ぶらり城下町散歩と・・・。
/゜(๑°口°๑)゜\Y Today is Miku Day!!
ミックミクにしてやんよ~。
本当は後書きに入れたかったのでもちょっと無理ぽだたよ。
今日は、ハルトと一緒に城下町へ遊びに行く約束をしていた。バレリアはどうするか確認すると、仕事が残っていると泣きながら辞退していた。なんかごめんね。お土産買ってくるからね!
サンス王子と会った後、自分の部屋に戻るとハルトが不貞腐れながら私が城下町へ行く時の服を選んでいた。
どうしても王宮にいる服はシンプルでも華美になりがちなので町娘をイメージしてのコーディネートらしい。ハルトは本当に私の事が好きなんだなぁ~と呆れながら差し出された服を着た。
着替えて衣裳部屋から出てきた私を見たハルトはうんうんと何度もうなずきながら喜ぶとすぐに髪型をセットしようとしたので
「あっ、ごめん。鬘被るわ」
といいながら鬘の入ったケースをハルトに渡した。
「ああ、そうですね。確かにこの髪色はほぼ見られないですからね。」
と納得しながら早速鬘を被るのを手伝ってくれた。
「ハルトはオリエンスの城下町に行った事・・・ないか?」
「そうですね。さすがに中々この国に行く機会がありませんでしたね」
そうだよね~。私もそうだよ。
ハルトと実質二人の(多分見えない所に護衛はいたと思う)城下町ブラはすっごく楽しかった。
美味しいものを頬張り見たこと無い商品を指さしながら何に使うか当てっこしたり・・・。
私が食べ物に夢中で前から来る人にぶつかりそうになるとハルトがそっとエスコートしてくれた。
小さい紳士だわ。私より背が低いけどね。
ハルトに私が何を考えているのかバレていたらしく。
「いつかは、姫を抜かしますから・・・。」とふくれっ面になりながら私の手を引いて人込み中を進んでいった。
バレリア達のお土産も選び終えると速やかにお城に帰ることにした。
門限はないけどあまり長時間お城を離れると心配しちゃうからね。向こうの王様とかを。
城内のプライベートエリアに着くとさすがのハルトも安心したのか
「すみません。僕は明日の予定の打ち合わせがあるのでそのまま姫はお部屋に戻ってもらってもいいですか?」
「あっは~い。大丈夫だよ!ハルトもすぐにお仕事だなんて大変だねぇ~、頑張ってね!」
「ありがとうございます。姫・・・。ちゃんとお部屋に直行するんですよ!」
まるで私が迷子になる前提で注意するの辞めてもらっていいですか?もぅ。
「はいはい、大丈夫ですよ」
ハルトと別れた私は、町ブラの時にひっそり隠れていた護衛の人たちが「これより私共がお供いたしますので」
とススーと現れて私の前後についてくれた。
うん、多分こうゆうのが『仕事デキ』というやつだな!
一人で納得していると
「そこの娘!止まりなさい!」
ん?えっ?そこの娘って誰?まさか私じゃないよね?
と思ったので一瞬立ち止まろうと思ったけど無視して歩き進めた。
知らん人に止められるなんて私のプライドが許さん!!
「待てって言ってるんだ!」
その人は走りながら私達に追いついたらしく振り返ると肩に手が付きそうな距離だった。
「無礼者!」
もちろん私に触れる前に、護衛(後衛)がその人の手首を掴んだ後後ろに回し足を引っかけてから肘たちにさせて後ろに持っていった腕をギュッと押し付けた。ほらっ、よく見るヤツだよ!といっても私は襲われたことなんてないから初めて見るけどね!
「イタッ!何をするんだ!私を誰だと思っている!」
うわぁ~。小物が絶対言うセリフベスト3ぐらいのやつ出てきたよ。
「貴様こそこのお方を誰だと思っているんだ!無礼にもほどがあるぞ!」
もう一人の護衛(前衛)の人が私の前に立ちこれもまたよくあるセリフで返してくれた。
全然ワクワクなんかしてないからね!こうゆう時って緊迫感が大切だからね!
知らない人と護衛たちがいがみ合っていると
「どうしたの?」
誰かがこの騒ぎを報告してくれたらしく、サンス王子がわざわざきてくれた。
彼の姿をみた小物が目を輝かせながら
「王子!聞いてください!この無礼なものたちが私を拘束しているのです。すぐにこの手を外すように仰ってください!」
サンス王子は私を見て一瞬悩んだが何かで気が付いたのか
「貴殿は、この方を誰だと思って対応したの?」
「はい、見たこと無い容姿、そしていかにも市民が来ていそうな装いだったので無断で入ってきた者だと思い声を掛けたのです」
「貴様!王女に対しての声かけではなかったではないか!」
後衛の護衛が小物の言い訳に激怒し再びギュッと腕を絞めた。うっわ痛そう~。
「痛い・・・。イタタタ。」
「君、すまない。主君を侮辱してしまって申し訳ない。この通り私があの者の主君として謝罪しよう」
とサンス王子が頭を下げると、私の護衛たちが一斉に頭をさげ
「王子殿下にそのような事をしていただくわけには参りません。どうか頭をお上げください」
と懇願した。そのすきに小物は王子の背後に隠れ
「王子、これは貴族に対する不敬罪だと思われます。すぐにでも捕らえてください!」
その小物貴族(なんか、名前知らないからごめんね)がサンス王子が謝罪した意味を取り違え私の護衛をとっつかまえようとするので
「あの~。」
「なんだ、貴様も一緒に連れていってもらうからな。どうして、このような王族のプライベートエリアにズカズカと入り込めるんだ!まるで王族のようで・・・。」
小物貴族が自分の考えを自分の言葉でかみ砕くように話しかけていると何かに気づいたみたいだ。
「もっもしや、貴方様は・・・プロヴェンツァーレ国の王女さま・・・。」
「あっハイ。ソウデスネ・・・。」
私は頬を掻きながらどんな表情をしていいのか分からず目をそらした。
「これは誠に申し訳ございませんでしたぁ~」
小物貴族は何かに納得したのかそのまま自国の護衛に連れていかれた。
その後ろ姿を見送っていると。
「アンニーナ嬢、本当に申し訳ない事をしたね」
困った表情で私を見てきた。
「ああ、全然大丈夫です。まぁ~鬘も被っていたことですしね」
例え、許可書をもって王族プライベートエリアに入っていたとしても。全然気にしないから・・・。全然。
「君たち、アンニーナ嬢は私が部屋まで送っていくから、報告に行っておいで」
「「はっ。御前を失礼します!!」」
前衛と後衛はサンス王子の言葉通り報告に行った。
「じゃあ、部屋に戻ろっか?」
さすがのサンス王子も疲れたらしく苦笑いをしながら私をエスコートしようと手を差し伸べた。
私も無意識にその手をとると
「えっ?」
クイッと引っ張られサンス王子の胸の中に納まってしまった。
「は?サンス王子?」
「はは、少し頑張って走ってきちゃったからご褒美ちょうだい?」
といいながら私を抱きしめた。
いいの?こんな人目のつくところで?
と思っていると
「さすがに他国の要人に喧嘩売っているところを他のものに見られてはいけないから人払いをしているんだよ。僕って優秀でしょ?」
いつもよりも甘えた感じで教えてくれた。
この人も『仕事デキ』タイプかぁ~。まあ人の上に立つ人だからね~。
と感心している間サンス王子はずっと私を抱きしめていた。
「兄様!だい・・・」
人払いをしているからと言って完全に人の目がなくなることは無かった。
キラキラと自分の兄を見ていた彼の瞳に光は入っておらず、裾をギュッと握ると
「兄様は、兄様は、僕だけの兄様だ!」
と砂を噛むような表情で抱きしめられているアンニーナを睨むとそのまま背を向けて歩いていった。
最後までお読みいただきありがとうございました。




