぶり、元気だった?」


「ガイエルさん?」


「なんか悩んでいるようだね?」


「分かりますか、分かりますよね…………」


「神ですから、ばっちし分かります。」


「どうすれば良いでしょうか?」


「求めに応じるのが男だよ!?」


「そんな感じで良いのですか?」


「ライル君が今居る世界はいつ死ぬか分からない世界で一夫多妻なんだよ。だから、出来るだけ早く世継ぎを作らなきゃならない。」


「はい、でも姫達とはもっと深い愛情で結ばれてからに【そんな事言ってる間に取り返しつかなくなったらどうする?】」


「それにあんまり拘っていると楽しめる期間が減って後悔するぞ。子育てだって若い内からの方が楽で楽しいぞ!」


「いや、子供が子供作っても…………」

「中身は大人だろ!、それに多少は欲も持たないと駄目だぞ、俺なら調合薬で王家と親からもっと請求するよ」


それでも踏ん切りがつかないライルに


「仕方無い、ライル君が前世で過ごしていた日本での諺を教えてやろう!」

ガイエルが宣言する。


ガイエルから教わった諺は以下の三つだった。


水清ければ魚棲まず(みずきよければうおすまず)


清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)


郷に入っては郷に従え(ごうにいってはごうにしたがえ)


これら三つの諺に共通し、ガイエルさんが言いたいことは拘りも程々にして周りを見渡し心を柔軟にしなさいという様な事だったように思う。


神であるガイエルに諭され、ライルは『気張らないで自然体で受け入れよう!』と考えを改め笑顔で「明日から、気持ちを新たにやっていきます」。とガイエルに誓う。


すると、ガイエルは「沢山の愛を与えて生きていきなさい。それが自分達の成長を促すはずだ」と言葉を送った。

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