知らないなら、知らないままに
あなたはそんなことも知らないのか?
そう誰かに言われた
その誰かは"知っていて当然でしょう"と続ける
私はそんなことはないと思った
だって知らないことの方が多いんだもの
それには興味がないんだもの
貴方と私は違うんだもの
でも、そこで
その誰かに間違ってでも
"知っています"
なんて言わないようにしなければ
それだけは気をつけなければならないことだ
たとえ自尊心が傷ついたとしても
それ以上に傷つくものがあるのだから
それは"自信"
そういうちっぽけな嘘が
私から自信を奪うものの正体なのだ
いいんだ
知らなくたっていいんだ
貴方は知っていて凄いですね
そう目の前の誰かに言ってあげれば
きっと彼らは喜んで去っていく
知らないなら、知らないままに
知りたいことだけを知っていけばよい
知らないなら、知らないままに -終-