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転生 フリーダム  作者: 昨日シーサイドライン乗った
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 暴走


      第二章  成り上がり


 第五十三話  「暴走」




 女は部屋の壁に耳をやり、チャンスが来たことを確信した。


 ガチャガチャとオモチャをイジる音と、女の子の独り言。

 

 そしてトイレの水を流す音が流れた時、女は隣の部屋の扉の前まで来ていた。



 ーーーーー



 ラリィがトイレを出ると、近くの玄関から声が聞こえた。


 「ラリィちゃん、ラリィちゃん、聞こえる?」


 自分の名を呼ぶ女の人……

 誰だろ?


 「誰だの?」

 「わ、私は、貴方のお母さん、クラルの友達よ」

 「か、母ちゃん……?」

 「そ、そう、お母さん。 クラルは貴方に会いたいと思って、この街にずっと居るの。 でも、クラルにはラリィちゃんを会わせないって……」

 「お、お兄ちゃんとラザ兄が言っただの?」

 「そう。 だから2人に内緒で少しだけラリィちゃんに会えないかって、おばさんがクラルに相談されて…… やっぱりラリィちゃんも嫌よね…… クラルがラリィちゃんに凄く会いたくても、クラルはラリィちゃんを捨てたのだから……」


 父ちゃんが何度も言っていた。

 母ちゃんはラリィと父ちゃんを捨ててない!と。


 今ならラザ兄は居ない。

 そして、お兄ちゃんはまだ寝たばっかりだ。


 「い、今なら大丈夫だの!」



 ーーーーー



 ケリニッチさん家に走る道中に、今までの情報を整理するけど、全く訳がわからない。


 貴族街にラリィとラザノフは一緒に居る?

 何で貴族街なのだろう?


 やっぱり人任せは良くない……


 でも、また人任せ。

 リサナーラさんの能力頼りか……


 

 ケリニッチさんの家は平屋の一軒家、横に長く、広い。

 パーティーメンバー全員で暮らしていると言っていた。


 家のドアを叩くと、ケリニッチさんが出て来た。


 「おお、リュウ君、丁度、今終わったところだ」


 と言って、中に入れてくれた。


 居間まで来ると、普通にパーティーメンバーのベンさんと話しているリサナーラさんが居た。

 能力を使っても、疲れる訳ではなさそうだ。


 「おお、少年、マズいことになってるぞ」


 マズいこと?


 「ラリィは知り合いといるんでしょ。 何でマズいことになってるの?」

 「知り合いじゃと〜! どうして知り合いがラリィに手枷と足枷をしているんじゃ!」


 アトラスの情報では知り合いのようだったのに……

 何で手枷や足枷を……


 とにかく現状だけを見よう、リサナーラさんに詳しく聞くと……



 ラリィはラウルの屋敷の3階のだだっ広い部屋に、手枷、足枷をさせられて椅子に座っている。

 近くにはカザッゼニとメイド服の女、翼の生えた背の高い男、そして、この屋敷の主人ラウルと2人の男(護衛?)の計6名。

 ラザノフの姿は部屋にはないようだ。


 「ラウルの屋敷を知ってるんでしょ、教えて」


 ケリニッチさんが焦るように言う。


 「ど、どうするつもりだ?」

 「どうするって、向かいに行くのに決まってんじゃん」

 「少年〜! 無理じゃ。 貴族に殺される」

 「そうだ。 ラザノフなら立場も高く、そして強い。 先にラザノフを探すのが先決だ」


 確かに俺の立場は社会的に低い。 ……っと言うか、ほぼ無い。

 でも、無いからこそ、無茶も出来るのだ。


 「俺は刀を持てばラザノフより強い。 それにラリィは俺の妹として、ラリィの里でも認められている。 今すぐ助け出す」


 ケリニッチさん達は俺の不気味な雰囲気(魔力がもれた?)にブルッとした……


 「で、で、でも、ど、どうやって、助けるんだ」

 「普通に。 邪魔する奴はぶった斬って」

 「そ、そいつはマズい。 貴族を殺せば、リュウ君の家族や親戚まで責任を取らされる」

 「そんなの俺には無い。 ラリィが唯一の家族だ」


 裏には、兄や妹のローチェ、叔母さんで育ての親のルナシスターがいる。


 「クッ、怪しいと思ったんじゃ、竜族のラザノフと対等な関係の人間なんて…… フンッ、もういい! 猫を出すから付いて行くんじゃ!」

 「猫じゃなくて鳥を出してくれ、俺は飛べる」

 「なっに〜! 翼もないのに生意気な! じゃがウチに感謝しろ〜」


 と言うと、リサナーラは呪文?を唱えた……


 「アンチョビ…………パスタ…………マゼテ…………ウマイ…………オカワリ…………そりゃあ〜!」


 ポンっと小さな鳥が現れた。


 変な呪文だったけど、何もない空間から鳥が現れるとは……

 リサナーラは鳥と話してる⁈


 「少年! 屋敷の上空まで案内する。 そこからピーちゃんが部屋の窓を教えたら呪文が切れるようにした。 パッと助けて、飛んで逃げて来るのじゃ!」

 「……分かった」


 ……危険な要素は排除する!



 

 バッと飛び立ったピーちゃんを追いかける。

 ピーちゃんより少し上空を飛び、見失わないようにするが……

 あっという間に着いたようだ。


 屋敷の上空でクルクル回ったピーちゃんは、3階の出窓の近くに止まったあと、飛び立って何処かに行った。



 スッと出窓の横まで移動して、中を見ると……


 リサナーラの情報とほぼ同じだけど、3人少ない。

 ラウルと護衛が居ないのか……?

 それに背の高い男は、吸血族だ。

 何でラリィを……?


 まぁいい、半殺しにして話させるまで。


 

 出窓の鍵辺りを刀でぶった斬って中に入る。

 窓のガラスが下に落ちて、大きな音で壊れた……

 

 唖然とする3人だが、1人の男が「何だお前は〜!」と向かって来る。

 俺はラリィに向かいながら、男にクナイをビュッと投げる。

 しかし、男は腕でクナイを止めた。 が、腕に突き刺さっている。

 何か武道をやっているか⁈


 クナイを引き抜き、そのクナイを持って近づいて来る男……



 ラリィは大きく目を開き、その様子を見ている。

 俺が助けに来て嬉しそうだった目から、心配する目に変わる……


 男のクナイでの一刀目を交わし「ラリィ、目を瞑ってろ!」と、大きな声で言う。


 そして、ー斬ー 横一線。

 ドシャァーっと血が吹き飛ぶ。



 キャ〜ァと言う悲鳴をあげて、メイド服の女が部屋の端っこまで逃げる。


 今日は訳が分からないことだらけで、俺の怒りは頂点に近い。

 わざわざ返り血を避ける気にもなれずに、倒れた男の手からクナイを奪い取る。 ……って言うか、俺のだ。

 そして、吸血族の男に向かう。


 ハッとした吸血族の男は急いで短刀を取り出し、更に詠唱を始めた。

 

 俺はこの距離でどう詠唱を終えるの? と思いながら近づく。

 詠唱は下級で1分以上かかると兄が言っていた。

 だけど…… 俺の中の魔力も動き、面白い配合だったので立ち止まって待つことにした。

 魔力は火と土と闇、多分下級ではない。


 男が「ファイヤースネーク」と言うと、炎に包まれた蛇が襲ってくる。

 しかし、刀の身幅の部分で弾く。


 それにしても…… やたら早い詠唱だった。

 吸血族のオリジナル魔術か⁈



 ファイヤースネーク

 多分、細長く固めた土に炎を纏わせた魔術。

 当たると、蛇に噛まれたような感覚と火傷を負う?

 もしかしたら、毒もあるかも……


 

 また近づきながら、さっきの魔術を口の中で再現する。

 そして、ブッと男の股間に向けて発射!

 吸血族の男は慌てて股間を右手で庇う。

 その右手を、ー斬ー 切り落とした。


 「グギャアア〜!」 


 と、悲鳴をあげてのたうち回る。

 しかし、吸血族の男は涙を流しながら切れた腕を拾って腕に当てがい、自分の血を吸い始めた。


 そう言えば、コイツ等不死身だっけ……

 でも、それでくっつくのか?


 「お前は、な、何者だ」

 

 少し後ろに下がりながら、吸血族の男は涙と鼻水を流しながら俺に聞いてきた。

 腕はくっつきそうだけど、結合部は紫色に腫れ、とても痛そうだ。


 「ラリィの兄だよ。 お前はとことんイジメてあげるからな。 その後に色々と教えてもらうよ。 まぁ次は足だな」


 男がギリッと歯を噛み締めた時、扉が開いた。



 ざざっと、だだっ広い部屋に複数の人が入ってくる。 ……ラザノフ!


 この惨状を見て、直ぐに襲いかかって来たのは入って来たもう1人の吸血族の男。


 『ガイスをよくも〜!』と言いながら、翼をバタつかせて加速しながら俺に向かって来た。

 コイツも敵か? と思いながら虎峰を仕込みながら迎える。

 だけど……


 「リュウ! 止めろ〜!」


 と、ラザノフの声。


 ……が、遅い。

 向かって来た男の短刀を刀で捌き、胸元に虎峰!

 

 スッパーンといつもの音がして、向かって来た男はメイド服の女の方まで吹っ飛んだ。



 シ〜ンと一瞬の静寂。


 ラリィはしっかりと目を瞑っている……


 ラザノフに吸血族の女も居る。

 そして、貴族っぽい服を着ている男が2人。

 後は安っぽい服を着てるので護衛だろう。


 言葉を失っている俺以外の奴等……

 返り血を浴びた俺は不気味か?



 ーーーーー



 声を出したのは女の吸血族。


 「ラリィ!」


 とラリィを呼んだ。


 その声にハッとしたラリィは目を開けて、その声の主を見た……

 ラリィの目に、見る見る涙が溜まってくる。


 「か、母ちゃ〜ん、父ちゃん、父ちゃんがぁ〜」


 母ちゃんか……

 そうかな、くらいは、鈍感な俺でも思っていた。

 でも、こんな時でも父ちゃんのことを先に伝えたいのか……


 だけど……

 ラリィの後ろには、ガイスと呼ばれた吸血族がこっそりと移動していた……

 

 

 コイツはやっぱり敵決定。


 でも、後は誰が敵?


 まぁいい、ラザノフとラリィとラリィの母ちゃん以外を消せば、敵も消える。


 ザッとラリィとガイスに向かう。

 ガイスは完全には治ってない右手ではなく、左手でラリィを捕まえた。


 俺は、もう一度ファイヤースネークをガイスに向かい、口からブッと撃つ!

 思わず右手で庇うガイスだが、刀が本命だ。

 さよなら、ー斬ー 。

 ……とはいかず、俺はラザノフが投げた槍を避けた。


 完全に俺を狙い投げられた槍。


 ギロッとラザノフを睨む。

 本当に今日は、訳が分からない。


 「アレ? ラザノフも敵だったの?」

 「リュウ、もう止めるんだ」

 「ラザノフ! わかりやすく説明しろ!」


 大きな声で怒鳴った。


 ラザノフはラリィを助けようとした俺を狙った。

 俺を狙うのは構わない、でもラリィの危険を排除させないのは許せない!


 「わ、私が先に説明しよう」


 声を出したのは、ラザノフの近くにいる1番豪華な服を着ている男。


 「私はこの街の奴隷を売る店を管理している、上級貴族のプレアル・リー・キンブレだ。 ラザノフ君から相談されて勝手にこの街で新しい奴隷商をしているラウルを調べていたんだ。 そして確証を得て乗り込もうとした時にガラスが落ちて来て、この騒ぎに出会したのだ」

 「そうか。 ラザノフから聞いてるかもしれないけど俺は奴隷商が大嫌いだ。 覚悟を決めておけ」


 もう1人の貴族がラウルか⁈


 「リュウ、この人は関係ないし、俺達を助けようと動いてくれている。 だから、も……」

 「ラザノフ! そんな事はどうでもいい。 奴隷を管理してるんだろ。 それより何でラリィの母ちゃんがいる?」


 ゴクリと誰かが唾を飲む音が聞こえた……


 「わ、私から説明するわ……」


 ラリィの母ちゃんが話す。

 ラリィは俺をすがるように見る……

 別に母ちゃんには怒ってないよ、と言いたい。


 「ラリィが狙われてると連絡が来たの。 それにラリィを狙うのが吸血族の男だって…… だから連絡を取り合って急いでこの街まで来たら…… そうしたらこの屋敷にガイスが居るって聞いて…… ねぇガイス…… 何でこんな事をしたの?」

 「クラル…… 俺と兄貴が惚れた女…… だけどお前は里の男ではなく、あろう事か人間の男を選び、子供まで産んだ。 その子が生きている以上、またいつお前が居なくなるか分からない!」

 「ラリィは関係ないじゃない! 私が…… どんな思いでサークとラリィの前から消えたのか…… はっ、まさか…… サークを殺したのは……」

 「お、俺じゃない。 俺は奴隷としてどっか遠くに売ってくれと頼んだだけだ!」


 お前じゃん!


 「ラザノフ、これでもまだ止めるのか? コイツはラリィの父ちゃんを殺した仇だぞ」


 ラザノフは難しい顔をした後、声を出す。


 「リュウ、上位亜人を殺めた者は、全ての上位亜人から狙われる。 これが上位亜人同士の取り決めだ」 

 「ラザノフ…… だから何? そんなルールは勝手にお前等が決めただけだろ! 悪いことをしたら上位亜人でも罰を受けてもらう。 それが俺のルールだ」

 「リュウ! ……それでも拙者はリュウの敵になりたくない!」

 「何言ってるのラザノフ? 敵じゃないじゃん。 俺が言ってるのはそんなルールはぶっ壊せってこと! コイツはラリィを殺そうとしてるし、実際にラリィの父ちゃんを殺した男だ! 上位亜人だからって許されることじゃない!」


 ハッ、っとしてラザノフは黙り込む……



 今になって分かった。


 ラザノフは早いうちに吸血族の男が裏に居ると分かっていた。

 だから、俺を遠ざけた。

 ……俺だと上位亜人だろうと関係なく殺りそうだから、俺が上位亜人を殺すのを避けたかったのだろう。

 だから穏便に済ませようと色々と連絡していたって感じか。



 「リュウ、その事は今度父者に進言しよう。 でも今回は拙者の顔を立てて許してやってくれ」

 「ダメだ。 ラザノフ、俺は自分で決めた事は小さな頃から必ずやってきた。 今回も決めてたよ…… ラリィを狙う奴等は徹底的に排除する」


 ラザノフとラリィとラリィの母ちゃん以外は排除。


 「だ、黙って聞いてれば不敬で生意気な! お前達、あの男をギッタギタにしろ〜!」


 アイツがラウルだろう。

 そして向かって来るのは…… って、1人はラザノフに捕まってぶん投げられた。

 壁にぶつかって動かない男…… 気絶か? 優しいね、ラザノフは。


 俺は剣を振り上げて向かって来るもう1人の相手の一刀目を交わし、その時に左脇から右肩に抜けるように、ー斬ー 斬り落とした。


 今の剣筋が見えた人、居る?


 血がビビビビッと、ラザノフ達の方に飛び散り、「ひっ」と誰かが言った後、ようやく斬られた男が2つに分かれた。

 


 まるで動いた奴から俺が狙ってるかのように、誰もがピクリとも動かない。

 シ〜ンとするだだっ広い部屋に、血の匂いが充満する…… そして、次第に嗚咽が混じったその時……


 ガイスがラリィを抱えて窓の外へと逃げた。



 ーーーーー



 飛んで逃げるガイスを真っ先に追おうとしたのがラリィの母ちゃん。

 俺はその後、追う。


 が、虎峰を喰らって横になっていた吸血族の男がクラルを呼び止めた。


 「クラル。 ガイスは俺のためにやったんだ。 ガイスをお願いだから許してやってくれ〜」


 一瞬、立ち止まったクラルだけど、何も言わずに窓の外へ羽ばたいた。


 俺も追う。

 俺はクラルの後ろで邪魔しないように付いて行く。

 


 最初は結構な距離が離れていたが、怪我人がラリィを抱えているのだ。


 直ぐに追いつく。


 「ガイス! もうやめて!」


 ガイスも逃げるのを諦めて、クラルに向き直る。


 「クラル…… どうして俺じゃダメだったんだ……」

 「……分からない。 自分でも分からないけど、サークといると楽しくて…… いつも心が満たされた……」

 「クッ、俺は! もう…… ダメだ…… ごめんよ」


 と言うと、ラリィを離した。


 

 『ラリィ』っと助けに向かおうとするクラルを制止する。

 翼のある同士が空中で接触は危険だ。

 俺のように翼が無ければ助けに行ける。

 でも、行かない……



 ラリィは翼をバッと広げて、パタパタっと羽ばたいて母ちゃんに近づいた。

 クラルが呟くように、『5歳のラリィが飛んでいる……』と言ったのが聞こえた。


 だけど、近づいたラリィが声をかけたのは、俺だった。


 「お兄ちゃん!」

 「ああ。 ……ってか、それで大丈夫?」


 ラリィは手枷と足枷をしている。


 「大丈夫だの。 ……見てて」


 と言って下に向かった。

 でも…… 俺はガイスを捕まえようと思ったのに……


 まぁいいか。

 俺も下に向かい、ラリィの着地を見守った。



 上手にでんぐり返し着地を決めたラリィの手枷と足枷をクナイで斬る。

 

 「ラリィ、戻るけど、影に入るか?」

 「ううん、入らないだの。 お兄ちゃんの暴走を止めるのは、ラリィなのだ〜」

 「アホか。 暴走なんてしないっつうの」


 ラリィは何も言わず、俺の顔に付いた返り血をポンチョで拭いた……


 おい! ……まあまあ汚れてたぞ、そのポンチョ。


 それにしても5歳児に世話を焼かれる俺って……

 それな奴は絶対女たらしじゃない!


 「お兄ちゃんのせいで汚れちゃっただの。  新しいの買わなきゃね」


 ……誰が?



 ーーーーー



 さぁ、この後どうするか?


 暴れまくってラリィ連れて裏に戻るか⁈

 それもいいな……


 シスターとローチェ、フロムにカイなら、ラリィを歓迎してくれるし、ラリィも楽しいはず。


 俺は…… リリカと一緒に学園生活……


 「リュウ〜! 待ってよ〜」

 「ハハハ〜、追いついてこいよ〜、リリカ〜」

 「もう、待ってってばぁ〜」


 ……ヌハハハハハ〜。

 

 よし決めた! 

 暴れよう!



 「お兄ちゃん、気持ち悪い顔してるだの」

 「……………」


 い、居たのね……

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