真実とは時に残酷なり
予約時間間違えてた。エヘヘ
「あんた、誰かにここに触れられたのかい?」
魔女・ダーラが私の手首の魔法陣の上にそっと何らかの魔法を流すと
バチッ
「ほうほう、きちんとリジェクト魔法も付けているじゃないか!こりゃ~なかなか強者が仕込んだものだよ」
「やはり、解術は無理という事ですか?」
お父様が不安そうな表情で魔女・ダーラに確認している。
「いいや、これでもワシは魔女と呼ばれている存在じゃ。解術をすることはできる。」
「そうですか!では早速!」
お父様の言葉の後に魔女・ダーラ首を横に振った。
「魔法というのは、人それぞれ持つことのできる器が違う。残念ながら市民と呼ばれる者は器が小さいからあまり魔法量はないね。そして、位が上がるほど魔法量が増えていく。貴族・王族そして、理を超えた存在の賢者や魔女じゃ」
あれ?なんだか急に座学になってる?私、こういうの聞くと眠たくなっちゃうんだけど。
「これ!おまえさんの為に説明しとるんじゃよ」
魔女・ダーラにおでこをパシッと叩かれた。地味に痛い。
「そして、この呪いを掛ける時に必要な魔法量のレベルで言うと・・・。まぁ~王族クラス以上だな。その上解術するということは、相手にその呪いを跳ね返すという事じゃ。王様よ。ワシが解術することに躊躇している理由は分かるな?」
「誰かは分からない王族を傷つけるということですか・・・。」
「そうじゃ、その国の王ということはないと思うが王太子や皇太子だった場合やはり国益を損ねるぞ。最悪の場合・・・戦争じゃ」
「でっでも、アンニーナも呪われているのですよ!それこそ、戦争を始める理由になるはずじゃないですか!」
お父様も必死に魔女・ダーラを説得しようとしてくれている。
「わしが言っている呪いを跳ね返すというのはいわゆる『攻撃』じゃ。じゃが、この子が貰っている呪いの内容は・・・」
「えっ、お師匠様呪いの内容まで分かるのですか?」
エーヴィーの知識欲が高まった。それよりも従姉を心配しよ?
「ほれ、エーヴィー。ここの魔法陣のここから一つずつ読み上げてみ?」
「はい!お師匠様!」
エーヴィーは喜々としながら私の手首を持って目を細め魔法陣に書かれている何かを読み上げていった。
「えっと。一目惚れ・・・。好き・・・。放したくない・・・。傍にいないといけない・・・。成人まで我慢・・・。もし離れた場合・・・。!!!お師匠様?これって」
魔法陣を読み終えたエーヴィーの目は死んでいた。
そしてその死んだ目を私に向けてたと思ったらそっと肩を叩かれた。
「なんか・・・ドンマイ!」
「ええぇ~。ちょっと!エーヴィー最後まで呟いてよ!気になるでしょ?まさかの次回へ続くってパターンなの?」
「これ!相手を不安にさせてどうする!」
魔女・ダーラはエーヴィーの頭を杖でコツンと叩いた。いつの間に持ってたのそれ!?
「まあ、要約するとアンニーナが無理に逃げたらそのままどこかへ連れ去って閉じ込めちゃうぞ!と書かれているんじゃよ。中々に情熱的で青い呪文だな。ホッホッホ」
「ものは言いようですね。お師匠様。この術者監禁する気満々ですよ。アンニーナは昔からよく変な生物に好かれるタイプだったもんね。」
「かっ監禁だと!一国の王女を捕まえて!そんなの許せるはずがないじゃないか!」
お父様が再び私を心配そうな目で見る。やはり持つべきものは両親だわ!!
「監禁場所をこの王宮の執務室に指定しているぞ?」
「魔女・ダーラ、その術者は本当に優れているのかもしれませんね」
お父様、秒で見知らぬ術者の手の内に落ちる・・・。クソッ。この方も頭脳派ね!
「国王よ、王妃が隣で扇子を折りそうになっているぞ?」
後で夫婦でよくよく話し合うようにな。とだけ告げると、私にもう一度冒頭の質問をしてきた。
「誰に触れられたんだい?」
私は、脳内逆再生をしながらそのシーンまで巻き戻す。でもずっと怒られてたから中々そのシーンまで戻れないよ。エーン。
「あっ!そうだ!確か見知らぬ少年にここにキスされました!」
「新手の騎士の誓いだと思って了承しちゃいました。」
テヘッとかわいく笑ってごまかしてみたが・・・。
「アンニーナ!!!!あなた!あれほど毎日座学に取り組んでいるのに、どうして肝心な事を忘れているのよ!!」
お母様の声が部屋中に響いた。
タイトル変更するかも・・・。内容が変わってきてしまって。
今日の更新はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。




