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こころがかゆい

こころに 

ずっとモヤがかかっていてもどかしい


何が不満なのか 

何が面白くないのか 

何が気に入らないのか

突き詰めて考えたら

他愛もないことの筈なのに 

負の思考に近づいていく


ガジェットを持たない

脆弱な自分がもどかしく

そんな私の横で

いい人そうにしてるあなた 

人の気持ちに気づけない彼

さりげなく様子をうかがう彼女


そして不機嫌な私がいる


気に入った答えなど返ってこない

聞き方が悪いのではなく

答え方が悪い訳でもない

どんな答えが欲しいのかさえ解らないから

繰り返すことの虚しさだけが残る


そんな熱量のない自分が重い

本当は素顔でいたいのに 

装いをまとってしまう自分が笑える


そんな時の私は

道行く人に 声を掛けられれば 

無理に お天気の話なんかしてみせて 

愛想笑いで 返事をするだろう


でも 出来れば声を掛けられずに 

いまは遠くを見つめながら歩いて行きたい


篠突く雨の中を

ただの通りすがりの人の様に

少し遠回りして 人混みの中を 

急ぎ足で歩いて行きたい

元の道に戻らないように

上手に人混みをかき分けながら 

表向きの顔で


もう少し先まで・・・





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