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決意を固める姫達
アルが義務の答を探している間に、姫達四人は決意を固めていた。
流石は、王族として育てられていたといえよう。
きちんと、お世継ぎの大切さが分かっているのである。
だが、未だに婚約発表さえしていないのに、その様な事を致すことは流石に出来ないと姫達も分かっていた。
少なくても、婚姻を交わさなければ認められないだろう。
又、当のライル本人は純粋で奥手であるという事を姫達も王も気付いていた。
そして、当分その様な事にはならないだろうと考えるラウロス王。
とは云うものの、ラウロス自身、ライルと姫達の孫が欲しくて堪らなかったり、ライルを危険に晒す冒険者になるのを阻止したかったりと板挟みではち切れそうな気持ちだった。
そこで、王は姫達と相談してみる事にしたのだ。
出た結論は、ライルに任せようという事だった。
ライルが義務に気付き、婚姻を結び義務を果す決意をするまで待とうという事になるのだった。




