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幼馴染は二人とも愛が重いです!  作者: 河井こまち
一章 高校1年生一学期
14/16

第十四話 遊園地デート?①

〈ピロピロ ピロピロ〉

「うぅ」


目覚ましの音で目が覚める。

時刻は朝の6時。

今日は雫と遊園地に出かけるのだ。


俺と雫が住んでいるこの地域から遊園地までは距離があり、電車とバスを使って2時間近くかかる。

今日は俺と雫は7時に最寄り駅の前に集合になっている。

普通家が近いから別に駅で待ち合わせしなくてもいいじゃんと思う。

もちろん俺もそっち側の考えだ。

しかし雫がこの待ち合わせにしたいと言ってきたのだ。

理由は聞いたけど、まあよくわからなかったので仕方なく了承した。

なんとかこの方がデートぽいじゃんと小声で言っていた気がする・・・

本当に言っていたかわからないけど俺の耳にはそう聞こえた。


と、いうわけで俺はさっさと支度を済ませて朝食を自分で作り、ニュースを見ながら食べ始めた。

今日の朝食は、ご飯と味噌汁、手作りの甘めの卵焼きと昨日の残りのホッケだ。

俺は、というか冴島家は卵焼きは甘めだ。

これは各家庭で別れるけど、うちは甘めである。


(うん。今日の卵焼きも美味しくできたな)


そう、自分を褒めながら食べ進める。

テレビではニュースの後の天気予報がやっていた。


〈今日は高気圧が張り出してよく晴れるでしょう。暖かく過ごしやすく、お出かけ日和でしょう〉

(そうか、今日はよく晴れるのか。雨にならなそうで良かったな。)


今日は、お出かけ日和らしい。

それはとても良いので嬉しい。


そうこうしているうちに食べ終わったので片付けて、部屋に戻り荷物のチェックなどをする。


(財布持ったし、ICカードは持った。現金もあるな。時計や他の物も大丈夫。一応折りたたみ傘も入れとこう。)


一応と言って折りたたみ傘を入れた俺はまあまあな心配性だと思う。まあ晴雨兼用傘だし、もしものためでも持っといていいだろう。

そして下に降りて水筒を入れる。

そして荷物を入れたボディバッグを肩から掛け、玄関に向かう。

一応鏡の前で確認する。


今日は、白の長袖シャツに紺のジャッケット、グレーのスラックスと少し大人っぽいコーデにしてみた。

まあ一応女子と遊びに行く、それもとびきり可愛く、美人なので尚更カッコいい服装を意識した。

ぶっちゃけ俺はあまりファッションについて詳しくない。

それでも頑張ってこのコーデにしたのでまあ自身を信じるしかない。


とりあえず、鏡の前で着崩れや髪を確認して、靴を履く。

そして静かに家を出た。

駅までは10分ほど歩くと待ち合わせの場所に到着するので、適当な柱に凭れる。

時刻は6時40分なので雫もすぐ来るだろう。

待つ間は、今日行く遊園地の地図や行くための経路をもう一度確認していた。

すると7時前に雫が姿を現した。


「おはよう奏汰君」

「うん・・・おはよう」


言葉を失いかけた。

今日の雫の服装は、水色の長袖シャツに紺のデニムパンツと、遊園地で動けるような格好をしている。

だけど、それだけでめっちゃくちゃ可愛い。

うん、とにかく可愛い。

幼馴染だからって贔屓するわけでもないけど、本当に可愛い。


「? 奏汰君どうした?」

「あっ、いや、雫の服装がとっても似合っていて良いなって思った」

「嬉しい。ありがとう。奏汰君もすごくカッコいいよ」

「うん、ありがとう」


ダメだ。

可愛すぎる。

うん、ダメ。

ヤバい語彙力が・・・


よし、一旦落ち着け冷静になれ。

今日は雫のリクエストで遊園地に行くんだ。

今日は雫と一緒に楽しまないと。

とりあえず冷静になるために定番の円周率を・・・3.14159265358979・・・

ダメだこれだけじゃ冷静になれん。

ついでに歴代総理大臣も言おう。

伊藤博文、黒田清隆、山縣有朋、松方正義・・・・

うん、やっと冷静になれた。

1分近くかかってしまった。


「どうしたの奏汰君。考え事? 大丈夫?」

「あっ、なんでもないよ。心配かけてごめんね」

「良いよ」

「じゃあ行こうか」

「うん、行こう」


そうやって改札に向けて歩き出した。

駅から電車に乗り、バスに乗り換えて合わせて数時間。

道中は2人で色々なことを話した。

そうしているうちに目的地の遊園地についた。


「奏汰君、遊園地だよ!久しぶりだね」

「うん、そうだね。凄い久しぶりだね」

「ねえ、早く行こう?」

「うん。行こうか」


そう言って2人で入口に向かって歩き出した。

今日は雫と一緒に遊園地を久しぶりに楽しみたいな。

そう思うついでに雫をしっかりとエスコートすることを心に決めた。

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