表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

一ノ瀬リリカ

隠し通路を抜けると、過ごしやすそうなリビングがあって、さっきまで映像に映っていた美少女が恐怖でプルプル震えていた。


「ひええ、ごめんなしゃいい、デスゲームして悪かったですぅ、ゆるしてぇ〜!びえぇ〜!」

「泣くな、まず名前を教えろ。」

「い、一ノ瀬リリカでしゅ…。」


(ステータスオープン)

 心の中でそうつぶやくと、美少女の前にウィンドウが現れた。

 


≪一ノ瀬リリカ≫

 種別:人間種・ヒト型・メス

 年齢:計測不能(地球の情報は観測できないため)

 血液型:O

 身長:140cm

 能力:【ザコ転送】 自分よりザコだと思うものを転送できる。ザコであればあるほど遠くまで転送可能。


「おれと同じ地球人だな。能力を教えろ。」

「【ザコ転送】って言ってぇ、自分よりザコだと思うものを転送できる能力です~。」

「ザコかどうかはお前がきめるのか?」

「は、はい!」

「なるほど……。(嘘は言ってないな)」

 デスゲーム参加者だけでなく、このデスゲーム会場も外の建造物を転送してきたってことか…かなり使い勝手のいい、強力な能力だと言える。

「あ、あのう、おにいさん、あたし、なんでもしますからどうか命だけはぁおたすけください!ペットにでもなんでもなりますから!」

「安心しろ、殺しゃしない。そのかわり俺のために働いてもらうからな。」

「えっ?!働く?あたし労働するの?!」

「労働いやか?」

「労働やだよお……エッチなことさせられるとかのほうがいいよぉ〜」

「わがまま言うな!悪いようにはしないから。ひとまず住処が欲しいな…このデスゲーム会場って住めるのか?」

「住めるよ〜」

「あ、でも参加者を返したから場所がバレたのか」

「あたしの能力は設置も可能だから、ランダムな場所に転送したよ。この場所は絶対バレてないよ。」

「そうなのか、すげぇな……。」

「あたし今褒められた?エヘヘ〜嬉しい〜!」

「とりあえず内部を案内してくれ。」

「は〜い♪ところで、おにいさんもチキュウ人なんですよね?どんな能力を女神様にもらったんですか?」

「もう少し仲良くなったら教えてやるよ。」

 

 俺の能力は以下の通りだ。

 人間制伏(マンテイマー)

 なんらかの勝負で負かした【ヒト】を飼い慣らし(テイム)することができる。

 (ただし、相手が負けたと思わなければ発動しない)

 

 テイム状態の相手に対しては以下のことが可能。

 ①服従 あらゆる命令に従わせることができる。

 ②念話 どんなに離れていても心で会話できる。

 ③ステータス確認 力や特殊能力をおおよその数字にしたものを確認できる。

 ④能力増強 テイム状態の相手と関係性が強まるほど、能力値がアップする。特殊能力が芽生えることも。


 いきなりデスゲームに参加させられたときはどうなることかと思ったが、能力持ちを飼い慣らし(テイム)できたと思えば運が良かったのかもしれない。


 リビング以外の生活スペースは3室ほどあり、盗品らしきものが散らかっていた。

「お前、いつからこんなことしてるんだ?このデスゲームでどのくらいの人を殺した?」

「え、え〜とぉ……そりゃあデスゲーム主催者だし、2~300人くらい……。」

「正直に答えろ」

「3年前にこの世界に来てぇ、やっとデスゲーム会場が最近完成して……4回開催していて、抜け道があったり、仕組みが機能しなかったりで……全部うまくいかなくてぇ、一人も殺せてましぇん……。ぐすっ。」

「とんでもねえザコじゃねえか」

「ザコじゃないもん!た、たまたまうまく行かなかっただけだもん」

「殺人未遂なのは確かだな……窃盗罪もあるし……。本当はどこかにつきだしたほうがいいんだろうが…俺には関係ないし、生活しなけりゃだしな。」

「そうそう!そうですよねぇ、自分の生活のほうがだいじですよねぇ?」 

「ああ、生活を安定させて、そこからみんなのためになって、すこしでも償っていくぞ」

「へ?償い…?」

「ああ、悪いことしたら、その分は返さないといけない。」

「やだあ!そんなことしたって何にもいいことないじゃん!」

「うるせえ!お前はもう俺のモンなんだ!口答えするな!」

「あっ」

「ん?」

「あたしもうおにいさんのモノなんだ…へへ、なんかそれってエッチだね……なにされちゃうんだろぉ〜……」

「なんにもしねぇ……というわけにはいかないかもしれないが、ひとまず生活をなんとかするぞ!」

「は〜い!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ