君は……なの?
初めはいつもそばに居たのに
…それなのにいつから君は居なくなったんだろう……
それは、遥か昔わたしは小さいときはいつも1人でいた
親は帰りが遅いし、病弱だから学校もほとんど行かなかった
辛いってわけではないけど、楽しくもなかった
いつからか君が現れてわたしといつも一緒に居てくれたね
君は僕にとって大事な友達だった
君はどこに行くにも一緒だった
でも君といると変な目で見られた
でも小さい頃はそんなことわかんないから、普通に君と話してた
ある日、学校の人に
「お前いつも誰とはなしてるの?」
って言われて、初めて君は他の人には見えないってことがわかった
それでもわたしは君と話してた、一人になるのが嫌だったから
だけど君と話せなくなった
それはわたしが転校してからだった
転校の理由はわたしが病弱だから空気が良くて、病院が近くにある方がいいからって言われたから
確かに、そこに引っ越してからは病気は減って、学校も休まなくなっていった
だから学校で皆に見える『友達』ができたんだ
それから君と話すことは減って、わたしは普通の友達と話すようになった
するとわたしは君の存在を忘れていった
だから君は怒って居なくなってしまったのかな
「ごめんね」
ってわたしが言ってれば君は今もまだそばにいてくれたのかな?
それから中学にあがってまた君を思い出す機会ができた
中学にあがり初めの頃は、心細くて小学校のことを思い出すと同時に君がいてくれたら、なんて思った
凄く自分勝手だね
でも1度だけ君は出てきてくれた
それは最後のお別れのようにすぐに君は居なくなってしまった
でもそれと同時にわたしはまた君を忘れていった、普通の友達ができたから
高校にあがってからは君を思い出すことなく過ごした
でも、あるときまた君を思い出す機会ができた
それは自分の息子がわたしには見えない誰かと話していたから
わたしが息子に「何を話してるの?」と聞くと
「ママの昔の出来事」と答えた
わたしは息子が話しているのがわたしが一人になりたくなくて一緒にいた君だとわかった
だけど旦那は青ざめたながら
「霊感って小さいときだけだよな」と言った
わたしは黙ってうなずいた
あなたには人には見えない友達はいましたか?
最後まで読んで頂き
ありがとうございますm(_ _)m
ホラーのつもりで書きましたが、ホラーになってないかもしれません(--;)