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第六話 友人(奏汰視点)

「じゃあさようなら。また明日」

藤堂先生がそう言ってホームルームを終える。


今日はこれで終わりだ。

明日から本格的な授業である。


さあ準備して帰るかと思ったとき。


「あの。冴島奏汰君であってるかな?」


その声を聞いて反応する。


「はい。そうですけど。あなたは確か小野遥斗(おのはると)君でしたっけ?」

「うん。俺は小野遥斗。一応隣だし仲良くしたいな。よろしく」

「うん。俺は冴島奏汰。よろしくな小野」

「あっ小野じゃなくて遥斗と呼んでくれ」

「了解。じゃあ俺のことも奏汰って呼んでくれ」


そう言って握手する。

俺の隣の生徒の遥斗と仲良くなった。

別に友人ができるのは悪くないし、見た感じ遥斗はいい人そうなので仲良くしたいと思う。


「早速だけどさあちょっと変なこと聞いていいか?」


そう遥斗が問いかける。


「良いけど、変なことって何だよ?」


そう言うと遥斗が耳貸してと言ってきたので、遥斗に耳を近づける。


「奏汰と河村さんって幼馴染じゃないか?」

「!」


一瞬何を言っているかわからなくなった。

何で隣の遥斗がそんな事知っているのか。

事実だがさっき雫と話したけど言って良いのか。

俺は頭を悩ませた。


「ちょっと待って」

「おう」


そう言ってから雫のもとによる。

どうやら雫も何かあったのかよってきたので話をする。


「あのさ。隣の小野に幼馴染じゃないかって言われたけど言っていいかな?」

「私も隣の出雲(いずも)ちゃんにそう言われた。」

「マジか。どうする?」

「うーん。言っても良いんじゃないかな?別にバラそうとかという感じには見えないし」

「オッケー」


そう言って遥斗のもとに戻る。


「おまたせ。そうだけど何でわかったんだよ?」

「やっぱりか。何でかって言われたら、雰囲気とか話す感じがすごく親しくて同じ中学校の友人には見えなかったからかな」


なるほど。と思い考える。

確かに友人以上の親しさはあるしそれが雰囲気から漏れていたとかはわからないけどそうなのかなと思う。


「その感じもしかして付き合ってたりするか?」

「いや付き合ってないよ。まさか雫を狙ってるのか?」

「違うよ。俺には彼女いるし。ほれ前の出雲薫(いずもかおる)あれが俺の彼女で幼馴染」

「はあ。ってそっちも幼馴染だったのか」

「そうだよ。てかさっきの反応からしてお前河村の事好きだろ」

「!」

「図星か?」

「そうだよ。幼馴染を好きになって何が悪い」

「やっぱりな。別に俺も幼馴染を好きになった意味では同じだから悪いとも思わないしむしろ協力するぞ」


遥斗はそう言って笑う。

確かに俺は雫のことが好きだ。

その点で言うと、同じように幼馴染を好きになった遥斗に協力してもらえるのは正直ありがたい。


「ありがとう。その点では世話になるかもしれないわ」

「おう遠慮なく頼ってくれ」

「そして幼馴染の話と今の話はくれぐれも秘密で頼む」

「そこは安心してくれ。俺は他人の秘密をバラして楽しむ趣味はないし」


そこに関してはやっぱり信頼できると思ったとおりだった。


「ありがとう。助かる」

「おう。それにしても河村さんはすげえな。そりゃこのクラスの男子が欲しがる声を出すわけだ。これはライバルは多いだろな。でも・・・」

「でも?」

「うんうん。なんでもない。まあ頑張ってくれ」

「ああ頑張る」

「とりあえず今後とも宜しくな」

「ああよろしく。」

「じゃあ俺は薫と帰るからまた明日」

「うん。また明日」


そう言って彼は彼女と一緒に教室を出ていった。

高校初日で良い友達ができたのであった。

ということで俺は帰ることにしたので雫に声を掛けた。


「雫一緒に帰るか?」

「うん」

「オッケー。じゃあ行こうか」


そう言って二人で並んで家に向かって歩き始めた。

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