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31・へぇ~可愛い物が趣味なんだ?


ヤバい、


ヤバい、


ヤバい、


ヤバい、


ヤバいぃぃいぃぃ~~~っっ!!?


俺は動揺を必死に抑え込んでステータスをオープンし、攻略ヒロインの欄に

急ぎ目線を移動させる。


......。


............。


..................あれ?


「...............の、載っていない??」



......と言う事は、つまりそういう事なのか!?


やっぱりゲーム通りの出会い方をしなければ、『攻略ヒロイン』として

登録されないって事で確定なのか!?


「あれれぇ~?どうしたのかしら、彼氏さん?いきなり後ろの方を

向いちゃってさぁ?ああ~もしかして、直に人から言われちゃうと

恥ずかしいとかですかなぁ~♪」


俺があれこれ心の中で思案していると、エルヴィアンヌがニヤニヤした

笑顔で近づいて来て、俺の背中を人差し指でツンツンと突いてくる。


......これはもう一度、エルヴィアンヌに話しかけてみるべきか?


もしヒロインとして登録されたとしても、


エルヴィアンヌは『ヤキモチ度』がかなり低いキャラだから、

恐らく支障はあまり出ないと思うし。


だったら......


「......ものは試しと言うし、やってみるか!」


俺はエルヴィアンヌ会話をするべく、そう意を固める。


そして俺は、喉をゴクンと小さく鳴らし、


「......だ、だから~俺とコルネット君は、そういう関係じゃないん

だってばぁっ!」


もう一度エルヴィアンヌと会話を試みる。


そして直ぐ様、俺はエルヴィアンヌに背中を見せるようにして

後ろへグルリと振り向くと、急いでステータスをオープンさせて、

攻略ヒロインの欄に、エルヴィアンヌの名前が載っているのか?

それとも載っていないのか?それを確認する。


…………。


…………。


…………な、ない!


「攻略ヒロインの欄に、エルヴィアンヌの名前がないぞっ!!」



うおおおぉぉぉお~~~~~~っ!



よっしゃああぁぁぁあっ!!



これは良い情報を得たぞ、俺ぇぇえぇ―――――いっ!!!


俺はこの情報に拳をグッと強く握って感涙極まると、心の中でクルクルと

小躍りをする。


「あらあら?コルネットの彼氏さんったら、また後ろを向いちゃった?

ホント照れ屋さんなんだねぇ♪」


キョウヤの喜びを知らないエルヴィアンヌは、恋バナで責められた

恥ずかしさのせいで、後ろを向いたと勘違いしてしまう。


「あ!でもひょっとしたら彼氏さん。ウチみたいに超可愛い子から話し

かけられたから、照れちゃっているのかも~うふふ♪」


「そんな訳あるか、このうつけ者がっ!自分の顔を鏡で何十回も

見直してから出直して来いっ!」


両手を頬に当て、自分が可愛いからキョウヤが照れているのかもと語る

エルヴィアンヌに、エルセリーヌが速攻で否定の突っ込みを入れる。


「ちょ!エルセリーヌさん!?知ってます?うちらって双子ですよ、

ふ・た・ご・っ!!その意見は自分への特大ブーメランだっていう事に

気づいていらっしゃいます!?」


同じ見姿の双子である姉の自分に対して不細工発言をしてくる妹に、

エルヴィアンヌは目を丸くし、ビックリしてしまう。


「わ、わたしはいいんだよ!べ、別に自分の事を可愛い等とは露程にも

思っていないからな!その証拠に、わたしがお前みたいに可愛い服を

着たところで似合いもしないだろうが?」


「いや、だからうちらは双子だってばっ!それにあんた、この間の日曜日に

ショッピングでフリフリした可愛い服を買ってたじゃないかぁ~!」


「―――なう!?」


「似合わないっていうなら、その服をどうするつもりだったのかなぁ~?

ねぇ~エルセリーヌさんはぁ~さぁ~♪」


「き、貴様!な、なな、なんでそれを知っているのだぁあっ!?ハッ!

ま、まさか貴様!?わたしの後を尾行していたのかっ!?」


知られたくない事を知られたという事実に、エルセリーヌが目を大きく

見開いて驚くと、顔中から嫌な汗がドンドン湧き出てくる。


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