麗らかな春の日差しに不眠症王子の弟がやらかしてくれました
少し内容に迷っていてそれをXで呟いたら温かい言葉を貰えたので頑張れました(*´ω`*)
X一応やっているのですがほぼポストしてないっす。一日の終わりに何文字書いた~ぐらいですかね。
本調子ではない私はベッドに入ったままリータさんの話を聞いた。
仕事の打ち合わせがあると呼ばれたが、気が付けばここに連れ去れていた。
予め辞表届が書かれており後は自分の名前を記入すればいい状態になっていた。
もし断ると家がどうなるか分からないと言われた。
それと同時に、家にも戻らない事を伝えなさいと言われた。
などなど、第三者から聞いてると
「・・・ちょっと何言ってるかわかんないね」
色々やらかしてくれている他国の王族に私は頭をかかえた。
「なんか、(他国の事だけど)むちゃな事してごめんね」
代わりに大人な私が謝っておこう。
「いえいえ、プロヴェンツァーレ様がお気になさることではございませんが・・・」
「が?」
リータさんが口ごもりながら言うべきか悩んでいた。
まあ、私は来るもの拒まずなので言うんだったら聞くよ?状態だ。することないしね。暇だしね。
「実は、ここに連れてこられて必要な書類を記入した後に命を奪われると思っていたんです。しかし、いつまでもそのような気配がなく・・・。」
そう言いながらリータさんは自分がきている服のスカートを少しだけ持ち上げると
「なんか、マナーとかダンスとかこの国の歴史とかお勉強ばかりさせられているんです。完全な自由はありませんが中庭ぐらいだと出る事は許可されています。これって一体どうゆう状況なのか全然理解できなくて・・・。」
「・・・確かに。変だね?っていうかリータさんはどこか高貴な人の所にお嫁にでも行くの?」
「お嫁ですか?今の所予定はございませんよ?まあ、好きな人はいたのですが・・・残念ながらこの想いは伝える事はできなさそうですしね」
リータさんは誰かを思い出し少し悲しそうな表情をした。
「まっまあ、私がここにいる時点で誰かが探しに来てくれると思うからそんなに心配しなくても大丈夫だと思うよ」
私は焦りながらリータさんを励ました。まっ言ってることは間違ってないしね。
こうして二人で色々と話をしているとノックした後、扉が開かれた。
私は重い体を起こし彼らの行動を見守った。
「失礼します。王女様この度の無礼、私の命をもって償わせてください」
どうやらこの家を管理している偉い人達がそろって私の部屋に断罪されに来たみたいだった。
えぇ~。私そういうの少し苦手なんだけど・・・。
私が対応に困った表情をしていると
「みっみなさん!どうしたんですか!」
リータさんが焦ってその人たちに駆け寄った。
「リータ様にも申し訳ない事をしているのは十分に理解しております」
なんと、リータさんにも頭を下げ始めた。
そりゃ軟禁してるんだもんね。駄目だよね。
私は溜息をつきながら
「どうしてこんな状況になったか説明してもらえる?場合によっては私も助け舟を出して上げれるかもしれないし。それに、あなた達クスター王子の配下の人たちだよね?という事はクスター王子の指示によって行動しているだけでしょ?」
私の言葉に責任者の二人は顔を見合わせた後頷いた。
二人の話をまとめると、お兄ちゃん大好きなクスター王子がリータさんに焼きもちをやいて隠しちゃえってなったらしい。子どもかよ!って子どもか・・・。
問題になったのはその子どもに権力がありすぎたって事か。
それに、クスター王子の下に集まっている使用人たちも王子に命を預けるほど信頼しているときたか・・・。美しい主従愛だな!でも巻き込んでほしくなかったね!
「話の内容は理解しました。で、見つかった時にクスター王子だけは助かるようにリータさんに花嫁教育をしていたということなのね」
「はい、せっかくリータ様を誘拐するのでしたら有意義な時間を過ごしてもらおうと思いまして。実際ここに来た時のリータ様のお肌の荒れようったら・・・」
メイド長らしい女性が溜息をつきながらぼやいていた。
「そっそれは、お仕事が忙しくて・・・」
「それでも、もう少し体調管理をして頂かないと。せっかくのお肌がもったいないですよ!」
リータさんに対するそれはもう、主人に文句を言う使用人だった。メイド長の言ってることは確かにそうだけど・・・。
怒られてしまったリータさんは少ししょぼんとしてしまった。ちょっとだけ同情しちゃう。女の子だモン。
しんみりした雰囲気の中突然ドアが開かれた。
もう!女子の滞在する部屋をなんだと思ってんのよ。
「お前たちは何も悪くない。責任は僕一人で負えばいいんだ」
颯爽とやってきたクスター王子が責任者たちを見ながらそう言い放った。
「クスター王子!!」
何を言っているんですかとかクスター王子を慕う人たちが口々に煩労していた。
うん。仲いいね~。私達のいない所でやって欲しいね。
「クスター王子、とりあえず私達の早期解放を希望します。リータさんはともかく私が不在のままだと外交問題に発展しますよ。それと、これ外して・・・。」
私は抗議ついでに手首に巻き付いている(もう本当にそんな表現でいいと思う)バングルを外すように見せつけようとして先に私が確認すると
「ナニコレ・・・」 バングルに黒い茨が巻き付いたままだった。
それを苦々しい表情で見ていたクスターが
「すみません。外したいのですがその黒い呪いが邪魔をするのです。もう一度外すために僕の魔力をそのバンクルに流してみますね」
そう言いながらクスター王子が私の手首をそっと持ち魔力を流そうとした瞬間
バチッ
クスター王子の魔力をはじいた後
「うっ」 私は呻きながら自分の左腕を見ると、黒い茨がグングンと腕に巻き付いてきた。
その茨は私の肩から首にまわり顔のあたりまで伸びてきているのが感触で分かった。
あ~これヤバイかもと思った瞬間、私は再び意識を失った。
最後までお読みいただきありがとうございました。




