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詩*見つめて*

シャレコウベ

作者: a i o

レントゲン写真の中の

白黒の肋骨

から咳ひとつ

軋むハートを思い浮かべて

夢想する

私いつかのシャレコウベ

どんなうたを

うたうのかしら


恋をしたこと

海が好きだったこと

跳ねるハートを思い浮かべて

お気に入りばかりを

集めたりして


雨に濡れるのキライ

雨の音は好き

膝にのった猫の重み

私いつかのシャレコウベ

どんなつめたさで

どんな温もりを

うたうのかしら


風邪っぴきの撮った

レントゲン写真

「異常なし」のお墨付きの向こう

確かなハートを思い浮かべて

後悔なんて何度でも

私いつか

言い訳の尽きたシャレコウベ

カラッポの眼孔は

どんな色の空を

通すのかしら


失うことにも

得ることにも

痛むハートを抱えながら

から咳ひとつ

今は

見上げた空を

受けとめるだけ






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