階層950、949・ギソ基地侵入!!
あそこがギソの基地…
何というか、蛮族みたいな建物だな。いっぱいギソの人達がいるし。
俺は静かに話しかけた。
「ピヨッシー、突撃するぞ。」
木の陰から飛び出し、基地を護っているギソ達を一瞬にして切り裂いた。
そして、本当はやりたくないけど…本当だからね!!ギソの体を炎で包んだ。
そしてそのまま基地の中へと侵入していった。
・・・中も蛮族っぽい。人間の頭蓋骨や動物の骨が沢山囲まれている。
ここに、村長さんの娘さんが閉じ込められてるのか。
見つけるまではむやみに炎は撒けないな。
「ピヨッシー、あっちの方を探索してくれ。」
俺とピヨッシーは別々で探索することにした。
この基地、外見に比べて広すぎんだよ。蛮族の癖に…
あれ?ピヨッシーだ。もう一周しちまったのか。
ピヨッシーが俺に気付き、俺の方へ飛んできた。
「ピヨピヨッシー!」
ピヨッシーが俺の肩の乗ると、翼で向こう側を指した。
向こうで何か見つけたのか!
「でかした!ピヨッシー!!」
ピヨッシーの指示に従い、基地を進んで行くと、地下に続く階段が見つかった。
地下か、よく城の地下には独房があったりするよな。行くか!
俺は勢いよく階段を降りた。そして階段の途中、看板が設置されていた。
”独房”
やっぱりな。
階段の先には独房があり、さらに奥に進むと、鉄の扉が固く閉ざされた独房が見つかった。
他の独房には娘さんはいなかったからきっとこの中だな。でも、どうしよう。
押しても、引いても、殴っても、このドアはびくともしない。
別に鍵がかかっているわけではない。本当にドアが重すぎるんだ。
こんなの誰が開けれるってんだよ…
俺はドアを叩き、中に人がいるか確かめた。
「誰かいますかー?居たら返事してくださーい!」
少し待つと、中から微かに声が聞こえた。
「助け くだ い!閉じ込め れてい んです。」
やっぱこの中に居んのか。どうやって開けよ…
ふと振り向くとそこには巨大な体をし、胸には悪魔が彫られている男が拳を握っていた。
やべぇ、いつの間に!?
バガゴーーーン!!!!!
俺は間一髪のところで拳を避けた。避けた拳は壁に当たり、砕いた。
クソ!!なんで気づかなかったんだ。こんな巨体だぞ、絶対足音とかしただろ!
「炎の剣!!」
今は反省をしている場合じゃない!今はこいつの処理が第一だ!!
俺は一瞬にして構えをとり、一瞬にして無数の斬撃を男にぶつけた。
炎を纏った斬撃は男の体を焼き、焦がし、崩壊させていく…と思っていたが…
男は俺の斬撃を片手で受け、耐えている。化け物かこいつは!!
「お前…何者だ…」
男は俺を見下している。その目はゴミを見るような非情で薄気味悪い色をしていた。
「ギソ。」
こいつ…こいつがギソか。子分と同じで青い皮膚してんだな。
だが、格段と強い。ここじゃ圧倒的に俺が不利だ。
こいつを倒せたとしても、出てきた悪魔は倒せない。ここは地下だ。炎を使いすぎると息苦しくもなる。
「俺はゲンゾーってんだ。よろしくな。」