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うっかり王女適当に返事をした王子が魔法で縛ってきたのでサクッと解術してもらうことにしました。  作者: 鈴木 澪人
メリーディエース編

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27/43

炎る日差しより暑苦しいハイテンション王族

炎る→もゆる と読んで下さい。


遅くなっちゃった。すみません。

 「君がアンちゃんかな?いらっしゃ~い」


熱烈な市民の歓迎を受けた私たちは城につくと直ぐにメリーディエースの王様に会うことができた。

うん。確かに市民との距離が近そうな国王様だね。


「表敬訪問を兼ねたお見合いをするの?う~ん誰かいい人いるかな~。」


メリーディエースの国王は二児の父親には見えないぐらい若々しい人だった。

この国の王族特有のコクリコカラーの髪を無造作に伸ばして高い位置でまとめていた。

イケオジってポニーテールでも似合うんだね。すごいね!


「僕の名前はラウル・アエスタース・メリーディエースだよ。アンちゃんはラウルって呼んでね」


バチンと音がしそうなウインクをした後立ち上がると


「ここと城下町は近いからいっぱい遊びに行ってね。僕たちもよくお忍び行くんだ。まっすぐにバレちゃうけどね」


確かにその髪色のまま外出するとすぐに見つかっちゃうよね。人の事言えないけど。


「ありがとうございます。それでは失礼します。」


私はラウル国王との謁見を終えると早速滞在する部屋へ案内してもらった。


「ようこそ、メリーディエースにいらっしゃいました!何か御用がある場合はいつでもお呼びくださいね」


と使用人まで元気に挨拶してくれた。


 私はとりあえず案内された部屋に入ると涼しい風が吹き抜ける角部屋だった。

意図とりどりの布が天井から掛けられていて強い日差しが直接中に入らないようになっている。


「うわ~。すご~い!なんか、すごいね!」


私は初めて見る部屋の造りに興奮しながら色々と見て回った。


「アンニーナ様、移動したばかりなのでお体を休めてください。」


バレリアは私の荷物を整理しながら軽く注意をしてきた。

いやいやバレリアさんはもっと体動かしてるじゃん!


「そうですよ!知恵熱がでますよ!」


「ハルゥrrト~、私を幾つだと思っているのよ!!」


「アンニーナ様!そのような言葉遣いはなりません!」


巻き舌気味にハルトを呼んだら怒られた。グスン。

ハルトはバレリアの視界の入らない所で小さく舌を出して私を煽ってきた。

クゥ~悔しい!


「ハルトも午後からは仕事が入っているでしょ!アンニーナ様のスケジュールを他のものに任せますよ!」


ハルトの弱点をついてきたバレリアは仕事デキ(しごでき)な人だった。


「そっそれだけは・・・。あっあ~すぐに確認しに行ってきます!」


ハルトの焦り方は半端なくすぐにメリーディエースの担当者に会いに行った。


「アンニーナ様、お騒がせしてすみません。身の回りの整理は終わりましたので、私は一度使用人たちとミーティングをしてまいりますので失礼いたします。」


バレリアは一礼をした後退出した。


 私は一人で風を浴びながら少し寛いでいた。

体にこもった熱を風がどこかへ運んでくれるようなイメージだと思う。


「とりあえず、今日はメリーディエースの王族の方々と晩餐会かな」


私用に衣装を用意してくれているらしく、そのうち部屋へ持ってきてくれるそうだ。


 しばらく部屋の中でくつろいでいると、部屋をノックする音が聞こえた。


「は~いどうぞ~。」


私の使用人がいないので何も考えずに自分でドアを開けに行った。

アッヤベ。自分の部屋じゃないんだから形式的にでも誰かに開けてもらわないといけなかったんだっけ


「失礼します。アンニーナ様のお部屋でよろしいでしょうか?」


「はい、そうですよ」


「ではでは」と私と同じぐらいの背の高さの男の子が使用人を連れて部屋に入ってきた。

あのぉ~入室許可出してないんですけどぉ~。


私は戸惑いながら使用人たちによって次々と運ばれる衣装箱?みたいなものをただただ眺めることしかできなかった。


「姫~。誰か来てるんですかぁ~?」


そんな中ハルトが打ち合わせから帰ってきた。

私が困っているとハルトはやれやれと肩をすくめた後既にソファーでくつろいでいる男の子を見つけてこめかみがピキピキ?(表現あってるかな?)し始めていた。


「姫?僕はあれほど知らない人を中に入れてはいけません!って言ってましたよね?後、知らない人についていかない、知らない人から食べ物をもらってもいけないって!」


後の二つは、やってませんけど?なんか、見境のない人みたいな扱い止めて欲しいんですけどぉ~?

少しイラついた私はハルトに言い返そうとしていると


「よし!これで父上からの用事が終了したな!」


と運び終えた荷物を見た後、ソファーから立ち上がると


「改めて、私はメリーディエースの第二子ナタン・アエスタース・メリーディエースです!えっと、アンニーナ様だったよね。」


「はい、私はプロヴェンツァーレの第一子アンニーナ・プロヴェンツァーレです。」


と小さくカーテシーをした。

カーテシーが珍しいのか嬉しいのか目をキラキラと輝かせながら


「ようこそ!アンニーナ!僕のお嫁さんだよね!!」


と嬉しそうに両手を広げながら私の方に向かってきた。

ヘッ?そうだったの?

コクリコカラーは赤っぽい赤(赤って200種類あんねんで!)

某アニメのコ〇リコ坂とは関係ありません。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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